スマホ決済や出入国、中国はデータ通信が必須!

WechatPayやAliPayでの決済や入国出国時の健康申告など、中国でのデータ通信は今や必須と言って過言ではありません。SIMやWifi、ローミングといった通信環境がなければ、出張や旅行中に中国で不便をこうむることがままあります。

中国でデータ通信環境が必要な背景

「海外でモバイルなんて・・・。」と思われるかもしれません。今や中国は日本よりも進んだキャッシュレス大国。中国は日本とは異なり、スマホ決済が使えない所がないくらいほぼ100%普及しています。

「日本のように地図くらい現地であるでしょう。」という気がするかもしれませんが、スマートフォンや4G・5Gの普及が劇的に進み、町中で地図が売られなくなり久しい情況です。

このように、スマートフォンと4Gや5Gといったデータ通信ができるSIMカードやWifiルーターがなければ、スマホ決済すらできず、中国では快適な旅行がままならないのが現状です。

滞在先での行動に広がりが生まれる

データ通信を整えてスマホやタブレットの端末を使った現地モバイルが活用できると、滞在先での楽しみが大幅に増えます。

昔のように「現地の方に聞けば知っている。」という時代は主流ではありません。何度も経験しましたが、現地のことを知らない現地の人は結構多いのが現状です。今では、旅行者が知らないがゆえにおいしい名物や絶景を逃すこともあり得ます。

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いかにデータ通信が滞在に役立つか

では、具体的にどのようなことをするのに役に立つのか具体例を挙げていきましょう。

データ通信の活用方法例

  • オンライン地図を見て今いる場所を確認する
  • 地下鉄やバスの乗り継ぎルートを調べる
  • 口コミサイトで現地の人しか行かない評判の飲食店を探す
  • 鉄道切符を購入する
  • 人数が多いのでタクシーを2台手配する
  • 天気予報を確認する

持っていく端末はどうすればよいか?

では、中国へ持っていく機器構成をどうすればよいかですが、旅行や訪問などプライベートな渡航であるなら、経験上、SIMフリーのスマートフォンがあれば十分です。

1都市の同じホテルに滞在する形態であれば、タブレットを持参すれば、画面がスマホより大きいのでホテルでのネットでの情報収集がしやすくなります。

外でも使えますが、SIMカードスロットがないタイプがほとんどなので、Wifiが開放されている所やテザリングをしなければ、データ通信ができません。

ビジネスなど業務渡航の場合は、ノートパソコンを持っていく必要があるケースも多いでしょう。タブレットと同様に、モバイルをしてもデータ通信ができなければ、できることが限られます。

インターネットを使う場所や用途によって、SIMカードを使うか、Wifiルーターで対応するかどうかが変わってきますので、中国の滞在先でどのような使い方をするのか想定すると追加で用意するものかはっきりします。

テザリングが出来ると便利

国内海外に限らず、外でモバイルするときによく出てくる用語です。

手持ちのスマートフォン以外にノートパソコンやタブレットをお持ちの場合に、他の端末でも使用できるように接続元の端末で設定を行えば、すべての機器で同時に通信を行うことができることを指します。

当然ながら、データ容量の消費はすべての機器で使用した通信量の合計となりますので、ご注意ください。

中国でのデータ通信活用例

こちらでは、中国の現地で活用できるケースごとに具体的な事例を解説していきます。

入国・出国時の健康申告

日本人に限らず、出入国者に対して「出入境健康申報」(Health Declaration)を義務付けており、WEBサイトやWechatのミニアプリで入力して、QRコードを表示したものを読み取り機にスキャンさせなければなりません。現地の案内表示や係員はそのように案内しています。

具体的な申請手順

どのような手順で健康申告を行うのか、万が一データ通信環境がない場合の対処方法などについて、「【解説】中国出入国時の健康申告事前登録方法」で解説していますので、ご参照ください。

現地での消費にスマホ決済

コロナ後初めて、2023年9月に観光ビザを取得して4年ぶりに中国へ旅行に行きました。2019年当時もキャッシュレスは結構進んでいましたが、今では以前の現金と同じような使い方まで進化しており、大変便利になっております。

現金の位置付けが相対的に低下しています。日本とは異なり、バスではお釣りはでなかったり、小銭への両替はしづらいなど、中国では現金での支払いで不便をこおむることが結構あります。

