直行便より経由便が安い! 格安航空券価格逆転現象
中国東方航空の格安航空券を2019年に購入した時、料金をWEBで調べていたら、近くへの直行便より遠くへ向かう経由便の方が安いことが分かりました。
日本ー北京ー西安往復でした。日本ー北京往復よりも安い逆転現象でして、1日だけでなく、何日かそのようなケースがありました。
格安航空券の価格はTrip.com、スカイスキャナー、Expedia、航空会社公式ページで調べました。
行先 | 経由地 | 価格 |
北京 | 直行 | 34,600円 |
西安 | 上海 | 31,800円~34,300円 |
西安 | 北京 | 32,200円~35,090円 |
太原 | 北京 | 33,300円 |
太原 | 煙台 | 31,400円~32,600円 |
どこかのゲートウェーを経由した他の都市行きは他にもありまして、蘭州は34,000円、武漢は32,000円、長春32,000円、一方で、洛陽ですと47,000円、運城は42,000円など、経由便が高くなる都市がありました。
旅行やビジネスによる渡航者数が違うため価格が逆転しているものを思われます。日本発で北京経由の他の地方都市への便も同様に安いケースをいくつも見かけました。
現在は、コロナが落ち着いてきており、日本と中国を結ぶ航空路線が復活しつつあるのですが、まだそこまで選択肢が多い訳ではありません。
一番太い血管部分が現在は細くなっていて、それを太くしようとしている最中と形容できます。
地方都市から中国への路線は北京や上海といった大都市が多数を占めますので、乗り継ぎ便の格安航空券が出回る可能性があるため、中国の旅行先を考える際に、経由便の利用を検討されるとよいでしょう。
東京発着だけでなく、関西、中部を始め、地方都市と中国を結ぶ直行便も復活しつつあるなかで、格安航空券市場がどうなのか、興味深いものです。