【徹底解説】中国ビザオンライン申請書の作成方法(2024年11月)
中国ビザは業務、旅行など渡航目的に関わらず、窓口申請前にWEBで申請書を作成しなければなりません。作成方法の詳細を画面のスクショを見ながら入力手順に沿って解説します。
※ ちょっとした疑問にも対応できるように、「ピンク色の枠で囲った枠線ボックス」での記載内容のコツや秘けつにあたる部分を読むことで解決できます。ぜひ参考にしてください。
中国ビザ申請手続の流れ
2020年8月からWEBでのオンライン申請が始まり、2024年5月にWEBページの大幅リニューアルがあり現在に至ります。
必要なビザ手続全体の基本的な流れをまとめました。
- ビザの種類に応じた必要書類を準備
- オンラインでビザ申請書を作成し、印刷
- センターで書類とパスポートを提出、料金を支払
- 審査結果が出るまで待つ
- 指定日以降、ビザが貼付されたパスポートを受領
1と2の順番は逆でも構いませんが、3をする前に何れも完了している必要があります。
このページは2の部分をピックアップして解説しています。
スクリーンショット100枚以上を駆使して、分かりやすい構成や内容になっています。
中国ビザ申請方法の全体像を知りたい
中国ビザ申請の種類や準備書類など、基本的なことを知りたい場合は【これで安心】誰にでもできる!中国ビザの個人申請基本ガイドを先にご覧いただきますと理解が深まります。
申請窓口で書類を提出する前にの「オンライン予約」が必要でしたが、2023年12月以降は不要となりましたので、手続のプロセスがひとつ減り簡素化されました。
オンライン申請の特徴
初めての場合、入力前に知っておくと良い特徴はこちらです。
- 申請時のユーザー登録が必要
- 英語又は中国語入力が基本で日本語入力はNG
- マイページによる進捗確認が可能
- 一時保存や過去申請済のデータを引き継ぎできる
基本的なことですが押さえておいて損はしない情報です。
入力に必要な項目
ビザ申請には様々な情報の入力が必要ですが、大きく4つに分かれます。
- 個人情報
- 申請内容
- 渡航情報
- その他
「個人情報」がボリュームが大きい項目で、申請者自身のパスポート情報、職業、学歴、家族情報を入力します。
「申請内容」は、出入国日や航空便情報など、渡航に関する情報、「渡航情報」は連絡先や過去の渡航歴などを入力します。
「その他」は個別の確認事項を選択します。
申請先を選択
中国ビザは、申請者が居住する都道府県により申請先が定められており、大きくふたつに分かれます。
- ビザ申請センター
- 総領事館
東京・名古屋・大阪の各ビザ申請センターでの申請と他の総領事館での申請ではフォームのページが異なります。
オンライン申請では請先を選択する必要があります。
東京、大阪、名古屋のビザ申請センターへ申請される方はそれぞれのビザ申請センターから申請ページにアクセスします。
これら以外の総領事館管轄地域在住の方は異なりますので次のトピックに詳細を解説しています。
前者に該当する方は次のトピックを飛ばして進んでいただき、後者の場合は次のトピックをご確認ください。
ビザ申請センターと総領事館の管轄地域
中国ビザ申請の管轄の割り当ては、【これで安心】誰にでもできる!中国ビザの個人申請基本ガイドで地図付きで説明していますので参考にしてください。
地方在住者はどこで申請?
札幌・新潟・福岡・長崎各総領事館の管轄地域に在住されている方は、中国签证在线填表(中国査証オンライン申請)のページでオンライン申請を行います。
(3都市のビザ申請センターへアクセスされる方はこの項目を飛ばして進んでください。)
中国政府が全世界向けに「China Online Visa Application」(COVA) という中国ビザオンライン申請システムがありますして、ビザセンターでの申請と画面が違います。
代理申請を検討している方へ
オンライン申請する時間がなかったり、申請先が遠い、多忙で申請先に行けない、業務渡航で予算がある場合など、手数料はかかりますが、代理店へ依頼は選択肢のひとつです。詳しくは、中国ビザ代行のメリットと業者選定の重要ポイントご覧ください。
申請先と表示言語の選択
右側上部にある「Asia」をクリックし、「Japan」直下にある「FUKUOKA」(福岡)、「NAGASAKI」(長崎)、「NIIGATA」(新潟)、「SAPPORO」(札幌)の何れかを選択してください。あとは、次項目以降のオンライン入力手順に準じます。
表示言語には日本語がなく、英語、簡体字中国語など3言語となります。ビザ申請センターは2024年5月以前は日本語入力対応でしたが、新フォームでは英語か中国語になりましたので、何れも同じとなりました。
例えば、「Fukuoka」(福岡総領事館)を選択して入った最初の画面がこちらです。下にある「开始填报」(入力を始める)のボタンをクリック。
右上のボタンで簡体字中国語、英語など言語選択ができます。
左側の「首次填报」は初めて入力する場合、「继续未完成的填报」は未完成の入力情報を呼び出す場合に右側のテキスト部分をクリックしてください。
これ以降は入力画面となります。項目は東京・大阪・名古屋のビザ申請センターに準じています。
ブラウザでエラー表示された場合の対処法
福岡総領事館の中国ビザ申請についてのお知らせ (2023年5月29日更新)には、COVAへのリンクが示されていますが、セキュリティーエラーが表示されるケースがあります。
使用しているブラウザや環境によって異なりますが、Chromeですと、セキュリティ的にアクセスできないよう注意喚起画面が表示される場合があります。
具体的には「この接続ではプライバシーが保護されません」と画面が表示され、詳細画面を表示させてるとアクセスできるリンクが表示されます。
一番下にある(安全ではありません)のリンクをクリックすれば次の画面に進めます。
中国ビザ申請トップページ
下の画面は、各ビザセンター共通のオンライン申請トップページの画面です。
各総領事館での手順も基本的に同様で、最初の画面など、入力画面の仕様が異なるものの基本的に大きく変わりありません。
トップページ最上部メニュー
オンライン申請トップページ一番最初の部分のメニューです。
① クリックするとキーワード検索窓が表示
例えば「観光ビザ」、「ビザの種類」といったキーワードを入れて検索しましたが、結果がうまく出てきませんでした。
② ビザ申請センター名
③「他都市のビザ申請センター」を選択
必ず居住地を管轄するビザ申請センターにしてください。
④ 言語選択
日本語、English、中文の何れかを選択できます。
⑤「ログイン|新規登録」
最初にユーザー登録する場合は「新規登録」、入力開始後に一時保存したデータの呼出しや申請状況の確認などのメニューを見る場合は「ログイン」をクリック。
申請先へ問合せする方法
中国ビザ申請センターへの問い合わせですが、電話とメールで可能ですが、電話は以前かけたら繋がらず、メールは回答は来ないこともあります。
的外れな案内やリンクを示すだけなど、メールではまともでない回答で参考にならないこともありますが、的確な回答が来ることもあります。
聞き方にもよるようですので、具体的にお尋ねすることが肝要です。【これで安心】誰にでもできる!中国ビザの個人申請基本ガイドに具体的な問合せ先を掲載しています。
画面一番下に各画面に共通して表示されるフッターがあります。問合せしたい場合はこちらをご覧ください。
「お問い合わせ」
選択したビザセンターの業務時間、注意事項、所在地を表示。
「メールでの問い合わせ」
クリックするとメールソフト(メーラー)のメール作成画面にリンクします。送信先は各ビザ申請センターです。表示はパソコンやスマートフォン毎に異なります。
管轄ビザセンターのページへ
こちらからは、東京・大阪・名古屋各中国ビザ申請センターでのオンライン申請の手順の解説になります。
ここから申請書入力画面前まで、青線の枠線ボックスに記された内容に○で付番されています。見出し順に、その中に付番されている番号の順に沿って進めていただければ、中国ビザオンライン申請表は完成させることができます。
東京中国ビザ申請センター
こちらでは他のWEBページからビザセンターのトップページへ移動する方法を記載しています。
大阪・名古屋ビザ申請センター
次の秘けつ又は②の方法で各ビザセンターへアクセスすることが可能です。
大阪・名古屋ビザセンターに早くアクセスするには?