現金やスマホ決済など種類により特徴を解説した「中国旅行、現地での支払方法は何がある?」で詳しく取り上げています。

地図はオンラインが基本

日本では、観光地に行けば観光案内所があって、そこに無料で地図が得られるのが普通です。実は、中国ではこれはあまり通用しないと考えるほうが無難です。

10年以上前にデジタル化とスマホ、4Gデータ通信の普及が同時に進み、紙媒体の地図がほぼ消滅しました。まれに、観光案内所に地図がある場合があるようです。

1990年代に購入した紙媒体の地図(1)
1990年代に購入した紙媒体の地図

20年以上前に中国へ行かれた方は懐かしむかもしれませんが、当時は、町の玄関となる駅や長距離バスターミナル前には必ずって言ってよいほど、地図を売る売り子がいました。

3元〜5元だったと記憶していますが、売り子によって値段が微妙に違っていて値引き交渉するのが楽しかったのを覚えています。

西安駅前で時刻表は売っているか?(1992年8月)
西安駅前で地図や時刻表は売っているか?(1992年8月)

その地図を片手に町歩きをするのが旅の定番でした。ビジネスで初めて訪れた方も地図で位置関係を確認するのに役だったかと思います。

本屋に地図が売っていることがありますが、本屋の数自体が少ないですし、折り畳みではなく冊子の形が多く、入手するのに手間がかかります。

天気予報は現地の人に聞いて分からない

宿の主人やスタッフに「明日の天気はどうですか?」と聞いてもはっきり答えてくれないことや今日の天気すら「分からない」と言われることが多くなりました。

理由は家で新聞を購読する習慣が日本ほど普及していないことやスマホで情報が取れるようになったからです。

私たちと同じレベルなので、聞かなくても、データ通信があれば、調べることができます。百度のWEBサイトで「北京 天気」と日本語で入力しても結果が表示されますので、ざっと検索結果を見るだけでも分かる場合があります。

交通経路検索

中国語入力が出来る方はバスや地下鉄など交通機関の経路検索ができますので、すごく便利です。ただ、思ったような結果がでない場合があるので、地理的な位置関係を知っているならば、別ルートを探すといったことも可能です。

今やトイレ検索も可能に

2023年9月の中国旅行で気づいたのですが、中国でも公共施設と位置づけられている公衆トイレがスマートフォンで検索できたのです。

近くのトイレを日本語検索で実現!

実は、日本語入力でも検索結果が出てきますがコツがありあす。「トイレ」と入力したらだめだったのですが、「公共トイレ」と入力すれば検索ができるのです。

① 百度地図アプリを起動。
② GPSと連動していれば現在地周辺が表示されます。
③ 上部にある検索窓で「公共トイレ」と入力。
④ 右端の「搜索」(検索ボタン)を押す。
⑤ 近くにあるトイレが検索結果として表示される。

「公共厕所」「公厕」「 公共卫生间」何れも公衆トイレのことです。少し地図の位置をずらして 上方にある「在此区域搜索」(この区域を検索)を押すと表示されているエリアの公衆トイレが検索されます。

屋内のトイレは検索結果に含まれず、屋外に独立して設置されている公衆トイレが検索対象です。何れにしても知っておくと便利な情報です。

鉄道切符のネット購入

鉄路12306という中国鉄道公式WEBサイトがあり、ユーザー登録と実名認証が必要である程度のハードルがあるものの、一度登録してしまえば、この便利さに変えられるものはありません。家ではウェブサイトですが、外出先ではアプリを使っていました。

WEBで購入して、外国人は駅の窓口で受け取る流れですが、中国人は受取専用の券売機があるので、窓口に並ぶ人は大分減りました。
列車によってはスマホで表示するWEBチケットで対応できるようです。

タクシー手配が手軽に

日本で「DiDi」と言えば分かるかもしれませんね。もともと中国が発祥のサービスで、「滴滴出行」といいます。

北京や上海、広州といった大都市はもちろんですが、各省の省都クラスの大きな町で使えるのも当たり前で、更に規模が小さい市や県クラスの町でも比較的使えるくらい広まっています。

昔は、白タクが横行したり、並ばないとタクシーに乗れないなど色々不便なところがありましたが、これまでタクシーを使うときにあった不満が解決されているからです。

このアプリはすごく便利でよくできています。外国人である私から見ても、多くの人が使うのがよく分かります。

まとめ

旅行や仕事での滞在中を楽しくするために、欠かせないポイントを改めて挙げます。

  • 中国滞在中はデータ通信環境は欠かせない。
  • 現地の人は思ったほど情報を持たず、スマホ頼り。
  • キャッシュレス決済はほぼ100%で使わない手はない。
  • アプリを利用すれば様々なことができる。
  • 準備次第で、楽しさが思いがけない出会いが生まれる。

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