旅行先の"シャオミ"で発見!デザイン性を兼ねた便利グッズ

旅先でふと足を運んだ先での体験をもとに、洗練されたデザインと実用性を兼ね備えたシャオミ(小米)公式ショップの魅力を語ります。

シャオミってどんな会社?

中国発のスマートフォンメーカーとして急速に知名度を上げたシャオミ(Xiaomi・小米)は、2010年代に急成長して、スマートフォンやIoT製品で世に知られています。

最近では、家電も含めて幅広い製品を展開していて、品質と低価格を両立しています。ここ数年で、日本での知名度が上がっていて、名前くらいは聞いたことがある人が増えているのではないでしょうか。

シャオミの知名度

中国ではシャオミは国民的ブランドとも言える存在です。街中で見かける多くのスマートフォンユーザーがシャオミ製品を使い、シャオミのスマートホーム製品を導入している家庭も珍しくありません。

市場調査会社IDCの調査結果によれば、中国国内のスマホ市場シェアではVIVO、Huawei、Apple、OPPPといったトップブランドが拮抗しており、シャオミはこれらの後塵を拝するブランドに位置しています。

日本での知名度

一方、日本ではここ数年で徐々に認知度が高まってきたものの、まだ「シャオミの名前くらいは聞いたことはあるけど詳しくは知らない。」といった方が多いのが現状です。

価格重視の消費者層やテックマニアの間では人気があるものの、一般消費者への浸透はこれからという段階です。

公式ショップのオープンにより、日本でのブランド認知度が一気に高まることが期待されています。

中国のシャオミ公式ショップ

中国では「小米之家」(Xiaomi zhi jia)という名称で全国各地に1,000店舗以上を展開されていて、主だった大型ショッピングモールに必ずと言っていいほど入っているくらいの知名度です。

北京だけでも200軒以上、福建省なら70軒以上あり、大都市だけでなく、地方都市にも出店しており、人々の生活に浸透しています。

商品ラインナップ

販売している商品が多岐にわたり、総合電器メーカーのような種類を揃えています。

  • スマートフォン、タブレット
  • モバイルバッテリー、充電器
  • ノートパソコン
  • スマートデバイス
  • PCモニター
  • ワイヤレスイヤホン
  • 生活家電、調理家電
  • リュック

シャオミショップの店舗デザイン

特に印象的なのは、Apple Storeを彷彿とさせる洗練された店舗デザインです。白を基調としたミニマルな空間に製品がシンプルに展示されていて、高級感があります。製品に自由に触れることができるようなっています。

ここ数年の中国旅行で私が必ず立ち寄るのが、各地のシャオミショップ(小米之家)です。

訪問した実際の印象

福建省泉州市を訪れた際、たまたま知り合った地元の方に案内してもらい、市内の大型ショッピングモール内にあるシャオミショップを訪問しました。

店内はそれほど広くはありませんが、スマートフォンから生活雑貨まで、実に多様な製品がスタイリッシュに展示されていました。バッグや周辺機器など、見ているだけでも楽しくなるアイテムが豊富で、ワクワク感がありました。店員さんの応対も親切でした。

お勧めポイント

  • 屋内店舗で安心
    雨や雪といった天候を気にする必要なく、ショッピングモールや独立店舗内でゆっくりと商品を選べます。
  • 夜まで営業
    観光後や夕食前など、日中の忙しい時間帯を避け、ゆったりと楽しむことができます。
  • デザインと機能の両立
    日本市場でも通用する洗練されたデザインと、使い勝手の良さが評価されています。
  • キャッシュレス対応
    日本と同じように手軽な決済方法が対応していて、現金なしでも購入できます。

シャオミショップで見つけた便利グッズ

数あるグッズが売られている中で、特に目に留まったのが一風変わった形状の ”デジタルスケール”(重量計)です。

普通の計量器とは一線を画すデザイン。細長い形状で、両端を広げることで大きなものも計測できる設計になっています。

福建省泉州の小米ショップで購入した計量器
福建省泉州の小米ショップで購入したデジタルスケール

素材はチープなプラスチック製ではなく、ステンレス系の金属で作られているため、耐久性もありますし、電池式で交換がきくため、長期使用にも対応しています。

日本でも大きくて軽い物を量れる計量器を方々探していましたが、このような形状のものは一度も見かけたことがありませんでした。「これだ!」と直感で購入を決めました。

支払いは銀聯カードやクレジットカードに対応しており、キャッシュレスで簡単に購入できました。価格も日本円で約2,000円程度と、その品質を考えるとかなりリーズナブル。シャオミのコストパフォーマンスの高さを実感できる買い物でした。

日本にも公式ショップがオープン

これまではポップアップストアとしての出店にとどまっていましたが、2025年3月、とうとう日本にもシャオミ公式ショップがオープンです。

何れも埼玉県内でイオンモールとの協業による出店です。

  • イオンモール浦和美園店 2025年3月22日
  • イオンモール川口店 2025年4月5日

店内には160種類以上の製品を販売。グローバルのXiaomi Storeのデザインコンセプトを踏襲する店舗デザインとのことです。

日本に上陸したシャオミ公式ショップでは、主にスマートフォンや家電製品が中心となる模様ですが、私が中国で見てきたような小型の便利グッズや生活雑貨などの品揃えはまだ限定的となりそうです。

少し残念ですが、今後、日本市場の反応を見ながら取扱製品を増やしていくことに期待したいところです。

日本市場の反応を見ながら、これから取扱製品を増やしていくと思いますが、中国本土の店舗のように、徐々に多様な品揃えになっていくこと、シャオミショップが日本各地に展開されることを願っています。

まとめ

中国旅行の際には、ぜひ現地のシャオミショップ「小米之家」に足を運んでみてください。日本ではまだ手に入らない、旅行者にも役立つ便利なグッズとの出会いがあるかもしれません。

現地のショップで、日本ではまだ手に入らない便利グッズをぜひ探してみてください。私が見つけた折りたたみ式デジタルスケールのように、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。

中国本土では既にに生活に深く浸透しているシャオミ製品。その高いコストパフォーマンスと洗練されたデザインは、日本人消費者にも受け入れられると思います。

シャオミという中国発のグローバルブランドを通して、最新のテクノロジーと中国人の今を体感してみませんか?

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。

新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、ほぼ毎日質問がきて、いただいた情報をブログや動画に反映している。メーリングリスト立ち上げなど、新しい取り組みも行っている。

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