「大阪ビザセンター」と検索すると検索結果トップは大阪ビザセンターのトップページになります。
見分け方ですが、検索結果のサイト名(この場合はChinese Visa Application Service Center)の下にあるアドレス(URL)に「TYO」なら東京、「OSA」は大阪、「NGO」は名古屋で判別できます。
「名古屋ビザセンター」で検索しますと、なぜか検索結果トップが大阪ビザ申請センターへのリンクとなります。ダメな場合は②の方法でアクセスして下さい。
ユーザーの検索環境によって、検索結果のトップが何になるか異なる場合があります。
申請表入力前の基本情報登録
2024年5月までの旧フォームとの大きな違いの一つですが、一番最初に、中国ビザ申請に必要な基本的な情報を入力します。
パスポート情報
最初にパスポートの種類と有効期限の確認があり、中国到着日、申請するビザの種類と入力が続きます。
通常は一般旅券に該当しますので「一般」を選択。
6ヶ月未満ですと、注意喚起を促す次のメッセージが表示されます。
このメッセージの右側に「続ける」、「再選択」の表示があります。「続ける」をクリック(タップ)すると、次の画面③へ移動します。
パスポートの残存有効期限が6ヶ月未満の場合、窓口での申請時に受付されない、又は、ビザ発給が拒否され認められない、仮に発給されても入国審査で中国への入国を拒否される場合があり得ますので、パスポートを更新されてから申請することをお勧めします。
中国到着日
到着日は入国日のことですが、基本的に入力日から3ヶ月以内の日付を入力します。
例えば、2024年9月21日に入力したとします。「中国到着日」を12月21日まででしたら、メッセージ表示無く、次の画面に進むことができます。
ところが、12月22日以降の日付を入れますと、「ビザには有効期限があるため、中国入国の3ヶ月前以降に申請することをお勧めします。」というメッセージがでますが、「続ける」のボタンを押すと、ビザの種類の画面が表示されます。
実際、ビザセンターの窓口に書類を持参する日は入力日以降となります。その後、領事が審査をしてビザ発給日が確定します。その日から3ヶ月後の同じ日が入国期限となります。
ですので、警告は発せられますが、次へ進むことができるのは以上の背景があるのではないかと推察します。
ビザの種類
短期間の中国渡航ですと、大半は、観光(L)、訪問(F)、ビジネス(M)、親族訪問(Q2・S2)の何れかの申請です。
オンライン申請可能な中国ビザの種類
日本語表記による中国ビザの種類一覧です。
⑥の画面に対応しています。
- (L) 観光
- (F) 交流、訪問、その他の関連活動
- (M) ビジネス
- (Q1) 中国国民または中国永住資格を有する外国人の家族または親族(中国滞在期間180日以上)
- (Q2) 中国国民または中国永住資格を有する外国人の家族または親族(中国滞在期間180日未満)
- (S1) 中国の在留資格を持つ外国人の家族、またはその他の私的理由により中国に滞在する必要がある者(中国滞在期間180日以上)
- (S2) 中国の在留資格を持つ外国人の家族、またはその他の私用で私的理由により中国に滞在する必要がある者(中国滞在期間180日以内)
- (Z) 就労
- (X1) 長期留学(180日以上)
- (X2) 短期留学(180日以内)
- (J1) 外国の報道機関の中国駐在外国人記者
- (J2) 短期取材で中国を訪れる外国人記者
- (C) 乗務員
- (G) トランジット
- (D) 永住
- (R) 高度外国人材
ビザ申請表入力へ進む
これで最初の基本情報入力は完了です。
新規ユーザー登録
旧フォームとの違いの一つですが、中国ビザをオンライン申請する際にユーザー登録が必要になりました。
オンライン申請の新規ユーザー登録に必要な情報
- E-mail(メールアドレス)
- パスワード
- 認証コード
メールアドレス登録
フリーアドレスでも構いませんが、迷惑フォルダに入らないよう、入ってもすぐに気づくことができるよう注意が必要です。
パスワード設定
制約が多いのですが、絶対に忘れないようにしてください。
パスワード設定はよく表示を見て
パスワード入力画面の下に条件表示部分があります。単なるテキスト表示ではなく、各条件が満たされると表示が変化する仕様であることに気づきました。
① パスワード入力前は次の各条件が満たされていないため、灰色の●が左側に表示されています。
② パスワードを入力し始めますと、クリアした条件は✔(チェック)に変わります。
③ 全ての条件がクリアされると全部が✔となります。
認証コード受信
次は、認証コードを送信して、⑩で入力したE-mailアドレスへ送られるので、本文記載のコードをフォームに入力します。
プライバシーポリシーへのリンクは押さないこと!
プライバシーポリシーに同意する前に、普通ならその内容を確認すると思いますが、青字「プライバシーポリシー」のリンクをクリックしますと次の英文が表示される場合があります。
上の画面を見た後に、一番下の青地白字の同意ボタンを押すと、次の画面になってしまいまして、今まで入力した内容がリセットされます。
日本語に戻すとこれまで入力した情報がリセットされる可能性がありますので、最初から「プライバシーポリシー」のリンクを押さない方がよいでしょう。
ユーザー登録完了
「新規登録に成功しました,ログイン画面に移ります」という表示が出ましたら、ユーザー登録が成功した合図です。
アカウントのロックに注意!
