WEBで購入可能な"3C認証”モバイルバッテリー [10/5]

中国へ渡航される方で心配なのはモバイルバッテリー。家にあるものは3C認証を受けていないことが分かり「どうしよう?」とお悩みの方必見、中国旅のプロが書いた記事です。

私自身、年内に中国へ渡航する予定がありまして、今年買った手持ちのモバイルバッテリーが3C(CCC)認証がなかったので、急きょオークションサイトで売却しまして、新たに購入を検討中です。

そういったリサーチ活動の中で様々な情報に接することができまして、同じようにインターネットでお探しの皆さんにも役立てるように情報をまとめました。

【2025年10月5日更新】

筆者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年(詳しい紹介)。
ブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営するベテラン旅ブロガー。中国旅行に興味がある方や旅を計画している方向けに旅に役立つ様々な情報を発信。
70回以上の中国訪問歴を有し、チベットを除き全ての省を訪問済。

筆者”旅人@中国旅一筋30年”

3C認証バッテリー購入時の注意事項

WEB通販サイトで3C認証のモバイルバッテリーを購入するにあたっての注意すべきこと、知っておくとよいべきことが多数ありますので、ユーザー視点でまとめました。

  • 商品タイトルや説明に「3C対応」「CCC」「3C認証」といった表記があるもの、又は、製品写真の中で認証マークが掲載があるものを選んでください。
  • 画面の写真に3Cマークがあったり、説明文に3C認証といった文言が書かれていればより安心です。
  • 「機内持ち込み対応」という表現は、3Cと同義、イコールではありませんので注意してください。
  • 製造時期のロットにより、3C非対応の在庫品が出荷される可能性があります。
  • 万が一、購入した実際の商品に3C認証マーク表示がない場合、返品や交換を求める証拠とするためにスクリーンショットを撮ることをお勧めします。但し、これらを提示することで必ず補償される訳ではありません。

通販サイトの問題点

商品の見せ方としてモバイルバッテリーの裏側を見せるというのは手法的にあまり重視されていないので、商品一覧画面で3C認証マークがあるものかどうか区別ができません。

ひとつひとつクリックが必要で、写真があるかどうかを見なければならないため、探すのにすごく苦労します。

あくまで、駄目なのは今であって、時間が経過するなどすれば、3C認証済のモバイルバッテリーの商品がそう遠くないうちに日本でも買える日がくるのではないかと思います。

商品の見方

WEB通販では実物を見ずに購入するかどうか決めることになります。その際にどのように見たらよいか参考となるポイントをお知らせします。

商品タイトル、説明や写真を確認

返品リスクに備えるため、可能な限り、通販サイトで商品を選ぶ際、商品写真に3C マークがあるもの、もしくは、商品タイトルに”3C”が含まれているものを購入するとよいでしょう。

到着後の実物をよく見ること

入荷の時期、ロットによっては、同じモバイルバッテリーでも3C認証マークがないものがあり得ます。購入したものをすぐに確認してください。

PSE認証表示もチェック

日本も認証制度がありまして、2019年2月以降に販売しているモバイルバッテリーにはPSEマークの表示があります。

PSEマーク

購入場所に関わらず、日本でモバイルバッテリーを使う場合はPSE表示があるかどうかをご確認ください。

① WEBで購入可能なもの

インターネットの直販サイトや通販サイトで「3C認証」などと表示されていることが確認できた情報を製造メーカーごとにまとめました。

店舗販売のものと必ずしも型番が同じとは限りませんのでご注意ください。

筆者の全体的な評価としては、3C対応と商品名に記載している機種数が圧倒的に多い ”Belkin”、表示では公式販売サイトで表示されている "ハマケンワークス" が一歩抜きんでています。

商品タイトルに「3C対応」と記載があるモバイルバッテリー

ハマケンワークス

  • HD4-MBFT3C10PD20WH
  • HD4-MBFT3C10PD20BK
  • HD4-MBFT3C05BK
ハマケンワークス公式サイト CCC認証品

Belkin

  • BPB011
  • BPB012
  • BPB014
  • BPB020
  • BPB021
  • BPD004
  • BPD006

型番の最後部に細かい記号がついている例:BPB021 → BPB021qcLS-DY、BPD004 → BPD004QCNB-DY といった製品があります。

Belkin BPD004の派生製品(CCC/3C認証)

