【解説】中国旅行に必要な「観光ビザ」取得方法

中国を旅行するためには必ずクリアしなければならない観光ビザのオンライン申請。その時の体験を踏まえて、観光ビザ(Lビザ)の取得方法や手順について詳細をまとめました。

まず、写真のデータをアップするのが第一関門でしたが、それはクリアして、大きく分けて9項目にも及ぶ入力や選択に四苦八苦しながら、7月下旬にはオンライン申請に送信までこぎつけました。休日1日あれば何とかなりました。

2023年9月に名古屋の中国ビザ申請センターで必要書類を持参して、実際に申請したときのレポートや具体的な解説を「名古屋中国ビザセンターで申請した詳細を解説」で掲載しています。関心のある方はぜひご覧ください。

日本全国で同様にお困りの方がいらっしゃるかもしれませんので、中国の「観光ビザ」取得の壁を皆さんが越えやすくなるよう、全国どこに住んでいてもできる限り対応できるように情報を随時アップデートしていきます。

中国の観光ビザが必要となった背景

コロナ前は短期査証免除があり、日本から中国へ15日以内でビザ無し渡航ができたのですが、復活させるタイミングを失ってしまったのか、国際情勢の関係のためか、2023年7月現在、未だ復活の見通しが立たない中で、すぐには変わらないと予想し、観光ビザを取得して、9月に約4年ぶりの中国旅行に行くことを決めました。

2023年5月以降、新型コロナ感染症に関する日中両国の規制が解消され、PCR検査や抗原検査の陰性証明が必須ではなくなり、査証(ビザ)を取得すれば、中国へ旅行することができるまでハードルが下がりました。

観光ビザとは?

中国ビザは業務(Mビザ)、訪問・視察・交流(Fビザ)、留学(Xビザ)など、渡航目的により取得しなければならないビザの種類が異なります。私たちが中国旅行のために取得が必要なものは「観光ビザ」といいまして、中国語の旅游「Lvyou」の発音から「Lビザ」と呼ばれています。旅游は旅行や観光を意味します。

早く取得できるビザはあるの?

申請してから発給されるまでに要する日数により3種類の申請方法があります。「普通」、「加急」、「特急」です。

普通は名前のとおり所要時間的には標準的なもので、申請先によって日数が異なる場合があります。
加急は、急ぎで発給してほしい場合に選ぶことができるのですが、申請可能なのは、東京と大阪の申請センターのみです。
特急ですが料金表には存在しますが、情報を持ち合わせていないため、申請可能かどうかは個別にお問い合わせが必要です。

申請料金

東京・大阪・名古屋の申請センターは、ビザ申請料金は、普通は8,000円、加急が14,000円、特急が17,000円です。消費税が別途必要です。手数料には申請センターが受領する分それぞれ5,000円、8,000円、10,000円が含まれています。

総領事館ですが、申請センターとは料金が異なりまして、手数料がかかりませんので、次の表のように金額が安くなります。何れの料金も日本人が申請する場合のものです。

普通申請加急申請特急申請
ビザ申請センター8,000円14,000円17,000円
総領事館3,000円6,000円7,000円
中国のシングルビザの申請料金

実際に要したビザ料金

名古屋で観光ビザ(シングルビザ)を2023年9月に申請しましたところ、請求書には「8,500円」と記載がありました。上記表はビザセンターのホームページにあったものを表にしただけですが、若干金額が異なったのが現状でした。

申請手順

ビザを申請するには、オンライン申請フォームに入力した後、ビザ申請センターへの申請日を予約するのですが、先にオンライン申請用の写真がなければ、入力の最初でつまづいてしまいます。私自身が実際に行ったものに基づき、どんな順番で進めればよいかを参考までに記載します。

具体的に取り組んだ順番

① 旅行日程(出国日と帰国日)を決定する。
オンライン申請用写真を撮影する。
③ 航空券を手配する。
④ 中国ビザのオンライン申請を行う。
⑤ ビザセンターの申請日時予約をオンラインで行う。
 【7/下時点 ここまで完了しました。費用は特にかかっておりません。】
⑥ 宿泊先を予約する。
申請表に貼付する写真を撮影する。
⑧ 必要書類を印刷する。
⑨ 管轄のビザ申請センターへ予約時間に合わせて赴き、申請する。
 【9/7時点 ここまで完了しています。】
⑩ 受理されたら、指定された日時以降にパスポートを受領しに行く。
⑪ 旅行に出発する。