パスワードを数回間違えて入力していますと、次のメッセージが表示されて、IDに当たるメールアドレスでのログインができなくなります。
上の画像は「パスワード入力ミスが最大回数に達したため、アカウントを凍結します」というメッセージです。同じメールアドレスでは再登録ができません。
ログイン方法
全項目を一度で入力するのは大変ですので、ユーザー登録後、一時保存機能を利用して保存してログアウト。時間をおいてログインして作業を再開すると便利です。
一度ユーザー登録すると、2回目のオンライン申請以降も同じアカウントで利用できます。パスワードは忘れないようにしてください。
ログイン
各ビザセンタートップページの右上に⑤「ログイン|新規登録」のリンクをクリックしてログイン画面を表示させます。
登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押してください。
入力したパスワードの確認方法
何度も誤ってパスワードを入力してログインボタンを押しますとロックされます。そうならないために、ログイン前にパスワードを確認する方法があります。
パスワード入力欄の右端に薄い目のようなアイコンがありますので、それをタップ(クリック)するとパスワードが表示されます。
スライドをする
ログインボタンを押した後、「キャプチャーを完了してください」とスライドする画面が表示されますので、下にある左端の青四角の「≫」ボタンを「スライドして確認してください」の一番右端までスライドさせます。
成功したら、オンライン入力画面へ移動します。
入力済データを呼び出す
ログイン直後の画面は、下にように表示されます。オンライン申請完了前で入力途中のものがリストとして表示されます。
「入力を続ける」を押せば、入力を再開することができます。「删除」は中国語でして日本語訳は「削除」です。これまで入力割いたものを取り消す場合に使います。
こちらは左側メニュー部分を拡大したものです。「ビザ業務」と「アカウント設定」で大きく2つのメニューがあり、前者は3つの小さなメニューがあります。
デフォルト(初期設定)では、「ビザ業務」「未完成の申請表」が最初に表示されます。
他にも「申請表入力履歴」「ビザ申請の進捗状況を確認」があり、オンライン申請完了後のものや窓口で書類提出後の審査進捗状況を確認することができます。
パスワードを変更する
「アカウント設定」ではパスワードの変更が可能で、条件は新規登録時と同じです。
ログアウト方法
右上のメールアドレスをクリックすると「ログアウト」と表示されますので、クリックしますとログアウトされ、ログイン画面が表示されます。
一定時間が経過して入力画面を展開しようとすると次のシステムメッセージ「ログイン状態の有効期限が切れました。このページに留まるか、再度ログインしてください」というメッセージが表示されます。
最初の部分 申請書入力状況
ビザ申請フォーム入力直前の確認
このプロセスが終われば、中国ビザオンライン申請入力フォームに入ります。
次に、最初に表示されている「申請表を提出するビザセンター」が管轄している所で間違いないかご確認下さい。
間違っていると後々面倒なことになりかねません。
入力前に知っておくと便利な情報
オンライン申請で情報を入力する前に知っておくとためになることをお知らせします。
各部分最後の「次へ」ボタン
各部分の入力画面一番下に「次へ」のボタンがあります。
「個人情報」では、1.1の写真のアップロードが成功し、1.2~1.18が全部入力されないと「次へ」を押しても、赤字で表示された部分の入力が全部終わらない限りは次の「申請内容」へは移動できません。
全て入力完了後に「次へ」と押すと進むことができます。進んだ直後に「保存成功」と表示されたので、自動的に一時保存する設定になっています。
「申請内容」など、他の各項目でも同様ですのでご注意ください。
「一時保存」機能
入力前に知っておくと便利な機能として一時保存があります。
ページ一番下「次へ」の左隣に「保存」ボタンがありまして、このボタンを押すと一時保存されます。「個人情報」以外の項目にも同じ位置にボタンがあります。
何も入力されていない状態で「保存」ボタンを押しても「申請表の順序に従って入力してください」と表示され、必須事項の入力を求められます。
どうすれば一時保存ができるか?
実際に、各項目を入力したり取り消したりして、最低限どの項目を入力すれば一保存できるのかを調べました。
答えですが、1.8 パスポート情報の「パスポート番号」だけ入力したら「保存」ができます。
「保存成功」と表示されれば、一時保存が完了したという意味です。「申請内容」から「その他」までの入力途中で一時的に保存したい場合に活用できます。
自動保存されるケース
「個人情報」「申請内容」「渡航情報」「その他」で各項目を入力完了後「次へ」をクリックした直後に、自動で一時保存されます。
「次へ」ボタンを押すことで一時保存可能ですが、各項目最後にある「次へ」には必須項目をすべて入力しないと次の項目へ進むことができません。
申請後に誤りを発見した場合
オンライン提出後、万が一、誤りがあったことが判明した場合は、ビザ申請センターの窓口で修正することになります。
直せる部分はその場で対応可能ですが、そうではないものについては、再申請となる可能性があります。全ては窓口スタッフの判断となります。
第1部分 個人情報
「個人情報」トップページのメニューを付番して紹介しています。トップページのメニューと個別入力事項についてそれぞれ解説します。
① ビザ申請センター選択
「Tokyo」(東京) 「Osaka」(大阪) 「Nagoya」(名古屋)
② 言語選択
「EN」(英語)「中文」(中国語)「日本語」
④ 申請書番号
表示例「TYO1234567ZX8901234」
左端3桁が申請先のビザセンターを指します。その後ろにある7桁数字+2桁英字+7桁数字は番号になります。
⑤ 入力言語
中国語又は英語とあります。中国語入力しない場合は、英字入力となります。
テキスト入力欄では、ひらがな、カタカナの入力は受け付けられません。