Amazonでの通販で、商品レビュー欄で「3Cがない」の投稿が続出いている消費があります。

TORRAS

  • PB14

VINKO

  • V1001

② 購入者の評価/投稿から判明した機種

メーカーの説明部分には何も書いていませんが、通販で購入した人が書き込んだ感想の中にも、情報がある場合があります。

Anker(アンカー)

3C認証モバイルバッテリーに関する購入者のレビュー

③ 店舗でのやりとりから判明した機種

購入前にストアへ確認されたケースにより3C対応している製品が分かるケースがあります。

Anker(アンカー)

Anker公式サポートの3C認証モバイルバッテリーに関する回答

④ 中国大手通販サイト

中国拠点に世界へ通販で販売している「AliExpress」(ありエクスプレス)では、3C認証モバイルバッテリーを銘打って販売している商品をいくつか発見しました。

AliExpressで販売されている3C認証バッテリー

AliExpressで販売している3Cバッテリー

商品タイトルに「CCC」や「3C」と表記されている者をピックアップしました。

バッテリーによっては各商品の投稿レビューに写真が載っていて3Cマークが載っている場合がありました。

レートの関係で日本円価格の変動がありますので()は参考値としてお考え下さい。

10,000mAh

20,000mAh

3C認証商品の見つけ方

何れも、商品名に「CCC」や「CCC Certified」といったキーワードが含まれているものです。送料が「Free shipping」と書かれていれば無料です。

タイトルに45Wなど書いてありますが、画像や仕様を確認する20Wといったケースが散見されます。

投稿レビューの写真に実際に3C認証のマークが表示されているモバイルバッテリー現品を載せている方がいらっしゃいました。

見落としがちな注意点

Anker Power Bank」が一例となりますが、サポートからの返答ですが、「世界共通仕様」と「日本向け仕様」が混在しており、仕様を選んだり、個別に認証の有無を確認することはできない。という回答でした。

ということは、出荷は当然ながら個体単位ですので、通販サイトで購入しても、必ずCCCマークがあるバッテリーが必ずしも届くとは限らないということです。

加えて、メーカーからは3C認証されたものでなくても、交換はしてくれないということを示しています。

AIとの会話をそのまま載せるページに注意!

Google検索上位に載っているので正しいとは限りません。事実とは異なる情報をもっともらしく回答する「ハルシネーション」という生成AI特有の現象がありますが、何れも注意しなければなりません。

筆者が発見したのは、”Grok”の結果がそのまま直リンクしているページでして、内容はバッテリーの容量別お勧めが掲載されているものでした。

載せているだけで、CCC認証の有無は項目はあるのですが、「要確認」ばかりで、情報としては空で体を成さないのですが、なぜか検索結果の上部に表示されています。ですので、すごく紛らわしいのです。人の手による検証がされていないものですので、結局は確認しなければなりません。

店舗でモバイルバッテリーを選びたい

3C認証バッテリーを買うのがWEBだと不安を感じている方はいらっしゃいませんか?そういった方に向けた記事があります。

具体的に店舗で店員にヒアリングを行ったり、実際にモバイルバッテリーを見るといった調査を行った結果導かれたこと、どのようにすれば目的のCCCマークのものが手に入れられるかを解説しています。

モバイルバッテリー持込トラブル回避法

中国国内線にモバイルバッテリーを持ち込むことができなくなり、他の対策を採れば回避できる場合があります。10以上の方法を掲載した記事「中国国内線モバイルバッテリー厳禁 持込トラブル回避策」を用意しました。

最後に

筆者自身がCCCマークがあるモバイルバッテリーをWEBで探すなかで、皆さんにも還元できる情報がありましたので記事を作成しました。

私自身も調査の中で得た掲載情報を参考にどうするかを検討している最中です。

モバイルバッテリーがないと突然の電池切れに対応ができません。中国へ行く前にぜひご覧いただき、参考にしていただければ幸いです。

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筆者情報

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。

大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

旅先での中国語会話を実践して、通じる中国語を教えることにも取り組んでいる。中国語に堪能でVIP通訳に従事したことがあり、訪日視察団のアテンドをしたことも。経験を活かして、コミュニケーション促進のための中国語も含め講師として教えて6年超。

ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、いただいた質問に対応したり、いただいた情報をブログや動画に反映している。

詳細は作者紹介をご参照ください。問合せはこちらまで。

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