中国旅行の旅行費用を安くするための9つの方法

旅行費用のなかで交通費はまとまったお金が必要になる部分で、割合的に最も高い部分でが、購入方法やタイミングなどを変えることで中国行きが安くなるケースを個別に解説します。

日本発中国行き航空券と他の移動手段

国際線往復は日本での支払いとなりますが、距離が近い割には安くない傾向にあります。中国国内線の航空便や鉄道は、手配方法によっては出発前に手配することは可能ですし、鉄道の切符は現地でも購入可能です。

価格の高さのイメージ

国内線 >≒ 高速鉄道 > バス > 一般鉄道

運賃の高さでは、上記のとおり、国内線は割引運賃であれば高速鉄道(高鉄)と拮抗するレベルに下がります。高速鉄道はごく一部を除き割引はありません。

高鉄でない一般の鉄道ですが住民の大切な移動手段であるため、インフレが続く中でも、比較的安い運賃で移動できるのは今でも変わりません。

バスですが以前は安かったのですが、昨今は一般鉄道よりも高いケースが多く、鉄道がある場合は、鉄道を利用して移動費を安く抑えています。

では、往復の交通費を安くする方法を7つ紹介します。

1. 直行便を利用する

中国線は近いので欧米線よりは安く設定されていますが、原油相場と連動しますので、2023年1月~2月ですと15,100円で、往復で3万円超えです。

例えば、成田―北京の往復格安航空券が2万5千円であったとしても、プラス3万円、合計5万5千円必要となり、それでも結構な支出となりますが、いたし方ありません。

2. 船で移動する

日中航路を利用すれば、サーチャージは安く済みます。例えば、《新鑑真号》(大阪・神戸―上海)でしたら、片道2,000円です。

飛行機ほどサーチャージの動きが少なくて、日程確保が可能であれば現実的な選択のひとつです。

3. 区間利用とならない経由便を利用する

国際線扱いの経由便の利用もありです。北京経由西安行で同じ航空会社の便でそういう設定があります。

成田-北京-西安と、成田-北京、北京-西安では扱いが全く異なります。

前者は同じ便名であれば、運賃は最終到着地までとして計算されますし、燃油サーチャージも同様に通算となります。

後者は文字通り、区間毎に航空券を購入することを意味します。同じ航空会社でなくても構いません。

特典航空券で、国際線区間はANA、中国国内線は深圳航空といった場合は後者です。

実際の取り扱いを確認する必要がありますので、必ず、WEBサイトの計算結果をご確認ください。

直行便より経由便が安い! 格安航空券価格逆転現象

中国東方航空の格安航空券を過去に購入した時、料金をWEBで調べていたら、近くへの直行便より遠くへ向かう経由便の方が安いことが分かりました。

日本ー北京ー西安往復でした。日本ー北京往復よりも安い逆転現象でして、1日だけでなく、何日かそのようなケースがありました。

過去に調べた数値ですが、格安航空券の価格はTrip.com、スカイスキャナー、Expedia、航空会社公式ページで調べたもので、金額を参考にするために出したのではなく、行先によって価格の逆転現象が起こっているということを示したいから出しました。

行先経由地価格
北京直行34,600円
西安上海31,800円~34,300円
西安北京32,200円~35,090円
太原北京33,300円
太原煙台31,400円~32,600円
過去の日本発西安・太原行き格安航空券価格例(経由・直行)

どこかのゲートウェーを経由した他の都市行きは他にもありまして、蘭州は34,000円、武漢は32,000円、長春32,000円、一方で、洛陽ですと47,000円、運城は42,000円など、経由便が高くなる都市がありました。

旅行やビジネスによる渡航者数が違うため価格が逆転しているものを思われます。日本発で北京経由の他の地方都市への便も同様に安いケースをいくつも見かけました。

地方都市から中国への路線は北京や上海といった大都市が多数を占めますので、乗り継ぎ便の格安航空券が出回る可能性があるため、中国の旅行先を考える際に、経由便の利用を検討されるとよいでしょう。

