上海-昆山-蘇州が地下鉄で結ばれる

2023年3月1日、上海と蘇州が地下鉄で結ばれました。同日から試運転が始まり、2023年6月に正式に開通予定で、蘇州軌道交通11号線が昆山の花橋駅と蘇州の唯亭駅を結ばれました。

江蘇新聞「蘇州S1線 全線電通」
江蘇新聞「蘇州S1線 全線電通」(開通前の動き)

最初は、2013年10月に上海市と江蘇省昆山市間に中国初の省を跨いだ地下鉄が開通。上海地下鉄11号線支線として安亭駅から上海市を越えて昆山市の花橋まで6kmを延伸しました。運賃は7元。上海地下鉄11号線は世界で一番距離が長い地下鉄と言われ、総延長82.4km、38駅、途中15路線と乗換え可能です。

蘇州軌道交通(花橋-唯亭)
蘇州軌道交通(花橋-唯亭)

蘇州軌道交通11号線は、蘇州工業園区の唯亭駅から昆山の花橋駅までの28駅、41.25kmで、上海地下鉄と直通ではなく、同駅と上海地下鉄11号線花橋駅両駅は100m余離れているとのこと。接続する通路が設けられ、安全検査なしに5分で両者間の乗り換えが可能なる見込みです。

ちなみに、上海-蘇州(昆山)と同様に、隣接都市間を結ぶ、地下鉄や軌道交通がある都市は、広東省の広州-佛山、浙江省の杭州-紹興です。上海から蘇州への移動が地下鉄となる日が近くなりました。

コメントを残す