中国ビザ申請、全てのビザセンター&総領事館で事前予約不要に!

中国ビザ申請の事前予約制が2023年12月18日より全面廃止!11月に先行実施した東京・名古屋・新潟・長崎に加え、大阪・札幌・福岡でも、営業時間内であればいつでも予約なしで申請が可能になりました。手続の簡略化、申請時間の短縮で利便性が向上し、よりスムーズにビザ申請ができるようになりました。

Youtube動画解説「中国ビザ申請簡略化 オンライン予約不要に!」

中国ビザの申請事前予約制が全面廃止!

最初に、2023年11月20日から東京中国ビザ申請センター及び名古屋中国ビザ申請センターでは窓口での申請書提出の事前予約廃止となりました。同様に、新潟総領事館や長崎総領事館も同様に予約不要となりました。

最後に、中国ビザ申請で予約制が残っていた大阪中国ビザ申請センター、札幌、福岡各総領事館ですが、1ヶ月後の2023年12月18日から予約不要となりました。

これにより、申請に関する取り扱いが全国統一的になったということは、大変よい話ですので、地域差がなくなり、シンプルになりました。

それまでに来館予約していたものは無効となり、指定された営業時間内であれば、いつでも申請が可能となりました。

「事前予約制廃止」により、今後、業務(Mビザ)、観光(Lビザ)、訪問ビザ(Fビザ)など、各種ビザ申請にあたって、オンライン申請後の事前予約をしなくてもよくなりました。

予約廃止直後の申請

これにより、予約制廃止日(11月20日又は12月18日)以降に予約された方は同日以降に一律申請できるようになりましたので、11月21日(12月18日)以降に予約済の方は、早い日に申請することが可能となりました。

東京中国ビザ申請センターお知らせ(2023年11月16日)
東京中国ビザ申請センターからのお知らせ(2023年11月16日)

事前予約不要に関する背景解説

予約不要となった理由とはいったい何でしょうか?

申請待ちの情況が全体的に緩和されてきていることに伴うものだと推察されます。心配なのは、冬は渡航人数的にはローシーズンですが、春から秋にかけてのハイシーズンはどうなるのか?3時間待ちといった、長時間待たされることが復活する可能性もあり、どう運用されるのか興味深いものです。

発端は、11月16日に東京と名古屋の中国ビザ申請センターが発表したものですが、数か月前までは最短で予約するのに1ヶ月程度要していましたが、10月には翌日予約が可能となるなど、毎週週末に状況を定点モニタリングしておりましたが、オンライン予約情況が緩和されてきた中での大きな変化でした。

海外の動きですが、韓国の聯合ニュースの報道によれば、日本に先立ち、1ヶ月前の2023年10月23日からソウル中国ビザ申請センターで事前予約廃止となりました。

ビザ申請者数の推移が落ち着いてきたり、スタッフ増員、プロセス改善など何らかの変化があったものと推察されます。仕事や観光、訪問などの目的で中国で滞在するためのハードルが更に一段下がりました。

事前予約制廃止によりもたらされる影響

予約制だった頃は、1週間や1ヶ月後の決められた時刻に行かなければならなかったことが予約不要となったことがもたらされる効果やメリット、逆にデメリットがあります。

急な渡航でも対応可能

オンライン申請や証明写真、必要書類の準備さえできれば、最短でその翌営業日に書類を窓口へ持参して申請することが可能となります。

ついこの間までは事前予約して1ヶ月後くらいでなければ窓口での対面申請ができませんでしたが、これからは事前予約不要で、最短でオンライン申請完了後、極端な話、当日でも申請ができるようになり、渡航までにどうしても必要な期間が最短10日間程度に短縮されました。