日本語入力への対応がなくなりましたが、実際のところ、日本語の漢字は入力自体はできますが、表示の通り入力する方が無難です。
⑥ 入力項目
申請書入力状況、第1部分~第5部分の項目名が掲載されています。入力済の場合は、戻ったり、他の項目へ移動することが可能です。
顔写真
中国ビザ用写真の準備からアップするまでについては、別の記事で詳細に解説しています。それらのリンクがありますので、下の枠内のリンクをご確認ください。
1.1 写真をアップロードする
サイズなど基準(規格)があるため、アップする前に決められたとおりのファイルを用意する必要があります。
中国ビザ申請に必要な写真を用意する
オンライン申請書作成時と対面申請時の各々写真が必要で、前者がデータファイル、後者は証明写真です。
順番に用意しても構いませんし、同時でも構いません。別の記事で解説しています。
氏名
1.2 氏名
「姓」「名」はパスポートに記載されているアルファベットの氏名記入。赤色の注意にあるように、間違えて漢字で記入しないでください。
「通称名又は旧名」「元国籍は中国籍の場合、中国籍の名前を入力してください」は該当しなければ記入不要。後者は、帰化前の中国名や使用していた中国名などを記入。
生年月日
1.3 生年月日
「年」 生まれた年を数字で入力。
「月」「日」 それぞれプルダウンで数字を選択。
性別
1.4 性别
「男」「女」何れかを選択。
出生地
1.5 出生地
「国名」 プルダウンメニューで「Japan」を選択。
「都道府県」 英字半角大文字で入力。例)OSAKA
「市」 英字半角大文字で入力。例)SETAGAYA
国名「Japan」を早く出す方法
半角で “J” や “j” を入力すると「Japan」が最初の方に表示されますので入力を省略できます。
マウスをJapanへもっていきクリックしてください。
市町村の書き方
政令市、中核市、その他市、町村の名前のみ英字で入力します。
婚姻
1.6 婚姻状况
結婚の有無を選択。
「その他」を選択すると「その他の婚姻状況の説明」が表示されますので、具体的に入力が必要です。
婚姻状況の考え方
離婚か独身か配偶者死去か。
どちらにも解釈可能な場合は本人の考え方次第です。
国籍
1.7 国籍および永住権
・現在の国籍
プルダウンリストで「Japan」を選択。1.5出生地と同様。
・身分証ID番号
「該当なし」にチェック。
・その他3つの質問
「はい」又は「いいえ」を選択。
?にカーソルを持っていくと、「現在使用しているパスポートに基づいて、現在の国籍と ID 番号の情報を入力してください。他の国籍を持っていたことがある場合は、他の国籍とその国の ID 番号の情報を入力してください。元中国籍の場合は、関連情報をご入力ください。」と表示されますが、ID番号はパスポート番号でないのではないと解釈します。
パスポート
1.8 パスポート情報
「パスポートの種類」
各都道府県で取得した一般旅券で場合は「普通」を選択。
公用旅券はこのフォームでは申請できません。ビザセンターではなく、大使館・領事館での手続する必要があります。
「パスポート番号」
アルファベットと数字のパスポート番号を半角で入力。
「発行国または地域」
「Japan」を選択。表示方法は1.4Aと同じ。
「発行場所」
パスポートが発行された都道府県を入力。例えば、東京都で取得した場合は「TOKYO」と入力します。「東京」の後ろに都(県)の入力は不要です。
「有効期限」
年は西暦で入力、月日は数字をプルダウンで選択。
「パスポートの有効期限が最低6ヶ月以上あることを確認してください。」という記述がありますが、申請の際はパスポートの有効期限をご確認ください。
職業
1.9 現在の職業
プルダウンリストで「職業選択肢一覧」の何れかを選択。
「その他」は「説明を入力してください」のテキストボックスに具体的に記入する必要があります。
「職業」選択肢一覧
・ 商人
・ 会社員
・ 芸能人
・ 工場作業員/農家
・ 学生
・ 議員
・ 政府関係者
・ NGO非政府組織職員
・ 軍人
・ 宗教関係者
・ マスコミ業界者
・ 乗務員
・ 個人事業主
・ 無職
・ 退職者
・ その他
・ 学者
年収
1.10 年収
右端の「選択してください」で「人民元」「USドル」「ユーロ」を選択して、数字で入力します。
親に扶養されている学生など、収入がない子供など、無収入の方がいらっしゃれば「該当なし」をチェックしてください。
無収入でも大丈夫か?
ブログ読者の方から「学生、収入なし」で申請して、無事ビザを取ることができたという報告を受けました。収入がないからビザが所得できないということではありません。実情に合わせてご記入ください。
職歴
1.11 過去5 年間の職歴 (直近の職業から過去にさかのぼって記載してください)
「開始日」
現職に就職した「年」を数字で入力し、「月」「日」はプルダウンで選択。
「終了日」
在職中の場合は「現在まで」にチェック。退職済の場合は開始日と同様。
「会社名称」「会社の住所」
勤務している会社など所属の名前や所在地を英語で書きます。
「会社の電話番号」
日本の国番号は「81」右側の番号は数字のみ「-」は不要。
「役職」「職責」
課長、部長といった役職名(肩書)を書きますが、記入必須でないため空白可。
「所管部門の管理者の氏名」
「所管部門の管理者の電話番号」
上司の名前、電話番号を国番号とともに入力。「会社の電話番号」と同じでも構いません。
複数職歴がある場合は「職歴を追加する」をクリックしてください。入力手順は同様です。
役割・職責でひと悶着
オンライン申請時は記載しなくてOKでしたが、名古屋ビザ申請センターへ持参した際、スタッフから記載を求められました。経緯は「【名古屋ビザセンター】中国ビザ申請ガイド」を参照ください。
最終学歴
1.12 最終学歴
「学校名」 英語で記入。例)Waseda University
「学歴/学位」「高校の学歴」「専門学校または大学の学歴」「大学院又は同等の学歴」「博士課程またはそれ以上の学歴」の何れかを選択。
「専攻」
大学や大学院卒業(修了)の記入項目です。
高校卒業でしたら入力不要。特にない場合は空白でOK。
短大や専修学校卒業はどうすればいいの?
