チベット旅行、ツアー代金の支払いがアリペイで出来たが受取人”TibetTourism”だけで不安だった話
旅行会社へアリペイでチベット現地ツアー参加費用を送金した後の画面に「TibetTourism」とだけ表示されていて一瞬、手が止まった。会社名ではない、どういうことでしょうか?
これが相手方の正式名称なのか、それとも支払に何か問題があるのか。35年70回超の中国渡航経験を持つ私でもこの状況には戸惑いを感じました。
結論から言えば、支払いは問題なく完了し、後の明細には旅行会社名がきちんと記載されていました。ですが、この一連の体験には「チベットツアー代金を支払う」すべての人が知っておくべき教訓があることを発見。
この記事では、ラサ観光のチベットツアーの前払金をアリペイで支払った実体験をもとに、① 受取人名の確認方法、② テスト送金という安全策、③ 手数料6%超を避けるための分割払いの工夫、の3点をお伝えします。
受取人が会社名じゃなかった ─ アリペイ支払いで感じた不安
2026年5月5日、チベットツアー参加に必要な現地旅行会社へのデポジット(前払金)をアリペイで支払いました。メールで送られてきたQRコードをスマートフォンでスキャンし、決済画面に進むと、受取人の欄には英語で「TibetTourism」とだけ表示されていたのです。
会社の正式名称ではない。個人名でもない。何か中間的な、少し曖昧な表記でした。4,000元近い金額を預ける相手として、これで本当に大丈夫なのか?率直に言えば、確かに大きな不安がありました。
アリペイで決済、でも受取人名は "TibetTourism" だけ
現地ツアー会社とのやり取りは、メールで丁寧に進めてきました。見積金額の確認、到着日などツアー日程の調整、パーミッション(チベット入域許可証)の手続きまで確認済みです。
やり取りを10回以上している中で相手の担当者を信頼している。しかし、QRコードの決済画面の受取人名という「証拠」が会社名と一致しないと、どうしても気になりました。
日本にいれば、何かあったときにクレジットカード会社への連絡や対応ができます。出発前だからできない訳ではないのですが、連絡するにも事実が必要です。だからこそ、今のうちに確認しておきたかったのです。
明細を見たら旅行会社名が載っていた ─ 安心の確認方法
支払いを実行した後、アリペイの明細画面を改めて確認しました。すると、受取人の表示とは別に、旅行会社の正式名称がきちんと記載されいることが分かりました。
アリペイの支払完了画面。受取人欄には「TibetTourism」と表示され、手数料は200元を下回る設定で減免済み(¥0.00)となっている。支払後の明細で旅行会社名の記載を確認した。
Photo by 旅人@中国旅行一筋30年|2026 / タップで拡大
これにより、「TibetTourism」はその旅行会社が設定したアカウント名であり、送金先は間違いなく相手方の旅行会社であることが確認できたのでほっと一安心でした。
まず少額でテスト送金するのが正解だった
今回、先方からこんな提案があったことを思い出しました。「まず少額だけ先に支払ってみてはどうか。」遅ればせながら、実はこれが最善の安全策だったと前金を支払った後から気づきました。
1元でも5元でもいい、試してから本払い
テスト送金のやり方はシンプルです。本番の大きな金額を支払う前の動きとなりますが、1元や5元といったごく少額を送金する → 相手に「届いたか」を確認してもらう → 明細で受取人情報を確認する。といった手順を踏めば、受取人の表記と旅行会社名の一致を事前に確認できます。
少額をテスト送金する
まず1元や5元など、ごく少額を送金してみる。金額は最小限でもOK。50元、100元といった金額でも構いません。
明細で受取人情報を確認する
自分のアリペイ明細を開き、受取人に旅行会社の正式名称が記載されているかを確認する。
相手に確認し、問題なければ本払いへ
相手に「支払をしたが届いたか」どうかを確認し、双方で問題なければ残額を支払う。
@中国旅行ドットコム|2026
この3ステップを踏めば、大金を送る前に相手の実体が確認可能です。今回は結果的に問題ありませんでしたが、次回からはこの手順を先に実行します。
信頼できる旅行会社かどうかを見抜く方法
受取人名の問題は確認できました。では、「そもそも旅行会社が信頼できるかどうかをどう判断するか。」この点がチベット旅行における最も重要なポイントです。
Wechatよりメールでのやり取りを重視する理由
今回、先方とのやり取りはメールを基本にしました。Wechatでのチャットは便利ですが、正直、何千元もするツアーを申し込む際の「証拠の積み重ね」には向いていません。
なぜかと言いますと、チャットだと、スマホを使うので自然と返信が短くなり、内容が曖昧になりやすい。メールなら、日程・料金・含まれるサービス・支払い条件など、重要な内容をきちんと形で残すことができる。
Wechatは、現地に到着したときの待ち合わせ連絡や緊急時の連絡手段として活用するのがよい。信頼関係の構築と重要な確認はメールでしっかりやり取りする。中国旅行のプロとして、この使い分けが大切だと痛感しました。
チベットはパーミッションが必要だからこそ相手の実体が大事
チベットは、外国人が入域するために「チベット旅行許可証(パーミッション)」が必要です。この許可証を手配できるのは、現地の正規ライセンスを持った旅行会社だけに限られます。個人で申請することも、日本の旅行会社が直接発行することもできません。
逆に、現地政府機関の許認可を得ている旅行会社であるということが分かるのでそれ自体は安心感はあります。ただ、ツアーを受ける旅行会社は必ずしもパーミッションを得る旅行会社ではなく、受託会社の可能性があります。