東京発着だけでなく、関西、中部を始め、地方都市と中国を結ぶ直行便も復活しつつあるなかで、格安航空券市場がどうなのか、興味深いものです。

4. 片道航空券を購入する

最LCCの台頭で、片道単位での航空券購入の裾野が広がってきて、自分も、往路はマイレージの特典航空券(実際は、前回旅行の復路と今回旅行の往路という組み合わせ)、復路は中国の春秋航空がネットで販売した9元航空券で戻ってきたことがありました。

値段は同一航空会社の単純往復で安くなったのが、往路復路の航空会社を買えることで、値段は高くなるかもしれませんが、その分、出発日や時間、ルートの選択肢が格段に増える。というメリットがあります。前向きにとらえれば、旅行者にとって、大きな意味をもたらすものではないでしょうか。

5. 大都市からの地上移動手段を確保する

地方都市で直行便がない、又は、運賃が高い場合は、高速鉄道など、地上交通手段の利用を検討してください。中国では高速鉄道網の発達ぶりが目覚ましく、遠距離の都市間移動で高速鉄道を利用することも選択肢の一つとなっています。

運賃本体の値上げがなければ、別料金で燃油サーチャージを徴収されないというメリットがありますので、所要時間も空港へのアクセスや待ち時間を考えれば、案外便利な場合があります。運賃が高いのが玉に瑕ですが、個別の列車で割引しているケースがあります。

夜行列車の利用も日程の効率化の観点からも使える手段です。北京や上海、広州といった大都市であれば、始発の夜行列車は多数運行されており、主要都市や沿線の地方へのアクセスは確保されます。

6. 燃油サーチャージ値上前に航空券を購入

購入時点を調整するやり方ができれば、数千円の旅費削減となります。1ヶ月又は2ヶ月毎に燃油サーチャージの価格が変動しています。航空会社は必ず事前にサーチャージの金額が発表しますので、時期によってはこの手を使うことは難しい話しではありません。

先の値下げが分かっていて、座席確保が難しくない場合は、逆に、値下げになってから購入するのもひとつの手です。

7. 第3国を経由する

韓国やタイ、マレーシアなど第3国を経由する方法はいかがでしょうか。これらの国へ往復する航空券が安い場合、運賃の逆転現象が起こる場合があります。マレーシアであればエアアジア系航空会社が中国便があったりするととんでもない価格で売られているケースがあり得るということです。

8. 滞在日数をできる限り増やす

滞在日数が2泊であっても10泊であっても、航空券の手配が増えなければ、サーチャージは同額です。1日当たりの旅費を軽減させることも一つのやり方です。

滞在日数をなるべく長くして、1日当たりの費用を減らし、コスパをアップ、コストを削減する工夫をすることが肝要です。

9. 燃油サーチャージが不要な航空会社を利用

ごく少数ですが、サーチャージを徴収しない航空会社が存在します。行程を組むにも制約が生じるかもしれませんが、もし利用できるのであれば、大幅な旅行費用軽減となります。

まとめ

中国へ行くための移動費用を安くする次の9つの方法を解説しました。

  1. 直行便を利用する
  2. 区間利用とならない経由便を利用する
  3. 船で移動する
  4. 片道航空券を購入する
  5. 大都市からの地上移動手段を確保する
  6. 燃油サーチャージ値上前に航空券を購入
  7. 第3国を経由する
  8. 滞在日数をできる限り増やす
  9. 燃油サーチャージが不要な航空会社を利用

情況により全てが実践できないこともあり得ますが、これらの中でひとつでも多く実践すれば中国旅行のコスパがよくなります。

筆者情報

安田 こうじ
安田 こうじブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から35年、73回、320ヶ所を個人旅行で歩いてきた中国旅行専門家。ツアーでは入れない路地裏や地方の町まで足を運び、リアルな中国渡航情報を発信しています。旅する中国語講師としても活動中。詳細は筆者紹介をご参照ください。問合せはこちらまで。

中国旅行に関する質問や投稿、感想はこちらへどうぞ!