《WeChatPay》クレカ登録後に中国で使用する方法(2024)

クレジットカード情報をWeChatPayに登録した後、旅行や仕事、視察などで中国へ渡航して、支払いがスムーズにできるように使用方法や注意事項などを実際に経験した事例を交えて解説します。自ら滞在先で経験したことを含めて伝えさせていただきますので、参考にしていただければ幸いです。

WechatPayにクレジットカードを紐付する方法

WeChatPay(ウィーチャットペイ・微信支付)を現地で使うためには、先にクレジットカード登録が必要です。
具体的な方法や手順については、「中国でキャッシュレス決済《WeChatPay》クレジットカード登録手順(2023)」をご確認ください。

AliPayに興味のある方は・・・

もうひとつの中国2大キャッシュレス決済であります、Alipay(アリペイ・支付宝)でクレジットカード情報の登録に興味がある方は、「中国でキャッシュレス決済《Alipay》クレジットカード登録手順(2023)」、「《AliPay》クレカ登録後に中国で使用する方法(2023年10月)」をご確認ください。

【最新情報】WechatPayの方が通用している

この年末年始に雲南省を訪問しました。移動や宿泊、飲食など様々な場面で使用したのですが、WechatPayの方が通用することが分かりました。

両方使える所が多いのは確かですが、一部でWechatPayしか使えないという所が幾度もありました。

現地の人になぜWechatPayがよく使われるのか、もしくは、店舗でAliPayを使わないのかヒアリングを行いました。利用者があまり使われないことや契約手続きの関係でAliPayを使っていないという生の声を聴くことができました。

また、交通機関においては、特に都市や町を結ぶバスの利用においてはWechatPayが強いことが分かりました。

現地での経験や情報を踏まえて、引き続き続報として解説していきたいと思います。

WechatPay 決済トラブル原因切り分け法

年末年始の中国滞在中の全ての決済をキャッシュレスとすることができました。トラブルが起こらないように考えられる対策を講じたこともあったからだと思います。昨年9月はトラブルがあり100%は無理でした。

関連動画として「WechatPay & Alipay 決済トラブル原因切り分け法 [中国帰国後でもOK!]」をアップしました。仕事や旅行で中国滞在中に起こった決済エラーの原因となっている理由や背景、切り分け方法について解説しています。関心がある方は動画をぜひご覧ください。

クレカ解禁後の決済実績(2023年9月)

WechatPayが海外のクレジットカードの登録を解禁して2ヶ月もしないうちに中国旅行に行きました。登録したカードで使えるかどうか実際に決済した内容については次のとおりでした。

WechatPayで現地で決済した実績

  • 商店
  • 宿泊代金
  • 飲食店
  • 書店
  • 地下鉄切符

店舗や飲食店で使えないということはひとつもありませんでした。消費する場所ではどこでも使えるといった便利さです。日本みたいにこの店は使えてあの店は使えない。現金のみといったことは基本的にありませんでした。

決済明細

AliPayと同じクレジットカードを登録しておりまして、明細は同じカード会社に計上されて、請求が来ました。詳細は次の画像のとおりです。略称に記載のCNYは中国元を示しています。

延べ11回決済しました。「WECHATPAY*TENCENT」や「WEIXIN*CHINA RAILWAY」とあるのがWechatPayの決済明細です。一度、鉄道切符購入したのですが、事情が変わって使わなくなったので乗車前に払戻しをしたものが含まれています。

様々な店舗やWEBでの決済はできますので、中国滞在中で支払いに関して困ることは少なくなります。一方で、個人間送金やチャージをすることはできませんが、中国旅行や業務渡航で影響は少ないので気にしなくてよいかと思います。

「できること」「できないこと」

WechatPayが使えるカテゴリー

運営企業によれば、決済に使用することができる次の10の場面を想定しています。
飲食店、交通機関、ショッピングモール、スーパーマーケット、観光地、ホテル、エンターテインメント、スポーツ、美容、健康

幅広い様々なカテゴリーでの支払いにWeChatPayが使えるということを意味します。

日本ではキャッシュオンリーがほとんどですが、観光地のチケット購入でキャッシュレス化が進んでいます。

WechatPayキャッシュレス決済 実例集

実際に使用した経験を基に事例としてケースごとに紹介します。2023年7月、運営会社が公式に外国人を対象にクレジットカードを開放したので、間違いないかどうかテストをしたものが次の事例です。

