WechatPay・AliPay 中国決済トラブル事前防止法

中国滞在中にキャッシュレス決済をした時にエラーが起きることがありますが、それを防ぐためのやり方について解説します。

今回のポイントは2点あります。ひとつめは、「決済トラブルの原因を知ること」、ふたつめは、「その原因に対する対処法を身に着けること」です。

では、滞在先の中国で多発する、クレジットカードと紐づけを行ったWechatPayやAlipayで決済をする際に、突然生じるエラーを事前に防止するための方法を解説します。

中国では決済エラーは結構起きる

皆さんは日本でクレジットカード決済ができなくなった経験はありますか?
ある方は多くないのではないでしょうか。ところが、WechatPayやAlipayでクレジットカードを紐づけしている場合、中国の店舗などで決済しようとすると、成功しない例が結構な頻度で起きています。実際に、私も、2023年9月にコロナ後初の中国渡航で経験しました。

ここでなぜ取り上げたかといいますと、ブログ読者の方からスマホ決済トラブルに関する質問が多く寄せられてきていて、関心が高い話題の一つだからです。

セキュリティコントロールとは?

クレジットカード会社がセキュリティー感度のコントロールを行っていることが決済エラーに繋がっていることが分かりました。いったい、どういうことなのでしょうか?

クレジットカードの決済時のセキュリティーコントロールはクレジットカード発行会社のシステムで自動化されています。目的は不正利用を防ぐためです。このことを予め知っておくことで、原因の切り分けをしやすくなります。

では、モニタリングの中で、不正な動きであると検知した後、ユーザーに対してどう対処されるかについてですが、2種類あります。該当する決済に対してのみ制限をかけるパターンと、クレジットカードそのものに制限をかけるパターンです。

時々の不正利用犯罪の傾向や利用時間帯など、ユーザーの過去のクレジットカード利用履歴といったことを踏まえて精査され、不正利用の懸念があるため、異常として検知されるといった流れです。

制限をかけるというのは、カード会社がクレジットカードを利用できなくすることとお考え下さい。

決済トラブルの切り分け方

スマホ決済ができない原因を切り分けるために作成した関連動画として、「WechatPay & Alipay 決済トラブル原因切り分け法」 がありますので、チャンネルトップ又は再生リストからアクセスしてください。

中国でキャッシュレス決済できなかった例

具体例を挙げます。
私は2023年9月に中国へ行ったときに、AliPayでエラーが起こって、決済ができなかったことが何度かありました。その原因を探るために、12月8日に自分が持っているクレジットカード発行会社へ電話で問い合わせをしました。

クレジットカード発行会社への問合せやりとり

確認しましたところ、2023年9月17日にAlipayで173.49元の決済ができなかった履歴が残っていました。それ以外に9月のエラー履歴についてありませんでした。

決済エラーが出たという履歴、ログはいつまで保存されるのでしょうか?

履歴の保持期限ですが、セキュリティエラーの種類によって異なりますが、決済できなかったログは1か月以内であれば基本的に残っています。
現在、既にさんかげつ近く経過しているので、9月17日以外のエラー記録は残っていませんでした。

このエラーは不正検知のために直前に決済を止められたのでしょうか?

はい。9月17日の履歴は、不正利用の恐れがあると感知してセキュリティエラーとなりました。

セキュリティーの感度を調整することはできますか?そのためにはどのような手続きが必要でしょうか?

感度調整は可能です。事前にご連絡をお願いします。

以上が、クレジット会社とのやりとりでした。

帰国後速やかに問合せを!

この事例は確認の仕方が余りよくなかったのですが、何がよくなかったのか分かりますでしょうか?

確認したのが2ヶ月半後ということです。クレジット会社のログ保持期限が過ぎていて、他にあった決済エラーがクレジットカードとの紐づけなのかどうか確認する術を失ったからです。

もし、このような事例が生じた場合は、原因を切り分けて今後そのようなことを防ぐために、帰国後、速やかにクレジットカード会社へお問い合わせください。

現地での決済トラブル防止法

では、クレジットカードの紐づけにより決済ができなくなることを防止するための方法について解説します。

まず、渡航期間が確定した後に、クレジットカード発行会社の窓口へ電話します。

「何月何日から何日まで何日間、中国へ渡航して、現地でWechatPayやAliPayを使うので、決済できないエラーが出ないようにしてほしい。」とお話しいただき、セキュリティの感度調整を依頼してください。

たったこれだけです。事前に一度電話するだけで、クレジットカードの紐づけによる決済エラーを防ぐことができます。

出発前に対応を希望する場合、例えば、三井住友クレジットカードの場合、渡航日1ヶ月前より近い日であれば受け付け可能です。逆に、余り早すぎると対応できませんので、日程が確定して、近くなりましたらご連絡ください。

まとめ

まず、中国ではスマホ決済ができないトラブルの主な原因はふたつあり、ひとつは、スマホ決済アプリに関するもの、もうひとつは、紐づけしたクレジットカードによるものです。

次に、後者の紐づけしたクレジットカードによる原因の場合の対処方法ですが、中国渡航前にクレジットカード会社にセキュリティーコントロールを電話でお願いすることで、クレジットカードに起因するエラーが起きにくくなることです。

ブログ記事300件目達成!

余談ですが、本ブログ記事の執筆が2023年12月26日なのですが、ちょうど300件目となりました。2022年8月にサイトを開設以来、足かけ1年4ヶ月かけてここまで継続できたのは、 たくさんの方々にご覧いただいたり、質問やお便りをいただいたお陰です。この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。

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