選択肢がない「短期大学卒業」の場合はどれを選択すればよいかですが、その場合は「高校卒」を選択。
会社での最終学歴が専修学校卒(専門学校)であっても高卒で扱うケースがあるのと同じような感じだとイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
現住所
1.13 現住所
「国名」 英語で記入。
「都道府県」東京都であれば「TOKYO」と入力。「東京」の後ろに都は不要。
「市」町村も同様に記載。
「郵便番号」入力必須でないので入力しなくてよい。
「町名及び番地」英語で地番まで記入。
「携帯番号」数字のみ。「-」は不要。
例)「090-1234-5678」なら「09012345678」と入力
「電話番号」日本の国番号は「81」、「-」は不要。
「メールアドレス」新規登録した際のメールアドレスを記入。完了後、ビザ申請センターからメールが届きます。
自宅に固定電話番号がない場合
最近は固定電話を置かない人が多く、それが普通になってきています。その場合は、携帯電話番号と電話番号は同じで構いません。
ここで記載された携帯番号は、ビザ申請センターから確認事項などがあった時の連絡先となります。
仕事中に電話がかかってきますと、自宅の番号にされますと重要な連絡を受けることができず、申請手続に支障をきたす可能性、具体的には予定通りの受取日に受領できないことががあり得ます。
申請手続完了後数日間は着信に注意してください。留守電に入っていた場合は履歴を確認してください。
家族構成
1.15 父親 / 1.16 母親
両親がいる場合は記入します。いない場合は「該当なし」をチェック。
「姓」「名」 英語で記入。パスポートと同じ氏名を求められています。
「国籍」「生年月日」他の項目と同様。
「住所」 英語で記入。申請者と同居の場合は「申請者と同じ住所」にチェック。
「中国在住ですか」はい又はいいえを選択。
死亡などの理由で家族がいない場合は・・・
父親・母親がいない場合は項目右側にある「該当なし」をチェックしてください。これにより氏名など入力が不要となりますが、新たに「説明してください」と表示が出るので、理由を簡潔に記入してください。
2023年9月申請時の実績ですが「2005年逝去」といった記述をしたところ、特に問題なく通りました。もっと簡単な表現として「死別」「死去」などがあります。英語で「Passd Away」「Died」とします。
子どもがいない場合「該当なし」をチェックしますが新フォームでは記入必須です。「予定なし」を英語で「No Plan」「No children」など簡潔に記入します。
1.17 子供
子どもがいる場合は記入。2名以上の場合は右下端の「追加」をクリック。
いない場合は、該当なしの左側をチェックします。
入力方法は1.15 父親 / 1.16 母親 と同様。
子供がいる場合の注意事項
詳しくまとめましたので、【必見】子供の中国ビザ申請、親が知るべきポイントと注意点をご覧ください。
1.18 両親以外の直系親族は、中国にいますか
いる場合は「はい」、いない場合は「いいえ」を選択。
第2部分 申請内容
第1部分の入力は結構時間を要したかと思いますが、第2部分は第1部分よりは負担が軽いです。
ビザの種類
希望するビザの種類を選択します。
入力した内容がそのまま認められる訳ではなく、ビザの種類は最終的には大使館・総領事館の領事がビザ発給を決定します。
こちらでは観光ビザ(Lビザ)を例に解説します。
2.1 ビザ申請の種類と中国渡航目的
最初の基本情報で選択したビザの種類が英文で表示されています。されていない場合は選択が必要です。
英文で、観光ビザ(L)、業務ビザ(M)、交流・訪問・視察ビザ(F)、留学ビザは(X)などが表示されますので、該当する区分ものをプルダウンで選択してください。それぞれを選択すると、新たに日本語の選択肢とラジオボタンが出ますので、該当するものをひとつ選びます。
観光ビザの場合、例えば、個人や少人数のグループ旅行する目的でビザ申請する場合は、(L)Tourism(観光ビザ)を選択してから、「個人旅行」を選択。
10名以上のグループで渡航する場合は、「団体旅行」を選んでください。中国国内旅行者名称、旅行会社の営業許可証番号の入力が必要です。
観光ビザ以外で個人申請する可能性があるビザの種類はこちらにあるとおりで、Mビザ、Fビザ、Q1ビザ、Q2ビザで表示項目が異なりますのでスクリーンショットをご確認ください。
入国回数・滞在日数
こちらでは申請する滞在期間、入国回数などの情報を入力します。入国回数や有効期限、滞在期間は審査により決定しますので、入力内容がそのまま認められる訳であはりません。なお、ビザの有効期限は発行日から起算となります。
2.2 ビザ申請情報
「予定」 渡航予定を「1」「2」「3」の数字で記入。3ヶ月以内が有効期限となるので「3」と入力すれば結構です。
「入国回数」 中国を訪問する回数を選択。
1回が1次ビザ、2回は2次ビザ、マルチはマルチビザを指します。
基本的には1回としますが、業務(M)や訪問(F)などのビザは2次ビザ、マルチビザの取得は可能ですが、観光ビザ(L)では2次ビザは取扱いがビザセンターにより異なります。マルチビザは観光ビザには存在しません。
「毎回の予定滞在日数」
日数を数字で入力。渡航回数が2回以上になる場合、最も長い滞在日数を入力。滞在期間は入国日から起算。
1次ビザの有効期間は3ヶ月、2次ビザは3ヶ月又は6ヶ月があります。
最長滞在日数は、30日、60日と実際の滞在日数ではなく、定められる見込みとなる日数を想定して記入します。例えば40日と記載すると、40日が期限のビザが発給される可能性があります。
ビザ申請「予定」の数字に制限
4以上の数字は入力できません。
「4」と入力すると「3 か月以内に中国へ渡航してください。」と表示されます。
申請の種類
審査結果出るまでの早さにより、種類を選択可能です。種類については【これで安心】誰にでもできる!中国ビザの個人申請基本ガイドをご覧ください。
2.3 申請タイプ
普通申請は「普通」を選択してください。加急申請は「加急」を選択。急ぎとなりますが申請料金は高くなります。申請後に取り消しはできません。
名古屋は加急申請不可
名古屋ビザ申請センターは普通申請のみの取扱いとなりますので、普通しか選択肢がありません。
窓口申請時に変更可能?
投稿者から「WEBでは「加急申請」をしたのですが、渡航まで時間的に余裕があったため、窓口の臨機応変な対応で「普通申請」として受理されました。」という情報をいただきました。
柔軟に対応された結果ですが、原則は、WEBフォームに取消はできないと記載があり、必ずしも希望が通る訳ではないことを念頭においてください。
渡航日程
渡航日程や往復航空便、発着地、滞在都市の入力欄が設けられています。
入国日
日本を出発するフライトに関する情報を入力します。
2.4 渡航日程
「中国入国日」
日本から中国へ到着する入国年月日。
西暦を入力、他は該当する数字をプルダウンで選択。
「到着する車両/船/飛行機の便名」
往路の搭乗便(日本発国際線)便名を記入。(記入例:JL678、CA1234)
旧フォームでは記入必須でしたが、新フォームでは記入必須から外れました。
「到着都市」
中国の入国地をプルダウンメニュー(アルファベット)で選択してください。
「到着地区県」
到着都市を選択後、右側に表示されます。自動で選択リストが表示されますが、英語で書かれています。選択しなくても大丈夫です。
例えば、プルダウンで北京「Beijing」を選択すると、「出国地域、県」が新たに表示されます。これは市の中にある区や県を選びます。国際空港が所在する区(Qu)を選択するという意味です。
渡航先を簡単に入力する方法
到着都市や滞在都市、出発都市は何れもアルファベット表記です。例えば、北京の読みは「Beijing」ですが、中国語の発音が分からないと選べません。
都市名の中国語読みが分からない場合は、滞在先をWEB検索などにより事前確認が必要です。
実は入力にも対応しています。「北京」なら頭文字の「B」又は「b」を入力すると候補が表示され、「Beijing」を選択します。
「上海」ですと、「Shanghai」ですので、「S」だけでも候補表示されますが数がおおいので、「Shang」と入れると候補が絞られます。
大変便利ですのでご活用ください。
空港所在地の区を調べる必要は?