柔軟に申請スケジュールを決めることができる

時刻指定でなくなることで、窓口での対面申請に行くための時刻を事前に確保することが必要なくなったことで、予定を立てやすくなりました。

仕事をしていて休暇を取りやすい曜日や時間帯などある場合は、大きなメリットとなるのではないでしょうか。

万が一、混んでいて次のスケジュールに影響する場合でも、同じ日の違う時間帯にずらしたり、別の日にしたりすることが可能となります。

混み具合が予想できない

特定の日や時間帯に申請者が集中することが予想されます。当然ながら待ち時間も時間帯によって異なってきます。

オープンに合わせて来られる方もいらっしゃって逆に開く前に行列ができて、長い時間待つ必要が生じる可能性があります。

申請当日、何時間待たなければならないのか、予想が難しい状況が続きます。窓口へ申請に行かれる際には、余裕を持ったスケジューリングが必要です。

ブログ読者から寄せられた混み状況

ブログ読者から貴重な情報が寄せられました。事前予約制廃止直前の状況ですが、混み具合は緩和されています。

ブログ読者からの情報

混み具合ですが、待ち時間がほとんどなく、申請することができました。(2023年11月13日・東京中国ビザ申請センター)

予約制廃止後の申請手順

予約不要となった後の具体的な申請手順は次のとおりとなります。WEBでの事前予約がなくなったこと以外は特に変わりありません。

現在の中国ビザ申請手順

  1. オンライン申請をする。
  2. 完成後の入力内容を申請書全ページ印刷して署名をする。
  3. 申請書とビザの種類に応じた必要書類を用意して窓口へ持参。

緊急申請を要する方への対応

東京や名古屋のビザ申請センターでは、次に該当される方については、優先的に対応しております。センター到着後、スタッフに個別にその旨を申し出をしてください。

中国ビザ申請センターが優先対応するケース

  1. 身体が不自由な方
  2. 妊娠中の方
  3. 70歳以上の高齢者
  4. 中国に住んでいる家族が死亡したり、危篤状態になっている場合

4. の場合は、「死亡証明書」、「病院の診断書」、「親族関係を証明する証明書」といった書類が必要です。

中国ビザ申請事前予約制廃止まとめ

  • 東京及び名古屋中国ビザ申請センター、新潟総領事館、長崎総領事館では2023年11月20日から、大阪中国ビザ申請センター、福岡総領事館、札幌総領事館は12月18日からビザ申請の事前予約は不要となりました。
  • 事前予約制は廃止となった後ですが、時期や時間によって、混みあうことが予想されますので、窓口での対面申請当日の前後の予定については気を付けてください。

投稿募集中!

東京・大阪・名古屋の各中国ビザ申請センターや各総領事館での申請時の現場の情況やオンライン申請であった困難やトラブル、逆に対応が早かったなど、皆さんからの生の声を募集しています。

例えば、皆さんが体験したこと、下のリスト記載したような、トラブルが起こって解決した経験談、知っておくと役に立つ情報など、投稿を募集しています。次のフォームに記入いただき送信いただければ、追って本サイトで掲載いたします。

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  • 支払できなかった事例と支払できるまでの解決、対処過程
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❝申請予約制廃止❞ 前後の情況解説

以下の情報は、廃止直後及び2023年11月16日の1週間近く前に収集したものです。情況変化を確認することができるように記録(ログ)として残しておきます。

対象外のビザ申請センターと総領事館

2023年11月20時点で大阪中国ビザ申請センターはこのようなお知らせが出ておらず、12月9日午前10時時点においても事前予約制が続いています。福岡総領事館、札幌総領事館のホームページを同時刻に確認しましたが、大阪と同様に廃止のお知らせは見当たりませんでした。

大阪ビザ申請センターで最短予約可能な日時
(他ビザ申請センター事前予約廃止後)

12月09日(土)10:00時点 12/11(月)10:00以降【翌営業日】
11月26日(日)05:00時点 11/27(月)11:30以降【翌営業日】

下の画面にありますように、大阪中国ビザ申請センターは事前予約制が継続しておりますが、東京と名古屋のセンターは予約できないように画面が変わりました。

東京・名古屋中国ビザ申請センターが事前予約制を廃止
事前予約制廃止発表直後11/17 東京・大阪・名古屋各中国ビザ申請センターでのWEB予約ページ画面の変化

ちなみに、大阪中国ビザ申請センターのWEBページを確認しましたが、11月17日午前7時時点では特に変化はなく、事前予約制が継続していますが、最短の予約可能日時は11月21日になっていて、翌々営業日には予約できるようになりました。

