中国の列車で《无座》に乗ると地獄?

汽車旅をすれば必ず登場する中国語の単語《无座》、発音は wúzuò ウーズゥオです。

無座(座席指定なし)
無座(座席指定なし)

中国で購入する鉄道の切符は基本的に指定席ですが、この言葉を見たら要注意。

「座席指定が無い」という意味ですので、例え空席を確保しても、その指定券を持っている人が来れば、すぐにどかなければならない場合が多々あります。

途中駅でどうにか座ることができても安心できない切符です。せめて、荷物は棚の上に置けるといいのですが。

春節(中国の旧正月)の前後などふるさとへの帰郷や都市へ戻るといった移動需要が多くなる時期は、無座で乗車してくる人も多く、通路や棚、車両と車両の間、果てはトイレまで人があふれている状態光景もざらではありません。

中国では数百キロもざらですが、それも短距離の範疇に入ります。

がらがらの鈍行列車ではあえて《无座》で販売している場合があります。

指定して売るほどではないということなのかもしれません。

切符を買ったら必ず確認しましょう。席取りをするしないで気構えがだいぶ変わります。指定席を買いたいときに使うフレーズは別で紹介します。

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