例えば、到着都市をプルダウンで北京「Beijing」を選択すると「到着地区県」が新たに表示されます。到着地区県では市の中にある区や県を選ぶのですが、国際空港が所在する区(Qu)を選ぶのは大変難儀です。大分前は必須でしたが昨年の段階で入力必須が解除されましたので、記入無でOKです。
例えば、出国する空港が北京首都国際空港なら「Beijing」→「Chaoyang Qu」、大興国際空港なら「Beijing」→「Daxing Qu」、上海浦東国際空港なら「Shanghai」→「Pudong Xinqu」を選択。
旧フォームでは、選択しなければ「これは必須項目です」と表示され、次へ進めることができず、中国の地理を相当知っている人でないと選ぶことは困難でしたが、必須ではなくなり改善されました。
英語読み中国主要都市一覧
日本から航空路線がある中国の都市名の右側に中国語のピンイン(英語のアルファベット)を付けたものです。
- 北京「Beijing」
- 上海「Shanghai」
- 広州「Guangzhou」
- 天津「Tianjin」
- 重慶「Chongqing」
- ハルビン「Harbin」
- 瀋陽「Shenyang」
- 大連「Dalian」
- 石家庄「Shijiazhuang」
- 済南「Jinan」
- 青島「Qingdao」
- 南京「Nanjing」
- 無錫「Wuxi」
- 杭州「Hangzhou」
- 寧波「Ningbo」
- 武漢「Wuhan」
- 福州「Fuzhou」
- 厦門「Xiamen」
- 深圳「Shenzhen」
- 海口「Haikou」
- 成都「Chengdu」
- 昆明「Kunming」
- 西安「Xi'an」
空路であれば、基本的にこの中のどれかの都市から入国するはずです。コピペしてご活用ください。
滞在先に関する情報
次に滞在先を記入します。複数ある場合は右下にある「滞在情報を追加する」のボタンをクリックすると入力欄が増えます。
滞在先を全部埋めるまで入力を続けます。
「滞在都市」
前項の到着都市と同様に、プルダウンメニュー(アルファベット)で滞在先の都市を選択します。先に簡単に探す方法を紹介しましたのでご参照ください。
「住所」
具体的な滞在先の住所を記入します。入力しなくても次へ進むことができます。
「都市到着日」
滞在地毎に記入するもので、最初の都市の場合は、前項中国入国日と同日になります。2ヶ所以降はその都市に到着した日を記入。
「都市出発日」
2ヶ所以上ある場合、その都市を離れる日を記入します。一番最後の滞在地は次項の中国出発日と同日にします。
滞在都市を正しく入力するのは大変難しい!
滞在地が英字で書いてあって、読むだけでも難しいのに、これが中国語の漢字だと何になるのか、どうしても分からないケースがあるかと思います。
別のブログ記事中国の地名、行政区画の読み方に中国での地名について触れていますので、理解を深めることができます。
中国にある都市のピンインの読み方を調べる方法
「英語読み中国主要都市一覧」以外の都市の読み方を手っ取り早く調べる方法があります。Google翻訳を使うと便利です。
① 検索窓に「Google翻訳」と入力して検索。
② 検索結果にGoogle翻訳の画面が表示されます。
③ プルダウンメニューで左側(原文)を英語から日本語、右側(訳文)を日本語から中国語(簡体)に変更。
④ 日本語に中国の都市名を日本語の漢字で入力したら、中国語簡体字に中国語表記とその下に発音が声調付で表示されます。
⑤ 発音部分をコピー&ペーストしたら、声調が含まれるので、候補が一致しないため表示されません。
⑥ そこで、声調なしのアルファベットに入力し直すと都市名の候補が表示されるので選択します。
出国日
最後に出国便に関する情報を入力します。
「中国出国日」
中国から出発する出国年月日。
西暦を入力、他は該当する数字をプルダウンで選択。
「到着する車両/船/飛行機の便名」
復路の搭乗便(中国発国際線)便名を記入。
(記入例:JL679、CA1235)
旧フォームでは記入必須でしたが、新フォームでは記入必須から外れました。
「出発都市」
出国地をプルダウンで選択してください。
「出発区県」
出国都市を選択後、右側に表示されます。自動で選択リストが表示されますが、英語で書かれています。選択しなくても大丈夫です。
入力完了後、「次へ」と押すと進むことができます。進んだ直後に「保存成功」と表示され、自動的に一時保存されます。
第3部分 渡航情報
第3部分は第2部分と同様に第1部分よりは負担が軽いです。
観光ビザ(Lビザ)を例に解説します。
招聘者
3.1 中国の招聘者/連絡先担当者または組織
「氏名又は名称」「続柄」
招聘者、招聘元の企業・団体・個人の氏名又は名称、個人の場合は続柄も。
「電話番号」「メールアドレス」 入力方法は他と同様。
「都道府県」「市」「郵便番号」 入力方法は他と同様。
「被授権单位邀請函の番号」 招聘者発行の招聘状番号。
業務ビザや観光ビザで招聘者がいる場合などに入力が必要な事項です。観光ビザの場合、家族知人宅で宿泊する場合に必要です。
それぞれ入力又はプルダウンで選択してください。続柄は該当なし欄があります。都道府県は中国の省市自治区のことです。
個人やグループの旅行であれば、招聘元はありませんので、該当なしのボタンをチェック。上の画面は「該当なし」をチェックしない場合の入力フォームで、下の画面は「該当なし」をチェックした場合です。
該当なしのチェック欄が消えた!