休みを取れる見込みは何とかなりましたが、航空券の発券までしなければならないので、週末の日曜日の午前半日を費やしました。午後半日で中国観光ビザのオンライン申請を行いました。撮影した写真のサイズ調整に手間取り、写真のアップロード完了がOKとなるまで1時間以上はかかりました。

スケジュールは余裕をもって

発給された観光ビザには有効期限があります。発行日から3ヶ月間です。ですので、発行日が出発日の3ヶ月以上前ですと出国時点で無効なビザとなりますので注意してください。申請時期は中国旅行の出発1ヶ月くらい前が望ましいです。

ビザ申請センター・総領事館と各管轄地域

日本には東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、長崎、新潟に総領事館があり、そのうち、東京・大阪・名古屋には「ビザ申請センター」があります。

大使館及び総領事館がそれぞれ管轄している地域(都道府県)が決まっておりまして、日本で通用してる東北地方、中部地方と言った「○○地方」の概念とは異なる管轄とは別物となっています。

管轄地域をビザ申請センターや総領事館別に紹介します。申請先を誤りますと受付されませんので絶対に間違えないように注意してください。

ビザ申請センターとは?

観光に限らず、中国へ渡航するためのビザ申請については、中国政府は、東京・大阪・名古屋は「ビザ申請センター」が一括して受け付けるという仕組みをつくりました。

大使館領事部や総領事館でのスペースなどの関係で対応が難しいからだと見受けられます。所感地域があるため、申請先の選択肢は実質ありません。

領事がビザ発給をするため、領事へ送られ審査されるのですが、その周辺の受付や問い合わせ対応などを申請センターが対応しています。

東京ビザ申請センター

東京都江東区有明三丁目7番26号 有明フロンティアビルB棟12階
(ゆりかもめ「東京ビックサイト」駅から徒歩1分、りんかい線「国際展示場駅」から徒歩5分)

東京にある中国大使館の管轄範囲と合致します。交通アクセス的には線が太いので利便性は悪くありませんが、中部地方に分類される静岡県や長野県は東京になります。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 千葉県
  • 埼玉県
  • 長野県
  • 山梨県
  • 静岡県
  • 群馬県
  • 栃木県
  • 茨城県

大阪ビザ申請センター

大阪市中央区博労町三丁目3-7 ビル博丈9階
(地下鉄「心斎橋」駅から徒歩6分、地下鉄「本町」駅から徒歩7分)

関西を中心とした、近畿地方、中国地方、四国地方まで及ぶ、管轄範囲が最も広いセンター(総領事館)です。大阪の中国総領事館の管轄範囲と一致します。同じ中国地方でも山口県は含まれません。

  • 大阪府
  • 京都府
  • 兵庫県
  • 奈良県
  • 和歌山県
  • 滋賀県
  • 岡山県
  • 鳥取県
  • 島根県
  • 広島県
  • 愛媛県
  • 香川県
  • 徳島県
  • 高知県

名古屋ビザ申請センター

名古屋市中区錦一丁目5番11号名古屋伊藤忠ビル4階413号室
(地下鉄東山線「伏見」駅から徒歩3分、桜通線「丸の内」駅から徒歩4分)

東海3県と北陸3県が管轄範囲で、こちらも南北の地理的な範囲は広いです。名古屋にある総領事館の管轄範囲と一致します。中部地方全部ではなく一部が名古屋となります。

  • 愛知県
  • 岐阜県
  • 福井県
  • 富山県
  • 石川県
  • 三重県

札幌総領事館

北海道だけでも広いですが、北東北3県も管轄なのが特徴です。

  • 北海道
  • 青森県
  • 岩手県
  • 秋田県

福岡総領事館

長崎県を除く九州全県です。地理的に山口県は福岡で済むのはありがたいです。沖縄には総領事館がないため、福岡まで赴く必要があり、かなり遠方になります。

  • 福岡県
  • 佐賀県
  • 大分県
  • 熊本県
  • 鹿児島県
  • 宮崎県
  • 沖縄県
  • 山口県

長崎総領事館

設置された経緯があるようで、管轄は長崎のみです。

  • 長崎県

新潟総領事館

他の総領事館と比べて新しく開設されたものです。

  • 新潟県
  • 福島県
  • 山形県

東京・大阪・名古屋各センター以外の管轄の場合、どこでオンライン申請するのか?