だからこそ、お金を渡す相手が旅行会社の人間かどうかは、単なる感情的な不安ではなく、ツアーが実現するかどうかに直結する実務上の問題なのです。旅のプロとして35年・70回以上渡航してきた私でさえ、今回の支払いには慎重にならざるを得ませんでした。
アリペイやWechatPay 手数料6%以上を避ける分割払いの工夫
もう一つ、今回の支払いで意識的に取り組んだことがあります。アリペイやWechatPayで200元以上を一度に支払うと、決済手数料として3%が引かれる。さらに、私が紐付した日本のクレジットカード会社から別途3.63%の手数料が取られる。合計すると6%超です。支払額が大きいと手数料だけで結構な金額となります。
199元×複数回で3%の手数料をカット
具体的な数字で見てみましょう。
3%
アリペイ手数料
200元以上の支払いに発生
3.62%
クレカ会社手数料
カード会社によって異なる
6%超
合計手数料
200元以上1回払いの場合
@中国旅行ドットコム|2026
そこで先方に、「199元以下に収まるよう分割して支払いたい」と打診しました。「大丈夫です。」という快諾をもらえたので、今回のデポジットもその方法で支払いました。
実際に支払った金額は1回199元で、支払画面でも「支払手数料:控除済み(¥0.00)」と表示。
4,000元近くのツアー代金であれば、単純計算で250元、5,000円の手数料となります。これを分割払いで回避できれば、かなりの節約になります。先方が融通を利かせてくれるかどうかは確認が必要ですが、聞く価値は十分にあります。
残金は日本から先払いにした理由
先方からは「残金は現地払いで支払方法は現金のみ。」とメールで連絡がありました。しかし、旅行中に何日も現金を大量に持ち歩くのは避けたい。万が一のトラブルがあったとき、日本にいればクレジットカード会社への連絡やセキュリティの対応が取れますが、現金だとそれができないからです。
ですので、手数料が余分にかかるとしても、残金は日本から先払いで送ってしまう予定でした。安全性と安心感を優先した判断です。ツアー代金という大きな固定費は事前に完結させておくのが旅のプロとしての結論です。
まとめ
チベットツアー料金のアリペイでの前払いは、最終的に無事に完了しました。受取人の不安も、明細確認で解消できました。この体験から得た教訓を整理しました。
📌 この記事のまとめ
- アリペイの受取人名が会社名と違っても、支払後の明細で旅行会社名が確認できれば問題ない
- 大金を送る前に1〜5元のテスト送金で相手の実体を先に確認するのが安全
- 信頼できる旅行会社かどうかは、Wechatよりメールでのやり取りで見極める
- アリペイ手数料3%+クレカ会社3.63%=合計6%超は、199元以下の分割払いで回避できる
- 残金は現地で現金払いより日本からの先払いが安全性の面で優れている
@中国旅行ドットコム|2026
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@中国旅行ドットコム|2026
よくある質問
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アリペイやWechatPayで旅行代金を支払う際、受取人が英語のアカウント名だけの場合は本当に大丈夫ですか?
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支払完了後にアリペイ(WechatPay)の明細を確認してください。そこに旅行会社の正式名称が記載されていれば問題ありません。不安な場合は、先に1〜5元のテスト送金で確認する方法が安全です。あとは、やりとりの相手方個人が信頼できるかどうかがポイントです。
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中国の現地ツアー代金はアリペイだけでなく、WechatPayでの支払いにも対応していますか?
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多くの旅行会社で対応しています。
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アリペイやWechatPayで200元以上支払うと手数料が取られるというのは本当ですか?
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本当です。アリペイ又はWechatPayで200元以上を日本のクレジットカードで支払う場合、アリペイ運営会社(WechatPay運営会社)から3%、クレジットカード会社側で3.62%(料率は会社により異なる)の手数料が発生し、合計6%超になります。先方の同意が必要ですが、1回当たりの支払いを199元以下に分割して複数回に分けて支払う方法で回避できます。
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チベットのツアー会社とのやり取りはWechatとメールどちらがおすすめですか?
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料金・日程・サービス内容などの重要な取り決めはメールで行うことをお勧めします。Wechatはチャット形式のため返信が短く、内容が曖昧になりやすい面があります。現地到着後の待ち合わせの連絡など、緊急時の連絡手段として活用するのに適しています。
@中国旅行ドットコム|2026
筆者情報

- ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
- 1991年から30年以上・72回・約300ヶ所を個人旅行で歩いてきたベテラン旅行ブロガー。ツアーでは入れない路地裏や地方の町まで足を運び、リアルな中国渡航情報を発信しています。中国語講師としても活動中。詳細は筆者紹介をご参照ください。問合せはこちらまで。