旧フォームの頃の話ですが、2023年11月3日時点で、6.2 中国国内招聘元/連絡担当者または組織名の右側にあった「□ 該当なし」のチェックボックスが2023年8月の時点ではあったものが消えていました。
これでは必ず招聘元の連絡担当者を入れなければならない状態で、観光ビザは招聘者不要なので、入力必須となったのは理解しがたいのですが・・・。
ただ、2023年12月にチェックボックスが復活して今も「該当なし」のチェックボックスはありますのでご安心ください。こういった仕様上の誤りだっただけだったのでしょうか。
緊急連絡先
3.2 緊急連絡先
「連絡先担当者の姓」「連絡先担当者の名」「続柄」
招聘者、招聘元の企業・団体・個人の氏名又は名称、個人の場合は続柄も。
「電話番号」「メールアドレス」 入力方法は他と同様。
家族や親族などを緊急連絡者として、氏名や続柄、電話番号(ハイフンなし)、メールアドレスの入力が必要です。旧フォーム時代の2023年秋以前は入力項目が9項目ありましたが5項目まで減りました。
業務渡航の場合は、上司や社長など関係を書くケースもあります。E-mailは入力なしでも次へ進むことができます。
渡航費負担者
3.3 この渡航の費用は誰が負担しますか
自己負担の場合は「自己」選びます。
会社または組織
どこかの会社や団体などが負担する場合、名称・関係・住所・国の入力が必要。
その他
氏名・電話番号・メールアドレスといった負担者情報の入力を求められます。
パスポート併記者
3.4 併記者(同じパスポートに併記されている別の方)
日本では親のパスポートに子どもの情報を載せるやり方は既に廃止となっていますので、はいを選択することはありません。他国で活用できるような仕様になっているものと思われます。
過去の渡航歴
入力項目の内容が2023年に見直され簡略化されました。それより前は「過去3年間の中国への渡航履歴」でしたが逆に聞かれる範囲が広がりました。
3.5 中国を訪れたことはありますか
「はい」「いいえ」で回答。「はい」を選択しても、追加入力欄は出てきません。
中国ビザ取得歴
3.6 過去に取得した中国ビザの情報
「はい」「いいえ」で回答。
前者の場合、新たに入力項目が表示され入力が必要です。
「ビザの種類」
リストから選択します。表示がアルファベットですので、前回取得したビザの券面を確認して選択してください。例:訪問ビザは「F」、観光ビザは「L」を選択。
「Diplomatic」は外交ビザです。「EXEMPTED/免签 VISA EXEMPTED」は、ビザ免除のことです。
「ビザ番号」
右上、赤字でプリントされたアルファベット1文字と7桁の数字です。
「発行場所」
「签发地点 ISSUED AT」に記載された場所をアルファベットで記入。
「発行年月日」
「签发日期 ISSUE DATE」に記載された年を記入して、月と日は数字を選択。
「中国ビザを申請する際に指紋を採取されていますか」
ビザ申請センターで指紋採取を受けた場合は「はい」、受けていない場合は「いいえ」を選択してください。「はい」の場合は次の項目を埋める必要があります。
「採取場所」「国名」「市」「採取日」
指紋を登録されたビザ申請センターの都市東京・大阪・名古屋の何れか)、国名、所在地、採取した日(窓口へ行った日)を入力。
「中国の居留許可証を取得したことがありますか」
該当がなければ「いいえ」を選択し、「はい」の場合は、下に追加で表示される「居留許可番号」をご記入ください。
他国ビザ取得歴
3.7 他の国の有効なビザ
「はい」「いいえ」で回答。
前者の場合、新たに入力項目が表示され入力が必要です。
他国の有効なビザをお持ちであれば、列挙してください
プルダウンで取得したビザの国地域名を選択します。
アルファベット頭文字を1字入力することで候補の国を選択することができます。
ひとつひとつ選択を続ければ複数の国を選択することが可能です。
他国訪問歴
3.8 過去12か月以内に訪問した国はありますか
「はい」「いいえ」で回答。
前者の場合、新たに入力項目が表示され入力が必要です。
中国以外の国地域への訪問歴がある場合は漏れないよう確認してださい。一つ前の旧パスポートに入国スタンプ、今のパスポートに出国スタンプがそれぞれ押されている場合は、両方のパスポートが必要になります。パスポートを預けますが、審査時に漏れがあると見れば分かります。
台湾や香港はどうするか?
読者からの質問で「台湾(香港)へ行ったが入力すればよいでしょうか?」という趣旨の問い合わせがあります。
中国政府は台湾や香港は中国に含まれるという認識ですので他国への訪問歴やビザ取得歴について記入は不要です。
他国のビザを有する場合
他国の有効なビザをお持ちであれば、列挙してください
答え方は3.7 他の国の有効なビザと同じです。
入力完了後、「次へ」と押すと進むめます。進んだ直後に「保存成功」と表示されまして、自動的に一時保存されます。
第4部分 その他
第4部分は旧フォームの「その他の事項」や「郵送情報」を移行したものです。次の11ある各質問事項に対して「はい」又は「いいえ」で回答します。
確認事項①(4-1~4-3)
4.1 中国ビザ申請を拒否されたり、入国を拒否されたことはありますか
4.2 中国ビザを取り消されたことはありますか?
4.3 中国にて不法入国または不法滞在、不法就労したことはありますか
4.1~4.7、4.9~4.11(4.8以外)で「はい」を選択する次の画面が表示されますので具体的な内容を記入します。
確認事項②(4-4~4-6)
4.4 中国または他の国での犯罪歴はありますか
4.5 重篤な精神疾患または感染症を患っていますか
4.6 過去30日以内に伝染病が蔓延している国または地域へ旅行しましたか?
確認事項③(4-7~4-9)
4.7 銃器、爆発物、核兵器、生物学、化学に関する特別な技能を持っているか、または訓練を受けたことがあるか
4.8 軍隊に入隊したことがありますか?
4.9 過去に軍隊に入隊したことがある、または準軍事的組織、民間治安部隊、ゲリラ組織、または、反政府組織に所属または参加したことがあるか
4.8 ですが「はい」を選択すると上の画面が新たに表示されます。もし該当される場合は記入することになります。日本人の場合は自衛隊入隊歴となります。
確認事項④(4-10~4-12)
4.10 専門的、社会的、慈善的な組織に所属又は就職したことがあるか
4.11 その他申告することはあるか
4.12 パスポートの受け取り方法
原状ではビザセンターへ持参しか受付していません。
入力完了後、「次へ」と押すと進むことができます。進んだ直後に「保存成功」と表示されまして、自動的に一時保存されます。
第5部分 確認後送信
最後に入力した情報を確認するための「確認後送信」画面まで来ると、保存ボタンが表示されなくなります。任意で一時保存はできなくなりますが、各項目の最後の「次へ」をクリックすれば自動保存機能は使えます。
入力情報の最終確認
第1部分から第4部分までに記入した情報が正しいかどうか最終的に確認する画面です。
誤りがないかどうか十分にご確認ください。
もし、修正事項がある場合は、左側の項目名をクリックします。すると各部分へ移動するので修正できます。
確認が完了したら、一番下の「同意書」へ移動します。
同意書
ようやくオンライン申請最後の部分となりました。オンライン申請の入力者を確認する項目です。
申請者本人が入力した場合
申請者=本人の場合はこちらをご覧ください。
この申請表は、本人ではなく、代理人が記入したものですか?