中国が全世界向けに「China Online Visa Application」(COVA) という中国ビザオンライン申請システムがありますので、札幌・福岡・長崎・新潟各総領事館の管轄地域に在住されている方は、中国签证在线填表(中国査証オンライン申請)のページでオンライン申請を行います。

福岡総領事館WEBページの中国ビザ申請についてのお知らせ (2023年5月29日更新)でも、このシステムへのリンクが示されています。Chromeですと、セキュリティ的にアクセスできないよう注意喚起画面が表示される場合があります。具体的には「この接続ではプライバシーが保護されません」というメッセージ画面です。使用しているブラウザや環境によって異なります。

China Online Visa Application (COVA)トップページ

表示言語には日本語がなく、英語か簡体字中国語、その他3言語となります。

右側上部にある「Asia」をクリックして、「Japan」の下にある「FUKUOKA」「NAGASAKI」「NIIGATA」「SAPPORO」を選択すればあとは、次以降の、オンライン入力手順に準じます。

中国ビザのオンライン入力手順

こちらでは、東京、大阪、名古屋の各ビザセンターでのオンライン申請表の具体的な入力方法を解説します。各総領事館の手順も基本的に同様ですが、最初の画面などが異なるため、追って解説を追加する予定です。

申請書入力フォームへ移動

①② 申請先のビザセンター名 Tokyo(東京)・Osaka(大阪)・Nagoya(名古屋) をクリックしてください。

③ 表示言語(日本語・英語・中国語)をクリックしてください。
最初に言語を選択しても、センターを変更すると英語のページが表示されるのがデフォルトの仕様のため①②③の順番が効率的です。画面は日本語のテキストをクリックした後の画面です。

④ トップ画面下部にある「高速リンク」真下の「査証」をクリックしてください。

⑤ 左下「オンラインによる申請表入力」真下の「申請表入力」をクリックしてください。
右上に「新規登録」がありまして、登録しなければならないとお思いになるかもしれませんが、この手順で行えば、申請記録やオンライン予約、ビザ申請状況の確認は何れも可能となります。

⑥ 責任の所在や用語の定義、注意事項などについて詳細が記載されていますので、一読いただき、一番下にある「同意」をクリックしてください。
こちらに記載されている事項は重要なことが結構ありますので、逐次解説していきますが、今回は手順紹介を優先します。

⑦ 申請するビザセンターが間違いないか確認してください。
この画面は⑧の画面です。ビザセンターの選択はできないため、仮に異なる管轄のビザセンターの場合は、①からやり直してください。

⑧ 「新しい申請表を作成する」左にあるボタンを選択してください。

⑨ 下にあらたな説明「申請表の入力完了は、~」が表示されますので、「新しい申請表を作成する」をクリックしてください。

⑩ 「Slide to complete the image」にある「→」をパズルのピースを同じ形がある場所までマウスで右へスライドさせてください。

第1部分 個人情報

申請者自身の基本情報を入力して、顔写真をアップロードします。

1.1 姓名
1.1A 姓と 1.1C 名はパスポートに記載されているアルファベットの氏名記入。1.1D 通称名はなければ記載不要。1.1E 氏名は漢字の氏名を姓名の間に1字スペースを空けて記入。1.1F 写真アップロード は別ページで詳細を解説します。

1.2 生年月日(年/月/日)
年は入力、月日は数字を選択。

1.3 性別
Female(女)、Male(男)何れかを選択。

1.4 出生地
日本はJapanを選択、都道府県は「千葉」のように、市は「○○市」又は「○○郡○○町」。

1.5 婚姻状況
Marrid(既婚)、Disvorced(離婚)、Single(独身)、Widowed(未亡人)何れか選択

1.6 国籍と永住権
日本国籍なら「Japan」、身分証明書番号はパスポート情報は1.7で入力するため「該当なし」。他は該当しない場合は「No」。

1.7 パスポート情報
Oridinary(一般旅券)を選択。
発行国「Japan」、発行地「○○」(都道府県名)県の部分は不要、発行機関(外務省)、発行年月日&有効期限年月日は、それぞれ年は入力、月日は数字を選択。