東京や名古屋のビザ申請センターの事前予約制廃止1週間前に近い状態となりましたので、大阪のセンターも何れ廃止になると推察します。

予約不要になる直前の情況

2023年11月11日現在、東京・大阪・名古屋の各中国ビザ申請センターでの対面申請予約可能日時の状況が以前よりも大きく改善されております。

大阪のビザ申請センターですが、枠は1つしかありませんが、翌営業日11月13日の予約が可能となっていました。14日は空き無しで、15日も1枠空いていました。前週に調査した時は7日後でしたので、かなり改善されました。

東京と名古屋は最短で翌営業日に予約が可能でして、枠も多数あり、対面での申請ができる状態が維持されています。

この1ヶ月で最短予約日時が改善されていることやそれが維持されていることが目に見えて分かりますが、状況は日々変わりますので注意が必要です。

各ビザ申請センターの予約可能情報

時系列で予約可能日時の情報を更新していきます。推移を見ることで傾向が分かりますが、対面申請までの待ち日数は減少傾向にあります。今後も随時の定点観測を続けます。

東京ビザ申請センターで最短予約可能な日時

11月11日(土)05:00時点 11/13(月)09:45以降【翌営業日】
11月03日(祝)08:00時点 11/06(月)11:15以降【翌営業日】
10月29日(日)01:00時点 10/30(月)11:15以降【翌営業日】
10月22日(日)16:00時点 10/23(月)09:30以降【翌営業日】
08月06日(日)12:00時点 09/04(月)以降  【20日後】
07月27日(木)時点    08/25(金)以降  【29日後】

大阪ビザ申請センターで最短予約可能な日時

11月26日(日)05:00時点 11/27(月)11:30以降【翌営業日】
11月11日(土)05:00時点 11/13(月)09:00以降【翌営業日】
11月03日(祝)08:00時点 11/14(水)11:00以降【7日後】
10月29日(日)01:00時点 11/15(水)10:30以降【12日後】
10月22日(日)16:00時点 11/13(月)10:00以降【16日後】
08月06日(日)12:00時点 09/27(水)以降   【36日後】
07月27日(木)時点    09/19(火)以降  【53日後】

名古屋ビザ申請センターで最短予約可能な日時

11月11日(土)05:00時点 11/13(月)11:30以降【翌営業日】
11月03日(祝)08:00時点 11/06(月)11:15以降【翌営業日】
10月29日(日)01:00時点 10/30(月)11:15以降【翌営業日】
10月22日(日)16:00時点 10/24(火)10:30以降【翌々営業日】
08月06日(日)12:00時点 09/11(月)以降   【25日後】
07月27日(木)時点    09/01(金)以降  【35日後】

東京・名古屋・大阪ビザ予約センター 23/10/22現在予約状況

短い期間で予約可能状況の変化が!

2023年10月、ほんの1ヶ月前の話です。名古屋ビザ申請センターですが、10/10(火)に予約空き状況を確認したところ、10/11(水)~20(金)の8日間は灰色になっていますが、予約が埋まっているという意味でして、最短10日先、8営業日後でなければ予約できない状況でした。

名古屋ビザ申請センター10/10現在予約状況

2週間弱過ぎただけですが、こんなに変化していたのには驚きでした。この流れが今後も続くといいのですが。

最後に

対面予約の状況は日々刻々と変化しています。今日大丈夫でも2週間後、1ヶ月後がどうなっているかは分かりません。その時の状況によるので、余裕をもって窓口へ行くスケジュールングしたり、対面申請のオンライン予約をすることをお勧めします。

また、予約不要となったセンターでも混み具合の変化がありますので、所要時間や前後の予定の調整にはお気を付けてください。

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。

新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、ほぼ毎日質問がきて、いただいた情報をブログや動画に反映している。メーリングリスト立ち上げなど、新しい取り組みも行っている。

詳細は作者紹介をご参照ください。問合せはこちらまで。

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