「いいえ」(個人入力)、 「はい」(代行入力)の何れかになりますが、申請者本人が入力されていますので、前者を選択してください。
下に表示された注意事項をお読みの上、「私は上記の内容を全てを閲覧した上で同意します。」をチェック。
そうしますと、下にある「申請表を提出する」のボタンの色が灰色から青色に変わりますので、それでよろしければクリックします。
代理人が入力した場合
入力者が本人でない場合はこちらです。
上記質問に「はい」で回答された場合、代理による入力であっても同様に同意が必要です。
また、「氏名」「申請者との関係」「住所」「電話番号」の追加入力が必要です。
最終確認として、「申請内容を確認後、送信してください。送信後に申請表を訂正することはできません。申請表を送信してもよろしいですか?」のボックスが表示されます。
OKであれば「確認」、改めて確認する場合は「取消」を押してください。
申請表をダウンロード
「申請表をダウンロードする」をクリックして、ファイルをダウンロードします。
ブラウザにより異なりますが、Google Chromeの場合は指定されたフォルダにPDFファイルが保存されます。
ファイルを確認しましたら、右上の「×」をクリックしてください。
ダウンロードしたファイルの名前は「ApplyForm_申請番号.pdf」で保存されています。
ダウンロードを忘れた場合
もし、申請表完成直後に印刷していない場合は、次のプロセスで印刷してください。
ログインした後の画面の左側に「ビザ業務」-「申請表入力履歴」のメニューがありますので、それをクリックします。
同じく右側にある「操作」の下に「ダウンロード」のテキストがありますので、それをクリックして、ハードディスクやメモリに保存します。
申請表を印刷する
保存したPDFファイルを印刷します。
方法は次の3通りです。
- 自宅のプリンターで印刷します。
- USBメモリに保存してコンビニのコピー機を使って印刷。
- クラウドにデータを保存してビジネスコンビニで印刷するサービスを利用。
これで申請書類の一つが完成しました。お疲れさまでした。
トラブルを未然に防ぐために
オンライン申請を中心に実際に起こった様々なトラブルシューティングを掲載しているページを設置しました。読者の皆さんから寄せられた情報ばかりです。
オンラインビザ申請で困ったことがある場合、解決するための質問フォームから問い合わせを受け付けています。
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まとめ
中国ビザのオンライン申請は中国渡航するためには必須な過程です。
この記事では、旅行や仕事で渡航する個人でもオンラインで中国ビザを申請できるように、少しでも敷居が低くなればという願いを込めて、項目ごとに入力手順や方法を画面のハードコピーを付けて詳細を解説しました。
この記事と入力ページをウインドウを別々にして表示して、ひとつひとつ確認しながら入力していけば、オンライン申請表は完成できます。参考にしていただければ幸いです。
質問は大歓迎!
中国ビザのオンライン申請など取得方法に関する質問をはじめとして、短期で中国に滞在することに関する質問を受け付けております。
入力フォームに必要事項を入力して送信してください。
中国ビザ申請結果情報募集中!
コンテンツ作りに役立てますので、皆さんが本ページをご覧になられて参考になりましたら、是非、ビザ申請された結果を報告フォームでの書き込みにご協力をお願いします。
読者の皆さんからのフィードバック
経験者が語る【中国ビザ】よくある質問&申請時の注意点
これまでに質問があった内容をQ&A形式で紹介するとともにビザ申請センターや総領事館での申請事例を掲載。
中国渡航に役立つコミュニティなど
中国旅行&短期滞在メーリングリスト
オンライン申請のコツや観光ビザ申請に必要な書類など、知りたいことを尋ねたり、尋ねられたり・・・。情報交換のためのコミュニティを立ち上げ。関心のある方はぜひエントリーを!
ニュースレター「中国渡航ナビ」
現地での滞在をより充実させたい、中国旅行をより楽しくしたい、そういったニーズに対応するため、ニュースレター「中国旅行ナビ」(ナビゲーター)を皆さんへお届けします。
作者プロフィール
-
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。
中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。
新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。
【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上
安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。
1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。
ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、ほぼ毎日質問がきて、いただいた情報をブログや動画に反映している。メーリングリスト立ち上げなど、新しい取り組みも行っている。
詳細は作者紹介をご参照ください。問合せはこちらまで。
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エラーメッセージの文言を正確に教えていただけないでしょうか。
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おでこを出して眉毛をしっかり見せると読み込みました!お手数をおかけしました、、上海旅行楽しんできます!
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どうしたらいいでしょうか。
確認ですが、ビザ申請の写真がアップロードできないという意味でしょうか。
状況を更に詳しく教えていただけないでしょうか。
返信ありがとうございます。はい。息子のビザ発行なのですが、写真を入れてもずっと切り取り中です。お待ちください。になってしまいます。また6.2のところなのですが、観光ビザなので該当なしでも大丈夫という認識であっていますか?招聘状はおじの名前を記載する予定ですが。
返信よろしくお願いします。
写真の取り込みですが、端末を変えて試してみてはいかがでしょうか。
6.2.は観光ビザでも招聘状を提出する場合は記入が必要です。
返信ありがとうございます。
そうです。携帯でいくらやっても切り取り中ですという表記になって全然取り込めません。
もう一つ質問よろしいですか?
今回息子のビザ申請なのですが、申請センターには子どもも連れて行かないといけないでしょうか。
返信お待ちしております。
写真の件は、DMでメールしましたので、そちらへご連絡ください。
子供は親による申請が可能で受け付けられたケースがあることを複数事例確認しています。戸籍謄本(抄本)など書類が必要ですが。
わざわざDMまでありがとうございました!
またわからない点など質問させてください!
本当に助かりました😭
写真ですが、パソコンでやったら10秒くらいでアップロードできました!
よかったですね。うまくいって何よりでした。
コメント失礼致します。
オンライン申請が完了したのち、どの程度の期間が空いて連絡が来るのでしょうか?
また現在1週間程待っているのですが、このまま連絡が来ない場合の対応をご教授頂けないでしょか?
オンライン申請フォーマットの作成の際、このサイトに物凄く助けられました!
中国旅行ドットコムをご覧いただきありがとうございます。
中国ビザのオンライン申請フォームで入力されたメールアドレスにすぐにメールが来ていないということでしょうか?
申請番号がありますが控えておりますでしょうか?
「オンラインによる申請表入力」の「申請記録」ボタンをクリックしますと、申請番号とパスポート番号入力欄がありますので、両方を入力して、照会ボタンを押せば、入力した内容が表示されます。
仮にメールが届かなかったとしても、それを印刷してビザセンターへ持参することになります。
他に質問があれば遠慮なくどうぞ。
よろしければ、その後、どうなったかを、返信という形で構いませんので、お知らせいただければ幸いです。
先週上海に行き、楽しい時間を過ごせました。このビザ申請の記事がなかったら、本当に行かれてなかったです。本当にありがとうございました。
こちらこそご覧いただき嬉しく思います。
参考になったこと、大変励みになります。
ビザ申請やビザ以外にも質問を受け付けていますので遠慮なくどうぞ。