1.8 紛失・盗難したパスポートまたは旅行証
該当しない場合は「No」を選択。

第2部分 申請情報

申請するビザの種類などの情報を入力します。

2.1 ビザの種類及び渡航目的
2.1A ビザの種類及び渡航目的は「(L)Tourism」(観光ビザ)、「(L)Independent tourist」(個人旅行)を選択します。

2.2 ビザ申請の基本情報
観光ビザの場合は 2.2A ビザの有効期限 (月)は「3」、2.2B 最長滞在日数 (日)は「30」、2.2C 回数は「Single」としてください。

2.3 サービス種類
普通申請は「Normal」を選択してください。加急申請は「Express」を選択するのですが、ビザ申請センターによっては普通申請のみの場合があります。

第3部分 職歴

申請者の職業や年収、直近の勤務先などを入力します。

3.1 現在の職業
次の英語記載の職業(参考訳)の中から選択してください。

  • Bussinessperson(ビジネスマン)
  • Company employee(会社員)
  • Crew member(船舶や航空機などの乗組員)
  • Entertainer(芸能関係者など)
  • Govermental official(政府関係者、公務員)
  • Industrial/Agricultural worker(工業・農業従事者)
  • Media representative(メディア関係者)
  • Member of Parliament(国会議員)
  • Military personnel(軍人)
  • NGO staff(NGOスタッフ)
  • Other(その他)
  • Religious personnel(宗教関係者)
  • Retired(退職者)
  • Self-employed(自営業)
  • Student(学生)
  • Unemployed(無職)

3.2 年収
通貨の種類は「RMB」(人民元)、「USD」(米ドル)、「EUR」(ユーロ)のいずれかを選択します。人民元に換算をクリックすると、下の画像のように換算ができるのですが、私が使った時はうまくいきませんでした。Windows電卓を使って計算しました。

3.3 職歴(直近の職業から順に入力してください)
一瞬、凍り付きそうになったのですが、3.3A 勤務期間 は直近の勤務先を記載します。勤務終了年月日は現在職がない場合に記入する意味です。3.3B 勤務先名 は住所と電話番号(ハイフンなし)の入力も必要です。3.3C ポスト・役割 は課長、部長といったものを書きます。3.4D ポスト・役割/職責 右側ですが空白でもOKでした  3.3E 責任者の姓名、電話番号 は直属上司の氏名、電話番号は勤務先電話番号と同じでもはねられませんでした。

【補足】 3.4D ポスト・役割/職責
オンライン申請時はOKでしたが、ビザ申請センターへ持参した際、スタッフから記載を求められました。

第4部分 学歴

使用できる言語や高校以降の学歴を入力します。

4.1 使用できる言語(複数可)
「日本語」と書かれてあれば結構です。他の言語は任意です。

4.2 高等教育程度(高等学校からの教育)
1行目 高校又は大学の入学日
2行目 高校又は大学の在籍最終日
3行目 左側に学校名、右側は所在地
4行目 次の何れかを選択

  • Graduate or other equivilent study(大学院修士課程修了)
  • High school or other equivilent study(高校卒)
  • PHD or other equivilent study(大学院博士課程取得)
  • Undergraduate or other equivilent study(大学卒)

第5部分 家族構成

現住所や連絡先、家族構成を入力します。

5.1 現住所
申請者の住所を記入。国または地区は「Japan」、都道府県は「○○県」、市は「○○市」「○○郡○○町」、郵便番号はハイフンなしで、あとは番地以降を入力します。

5.2 固定電話/携帯電話番号
5.3 携帯電話番号
何れも同じ携帯電話の入力でも大丈夫です。
「‐」(ハイフン)は不要ですが、入力すると赤字で「有効な電話番号を入力してください」とエラーメッセージが表示されます。

5.4 メールアドレス
申請書記入完了後など、自動発信メールがビザ申請センターから届きますので、それらを受け取るメールアドレスを記入してください。

5.5 家族構成
死亡した場合は「該当なし」をチェック。新たに「説明してください」と表示が出るので、「2000年逝去」など、記入してください。
「職業」は、「第3部分 職歴」「3.1 現在の職業」の英語リストと同じ選択肢の中から選択してください。
子どもがいない場合は、右端の「該当なし」をチェック。
記入した家族のうち特定の人が中国に在住している場合はその人の「現在中国にいますか」の問いの答えとして「Yes」を選択します。