日本で決済できるということは、Wifiなどネット環境があれば、中国でもできますので旅前から旅中まで利用することが可能です。

安宿の宿泊代金を支払う(2023年9月)

200元以下の代金の安いホテル(賓館・飯店)や旅社、招待所など、キャッシュレス普及前は現金だけしか使えなかったのですが、WechatPayなどスマホ決済が広まったおかげで、安宿での決済方法として標準装備となりました。ユースホステルも同様です。

宿のフロントに当たる場所でチェックインする際に支払うので、右上の写真のようにQRコードがプリントされた紙が近くにありました。

日本で中国の携帯電話番号にチャージする(2023年8月)

現地で使える携帯電話のSIMカードを持っているので日本でチャージできるかどうかテストしたところ、リチャージができるミニアプリから成功しました。

WeChatPay決済方法

次の画面の下にある明細ですが、2023年8月19日に1元のチャージが完了(充值成功通知)していることが示されています。

日本で中国の鉄道切符を購入する(2023年8月)

具体的な購入方法は別の記事で投稿しますので、こちらでは詳細を割愛しますが、次の画面を見ていただければ分かりますように、2023年8月19日に日本で発行したクレジットカードを選択された状態で、WeChatPayでの支払いは成功しました。

乗車する列車や切符の種類を決めて(左側画面)、12306で鉄道切符を確保するために支払ボタンをタップした(真ん中画面)後に、WeChatPayのアプリが起動して、支払い画面が出て、決済ボタンをタップすると完了する流れです。支払成功と表示されています(右側画面)。

鉄道料金8元の支払がされた明細が左画面で、右画面は決済日や時刻や購入先などが記載されている画面です。何れもWeChatPayの画面上で確認したものです。

中国で鉄道切符を購入する(2019年5月)

下の写真は2019年5月に北京駅の鉄道切符窓口ですが、窓口には対応するスマホ決済の種類のステッカーが貼られています。ない場合は基本、現金のみですが、まれにそうでない場合があるので尋ねることをお勧めします。

北京駅の鉄道切符窓口でのスマホ決済対応状況

鉄道の切符は高速列車であれば1ちょっといどうしただけでも100元単位で、1,000元以上することも多々あります。

普通の列車でも寝台にのると数百元必要ですので、高額決済をキャッシュレスですることができるのは、旅人にとって大変ありがたい限りです。

といいますのは、前日夜の宿で切符を買う分の100元札を出してセキュリティーポーチに移動させたりする手間が不要となります。

また、人目を気にしながら、盗まれないように、お金をさっと出したりするのが煩わしいので、スマホ決済や銀聯カードでできるのであれば、負担が軽減できます。

事前にしておくこと

初めて決済する前にひとつやっておかないといけないことがあります。支払いを有効とするためのアクティベートです。そのやり方を説明します。

アクティベートのやり方

WechatPayをアクティベートをするための手順を画面を交えて解説します。

① Wechatアプリを起動

右上の「○+」をタップし、更に「收付款」をタップ。

② サービス規約を確認

「○ 你已阅读并同意《付款用户服务协议》」の「《付款用户服务协议》」のリンクをタップ。規約を確認後、右上の「×」をタップして閉じる。

③ サービス規約に同意する

「使用付款吗」「需要重新开启付款功能,开启后向商家出示付款吗即可完成快速支付。」の下にある「○ 你已阅读并同意《付款用户服务协议》」(規約を確認し、同意しました)の「○」をタップ。

④ 機能を使えるようにする

「开启」(機能をオンにする)をタップします。

⑤ 支払いパスワードを入力

6桁の支払時パスワードを入力し、「知道了」をタップしたら完了です。

「使用说明」を見ますと、1,000元未満の決済は支払時パスワード入力が不要とありました。この機能のことを指しているのではないかと思われますが、この機能を使わないという選択肢は見たところないように見受けられました。

支払時の使い方

大きく分けて現場での決済方法とWEB上での決済方法ががあります。

「自分のスマホでQRコードを表示したものを相手がスキャンする方法」と「店舗に置かれた紙のQRコードをスキャンし、金額を入力して、相手に見せて決済する方法」があります。

