アリペイ&WechatPay 決済エラーの原因はクレカ会社? - 帰国後1ヶ月以内に確認すべき理由
中国でスマホをかざした瞬間、決済エラー。焦って何度試しても画面は変わらない――。
そんな経験をされた方へ、この記事ではアリペイやWechatPayで「なぜエラーが起きたのか」を帰国後に正確に把握する方法をお伝えします。
私自身が過去に経験した失敗と、その後の原因究明のプロセスを具体的に共有できればと思います。
スマホ決済エラーはなぜ起きるのか――2つの原因
中国でアリペイやWechatPayの決済エラーが起きる原因は、大きく2つあります。この切り分けを理解しておくことが、帰国後の原因究明においても重要な前提になります。
① スマホ決済アプリ側の問題
アプリのバージョン・実名認証の状態・残高不足・ネットワーク接続など、アプリ自体に起因するエラーです。原因が多様で、対処法もケースバイケースになります。
② クレジットカード会社のセキュリティ
アリペイやWechatPayにクレジットカードを紐づけている場合、カード会社のセキュリティシステムが「海外での不正利用の疑い」と自動判断し、決済をブロックすることがあります。この場合、アプリをいくら操作しても解消しません。カード会社への問い合わせが必要です。
◆ エラーの原因、どちらの問題?―― 切り分けのチェックポイント
現地でエラーが出たとき、「アプリの問題」なのか「カード会社の問題」なのかはすぐには分かりません。帰国後に原因を調べる前に、まず以下の表で状況を整理してみてください。複数の項目が②に当てはまる場合、クレジットカード会社への問い合わせが有効です。
| 確認ポイント | ①アプリ側の問題 | ②カード会社の問題 |
|---|---|---|
| エラーが出るタイミング | 常時 or 一部店舗のみ | 複数回試行後に突然 |
| 別のカードで試した場合 | 同じくエラーになる | 別カードでは成功することも |
| 帰国後のカード明細 | 変化なし | セキュリティエラーの記録あり |
| 帰国後の対処法 | アプリ再インストール・認証確認 | カード会社へ電話して記録を確認 |
私が経験した"アリペイエラー"一部始終
コロナ明け、2023年9月の話ですが、中国の滞在先でアリペイによる決済エラーが何度も起きました。支払いのたびに画面を確認し、アプリを再起動し、別の操作も試みましたが、原因がつかめないまま。時間切れで帰国することになりました。
帰国後も「あのエラーは何だったのか」という疑問が残り続けました。読者の皆さんからも同様のお便りが届き始め、これは単なる自分の失敗ではなく、広く起きている問題だと実感しました。
転機が訪れたのは次の渡航時のことです。読者のお便りを読み返すうちに、「クレジットカード会社のセキュリティ」がキーポイントではないかという仮説が生まれました。渡航から3ヶ月近く経過していましたが、思い切ってカード会社へ電話しました。
クレカ会社への問い合わせでわかった4つの教訓
以下は、実際のクレジットカード会社とのやりとりです。この会話から得た4つの教訓は、次の渡航に向けた対策を考えるうえで大きく役立ちました。
◆ カード会社への問い合わせ ―― 実際のやりとり全文(2023年12月)
実際にカード会社へ電話した際のやりとりを再現します。何を聞けばよいか、どんな回答が返ってくるか、事前にイメージしておくと問い合わせがスムーズです。
◆ この会話から得た4つの教訓 ―― 次の渡航で役立てるために
電話のやりとりから浮かび上がったのは、「タイミング」がすべてだということです。原因を知るためには、帰国後できるだけ早く動く必要があります。以下の4点を、ぜひ覚えておいてください。
帰国後にすべき原因調査の手順
現地でエラーが起きたことに気づいたら、帰国後すぐに以下の手順で原因を調査してください。時間が経つほどログが消え、原因が追えなくなります。
帰国後の動き方 ―― ステップ毎のアクション
「何をどの順番で確認すればいいか」を次の4ステップに整理しました。特にステップ4のタイムリミットを意識して動くことが重要です。
紐づけているクレジットカード会社に電話。「○月○日ごろ、中国で有衛(WechatPay)を使った際に決済エラーが出た。記録が残っているか確認してほしい」と伝える。
「セキュリティエラー」と確認できれば原因判明。日時・金額・エラー内容をメモしておく。次の渡航前の対策(別記事参照)に活かせる。
①アプリ側の問題の可能性が高い。別途アプリの設定・認証状況を確認する。または問い合わせのタイミングが遅く、ログが削除済みである可能性もある。