第6部分 渡航情報

旅行日程、往復航空便や滞在都市などを入力します。

6.1 日程
渡航日時は、日本から中国へ到着する年月日、搭乗便は国際線の便名、渡航都市は中国の入国地を選択してください。
「入国地」ですがアルファベット表記です。例示すると、北京「Beijing」、上海「Shanghai」、広州「Guangzhou」など、中国語の発音が分からないと選びづらいです。中国語を分からない方は、WEB検索などで事前確認が必要です。

滞在情報
「滞在都市」、「住所」、「入国日」、「出国日」は必須です。
「入国日」は前項「日程」の「渡航日時」と同じ日になります。
やっかいなのは、「出国都市」です。前の「渡航都市」と同様にアルファベット表記なのですが、例えば、北京「Beijing」を選択すると、6.1H 出国地域、県 が新たに表示されます。これは市の中にある区や県を選ぶ項目です。
選択しなければ「これは必須項目です」と表示され、次の番号へ進めることができません。中国の地理をかなり知っている人でないと選ぶことは困難です。
要は国際空港が所在する所を選択するという意味です。
例えば、出国する空港が北京首都国際空港なら「Beijing」→「Chaoyang Qu」、大興国際空港なら「Beijing」→「Daxing Qu」、上海浦東国際空港なら「Shanghai」→「Pudong Xinqu」を選択してください。

6.2 中国国内招聘元/連絡担当者または組織名
個人の旅行であれば、招聘元はありませんので、「該当なし」をチェック。

6.3 緊急連絡先
家族や親族など、緊急連絡者の氏名、続柄、電話番号(ハイフンなし)など入力が必要です。

6.4 旅費の負担者
自己負担の場合は「Self」、どこかの組織が負担する場合は「Organization」、「Other」その他どこかが負担する場合はこちらを選択。

6.5 国内/国外保証人
6.4 旅費の負担者が「Self」でない場合、ここの記入が必要になりますが、「Self」でしたら「該当なし」をクリックしてください。

6.6 同行者
同行者がいる場合は「Yes」、いない場合は「No」を選択。

第7部分 渡航履歴

過去の渡航歴や以前取得した中国や他国のビザなどついて答えます。

7.1 過去3年間の中国への渡航履歴
渡航歴がある場合は「Yes」、そうでない場合は「No」を選択。

7.2 以前取得した中国ビザの情報
ある場合は「Yes」、そうでない場合は「No」を選択。

7.3 有効期限内のその他の国のビザ
お持ちの場合は「Yes」、そうでない場合は「No」を選択。

7.4 過去5年間に訪問した国
訪問したことがある場合は「Yes」、そうでない場合は「No」を選択。

第8部分 その他の項目

次の11の質問事項に対して「Yes(はい)」又は「No(いいえ)」で回答します。

8.1 中国ビザまたは中国への入国を拒否されたことはありますか?
8.2 以前中国のビザを取り消されたことはありますか?
8.3 中国に不法入国、不法滞在、不法就労したことがありますか?
8.4 中国や他の国での犯罪歴はありますか?
8.5 深刻な精神障害(精神疾患)または感染症はありますか?
8.6 過去30日以内に感染症が流行国または地区に行ったことはありますか?
8.7 銃器、爆発物、核施設、生物学、化学に関する特殊技能がありますか?または左記に関する特殊な訓練を受けたことがありますか?
8.8 兵役の経験はありますか?
8.9 軍事性組織、民間軍事部隊、ゲリラ、反乱組織に参加したり、またはその組織に所属していたことはありますか?
8.10 社会貢献団体、慈善団体で寄付や勤務の経験がありますか?
8.11 表明しておくべき事項は他にありますか?

第9部分 郵送情報

提出したパスポートの受領方法を選択します。

9.1 郵送情報
現状では、「By Post」(郵送)によるパスポート送付はできないため、「By visiting the Visa Center」(ビザセンターでの直接受取)のみとなります。

第10部分 サイン及び声明

これまで記入した情報が正しいかどうか確認します。

10.1Aサイン及び声明
「Personal application」(個人入力) 「Assisting another applicant」(代行入力)ですが、申請者本人が入力されていますので、前者を選択してください。
次に、その下にある「上記の全ての事項を確認し、同意します」をクリックして、下にある「申請表を提出する」を押すと、小さいメッセージが出るので、「確認」を押しますと、申請表を提出完了となります。