何れも日本でも一般的に使われている方法ですので、馴染みがあるのではないでしょうか。また、インターネット上になりますが、ミニプログラム(小程序)による決済方法もあります。

① QRコードを表示したものを相手がスキャンし決済

店舗側に決済端末がある場合に使われる方法で、自分のスマートフォンにQRコードを表示させて、スタッフがリーダーで読み取って決済します。「被扫支付」と中国語でいいます。

日本で行われている最もスタンダードなキャッシュレス決済の方法ですので馴染みがあるのではないでしょうか。

典型的なリーダー
この画面をスタッフに見せてスキャン

② QRコードをスキャン、金額入力し相手に見せ決済

ラミネートしたQRコードが印刷された紙や三角形で組み立てられた紙にプリントされているQRコードを読み取ります。中国語では「扫码支付」となります。

読み取ったら、金額を入力して、スタッフに見せて、了解を得てから決済する方法です。この方法が一番ポピュラーになっています。

お賽銭にもWechatPayが使えます

なんと、お賽銭までキャッシュレスで対応できる時代が到来しました。

③ ミニプログラム(小程序)による決済

事例として挙げた中国で使うSIMカードへのチャージした時に使用した決済方法です。

ミニプログラムを操作して、決済画面を順番にタップするのですが、アプリ内で完結しているようなイメージになります。

決済で優先的に使うカードを変更する方法

支払時にはどの手段で決済されるのかが設定されていまして、基本的に、決済時に使用するクレジットカード(銀行キャッシュカード)の種類をその都度変更することができます。

変更せずに、そのまま決済をOKすると、デフォルトのカードの種類が決済時に適用されます。

① 「收付款」画面を表示

決済画面で表示されているカードの右側に「^」の逆向きの部分をタップしてください。(左端画面)

② 変更したい種類を選ぶ

続いて、変更したいカードの種類の右側をタップ(真ん中画面)すると、変更後のカードの種類が表示されます。(右端画面)

決済手数料

1回当たり200元以下は決済手数料は無料で、200元を超える場合は手数料3%が必要です。キャンセル時は支払額に応じた手数料が戻ります。

1元は約20円ですので、200元は4,000円に相当します。買い物や飲食で対応できます。多人数の飲食や高額のショッピング、高速列車での移動などは金額的に超えてしまいます。

クレジットカードや銀聯カードではレートによる手数料はありますが、決済額に応じた手数料は生じないため、高額決済はこれらを利用するという手はあります。

利用限度額

1回当たり6,000元までの決済が可能で、1ヶ月50,000元、1年60,000元です。外貨と人民元とのレートについては、各クレジットカード会社が設定したレートで換算されます。

中国では、骨董品や書画、筆、楽器など、ならではのお土産が売っているのですが、値段が他よりもかなり高いので、高額なものを購入すれば、限度額を超えてしまうこともあり得ます。

ただ、普通のお土産を買うくらいで、現地で足裏マッサージを受けたり、ちょっと豪華な食事をするくらいであれば、1回の渡航で限度額まで消費することはないでしょう。

5万元は100万円ですので、1ヶ月まるまる滞在しないのであれば、達することは多くないと考えて差し支えありません。

操作方法が分からなくなった場合

滞在先でWeChatPayを決済するとき、もし、操作方法に不安を覚えたり、分からなかったりしたときに、中国人なら誰でも使えるアプリなので、言語を「簡体中文」にすると、どこで決済するか、その場で教えてもらうことができます。

しかしながら、任せすぎて、必要以上の金額を決済されたりするといった犯罪が行われるリスクがありますので、十分注意が必要です。

操作は日本でPayPayや楽天ペイなどのスマホ決済アプリを使っている人がいれば基本的に使えますので、使い方はマスターするに越したことはありません。

質問は遠慮なくどうぞ

WechatPayを現地で使用する時に、エラーになったり、決済できないなど、問題が発生する場合があります。質問や疑問は歓迎しますので、遠慮なく質問してください。中国語が分かりますので、スクリーンショットをメールで送っていただければ、より精度の高いアドバイスができます。

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