ログは最長でも1ヶ月程度で削除されるケースが多い。私は3ヶ月後に問い合わせたため、ほとんどの記録がすでに消えていた。
まとめて確認 ―― タイミング別アクション表
タイムラインの内容をひと目で確認できる表にまとめました。原因が特定できたら、次の渡航前の事前対策(別記事)に進んでください。
| タイミング | やること | 期限 |
|---|---|---|
| 帰国直後〜1週間以内 | カード会社へ電話・ログ確認依頼 | 早いほどよい |
| 〜1ヶ月以内 | ログが残っているうちに原因を確定させる | 必須期限 |
| 1ヶ月超過 | ログ削除の可能性大。問い合わせても記録なしになるケースが多い | 原因不明になるリスク |
| 原因確定後 | 次回渡航に向けた事前対策を実施(下記リンク参照) | 次の渡航前まで |
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帰国後に原因がクレジットカード会社のセキュリティと判明したら、次の渡航では同じエラーを繰り返さないようにしたいものです。渡航前にカード会社へ電話してセキュリティを調整する具体的な手順は、次の記事で詳しく解説しています。
渡航前の事前対策については別記事で詳しく解説しています:
アリペイ&WechatPay「セキュリティ解除」の全手順と注意点 — 渡航前にクレジットカード会社へ電話する手順と、セキュリティ感度の調整依頼方法を解説
また、関連動画として、「WechatPay & Alipay 決済トラブル原因切り分け法」 がありますので、チャンネルトップ又は再生リストからアクセスしてください。
よくある質問(FAQ)
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アリペイやWechatPayで決済エラーが出た場合、帰国後、何日以内にカード会社へ連絡すればいいですか?
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ログの保存期限はカード会社によって異なりますが、1ヶ月以内が目安です。帰国後できるだけ早く問い合わせることをおすすめします。私は3ヶ月後に連絡したため、ほとんどの記録がすでに消えていました。
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クレジットカード会社へ決済エラーの件を電話で何と伝えればいいですか?
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「○月○日、中国でアリペイ(WechatPay)を利用した際に決済エラーが発生しました。セキュリティエラーの記録が残っているか確認していただけますか?」と伝えるだけでOKです。
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決済エラーの記録が残っていなかったとクレジットカード会社が回答した場合はどうすればいいですか?
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問い合わせのタイミングが遅く、記録(ログ)がすでに削除されている可能性があります。また、カード会社側の問題ではなく、アプリ側の問題である可能性も考えられます。アプリの設定・認証状況も合わせて確認してください。
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アリペイとWechatPayの両方でエラーが出た場合は、両方のカード会社に連絡が必要ですか?
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決済時に紐づけているクレジットカードがどこかを必ず確認した上で、複数ある場合はそれぞれのカード会社へ連絡することをおすすめします。
筆者情報

- ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
- 1991年から30年以上・72回・約300ヶ所を個人旅行で歩いてきたベテラン旅行ブロガー。ツアーでは入れない路地裏や地方の町まで足を運び、リアルな中国渡航情報を発信しています。中国語講師としても活動中。詳細は筆者紹介をご参照ください。問合せはこちらまで。
早速カード会社に連絡して解除をしてもらいました。海外旅行に行くときは思いもよらぬトラブルが待ち受けていることが多いので、経験あってこそでしかわからない、このような情報を事前にいただけることを大変ありがたく思います。
こちらこそ。発信した情報が役立ったとコメントをいただくけて嬉しいです。