完成した申請表を印刷する

申請表が完成するので、自宅や外部のコピー機などで印刷します。

まず、申請番号をメモしたり、コピペ、スクショするなどして、保存してから、「申請番号を確認し控えました」をクリックしてください。
真ん中の「簡易版申請表と完全版申請表をダウンロードする」の右下にある「申請表をダウンロードする」がありますので、このボタンをクリックしてダウンロードしてください。

知っておくと便利な情報

申請内容が多岐にわたるため、入力が途中まででも、一時保存すれば別の日に入力を再開することができます。データ保存は30日以内ですので、あまり長いスパンでの入力には適しませんので、できる限りこまめに入力して、なるべく早めに完了してください。

もし、今後も観光で中国を旅行する可能性がある場合は、申請書入力完了時に、入力したデータをダウンロードすることができます。次回申請時までパソコンに保存して、使用時にアップロードすれば、入力の手間を大幅に低減することができます。

オンライン予約が可能な日程は、予約はできませんが、空いている日時は申請番号とパスポート番号を入力して、一時保存をしていれば、見ることができます。

問い合わせは、電話とメールで可能ですが、電話は以前かけたら繋がらず、メールは回答は来るのですが、的外れな案内やリンクなど、まともな回答で参考にならないため、結局は自己責任となってしまいます。参考になる情報があればアップします。

オンライン予約

オンライン申請表提出が終わってやれやれと思いますが、残念ですがこれで終わりではありません。申請表を印刷した紙やその他必要書類を整えて、ビザ申請センターへ持参しなければなりません。

① 最初の「申請書入力フォームへ移動」を再度確認いただき、次の画面を表示させます。


②「個人予約(申請)」をクリックしてください。

③ 予約する都市が管轄のビザ申請センターであるかどうか確認。連絡先を入力します。本来はローマ字かもしれませんが、漢字で入力してしまいました。電話番号やメールアドレスは申請表に入力したものと同じにしてください。申請番号とパスポート番号を入力すると、下にパズルピースを移動させる画面が出ますので、正しい位置へ移動してください。

④ 次の画面で、申請予約が可能な日時が表示されますので、予約したい日時 例:「13:00~13:15」をクリックします。

⑤ 「予約を確定しますか?」の画面が出たら、「確認」を押して、予約を確定します。

⑥ 予約表の印刷を求めるメッセージが表示されます。「ビザ予約完了」の下に記載された情報をご確認ください。

⑦ 一番下に、「ダウンロード及び印刷」をクリックして、ダウンロード又は印刷をします。念のため「予約票をメール送信します」をクリックして、バックアップとしてメールへ送信することもOKです。

ビザ申請センターの最短予約可能日

ビザ申請センターの申請日時予約が最短でいついつ以降取得できるか例示します。

2023年7月27日(木)時点  
東京  8/25(金) 29日後(4週間後)
大阪  9/19(火) 53日後(2ヶ月近く後)
    同日~9/25(月)しか予約可能日はありませんでした。
名古屋 9/1(金)  35日後(5週間後)

状況により最短予約可能日が変動しています。旅行日程を早めに決め、宿泊予約は後でも構わないので、早くオンラインビザ申請用写真を確保して、オンライン申請をすることをお勧めします。

ビザ申請センター・総領事館受付時間

日本で中国の観光ビザを申請できるところと受付時間などをまとめました。電話番号や所在地、最寄り駅などは目次からリンクしていますので個別にご確認ください。

申請先 所在地 業務日 申請受付 普通 加急 受取
中国ビザ申請センター 東京 月曜日〜金曜日 9:00~15:00 9:00~15:00
大阪 09:00~12:00 13:00~16:00  09:00~11:30 13:30~15:30
名古屋 9:00~14:00 × 12:00~14:00
総領事館 札幌 月曜日〜金曜日 9:30-12:00 不明 未記載
福岡 9:00-12:00 不明 未記載
長崎 09:00-12:00 不明 未記載
新潟 09:00~12:00 14:00~15:30 不明 未記載

※加急申請は11:30(東京・大阪)まで。
※名古屋の普通での受領には6営業日必要。
※申請センターがオンライン予約で受付している時間と異なる場合があります。

最後に

中国へ観光で旅に行くためには、オンライン申請と対面での申請をどうしてもクリアしなければなりません。お役に立てればとおもい申請方法を整理しました。すべてに当てはまる訳ではないことにはご留意いただき、申請する際の参考としてご活用いただければ幸いです。

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