避暑を目指して ~中国河南旅行記~

30年の旅歴の記録として、旅日記をモバイルで書いていた時期が長くありました。田舎と都会両方を体験しています。個人旅をどのようにしてきたかを知ることができます。過ごし方の参考としていただければ幸いです。

<日程> 2006年7月
7/15(土) 1日目 日本→北京→ 車中泊
7/16(日) 2日目 →信陽(鶏公山)→平頂山 平頂山泊
7/17(月) 3日目 平頂山(SL)→新郷 新郷泊
7/18(火) 4日目 新郷→輝県(郭亮村)→新郷→ 車中泊
7/19(水) 5日目 →北京→通州 通州泊 
7/20(木) 6日目 通州→北京(朝外大街)→通州 通州泊
7/21(金) 7日目 通州→北京(北京ダック/買い物)→通州 通州泊
7/22(土) 8日目 通州→北京(マッサ)→日本

1日目 激のろ臨時列車で北京脱出  

夏の旅行の様子を出発から帰国まで、リアルタイムとまではいきませんが、GPRSができる携帯電話+ノートパソコンでお伝えしたいと思います。

本日は7月15日土曜日。3連休の1日目ということで、中部国際空港には7:40過ぎに到着しましたが、
連休を海外ですごそうという人が多いようです。
トイレでも中国へ行かれるおじさんが上海経由で桂林など会話を交わしていました。

JAL北京行に搭乗するのですが、E-ticketですので、H(でなければGのはず)JLチェックインカウンターの奥、安全検査側に自動チェックイン機がありまして、ここは、1人、2人いるだけで、係員が1名いて、親切に教えてくれました。
E-ticketの紙を持っていなかったのですが、JMBカードとパスポートがあれば、座席指定も含めてチェックインできます。
時間にして1分。荷物を預ける場合は、その左隣に専用カウンターがあるので、そこで並んで預けます。4-5名並んでいました。

通常のチェックインカウンターは仕切りをしていて、それでも人がいっぱいで、カウンターにたどり着くには、目分量ですが20-30分くらいかかると思われます。

念のため、発券カウンターで帰りのチケットを出してもらい、安全検査、出国審査。並んではいますが、流れはスムーズで、ほぼ待ち時間なしで安全検査へ、そして出国審査へ。
全部ブースオープンしていませんでしたが、各ブース10名程度で5分もかからずに抜けることができました。

JLの北京線の搭乗口は確か、上海線も近くだったと記憶しています。逆T字型の先端へ向かう途中で、さらに先端へ向かって右側にビジネスコーナーがありまして、そこで無料でLAN接続できます。私以外誰もいません。電源もありますし、毎回愛用しています。

JAL北京線 航空機が駐機中

直前までチベットへ列車でいけるかどうかにチャレンジしていて、駄目だった場合の行き先については、あまり時間が取れませんでした。

日本のようなむし暑さを中国でもできる限り体験したくないため、避暑をテーマに行き先を探しました。

中国語の検索エンジンで「避暑」で検索しましたら、鶏公山という名前が出てきました。場所は河南省信陽市。その西は南陽市、河南・湖北・陜西省の境に古鎮があるらしく、その北は平頂山市、SLが動いているそうです。あとは、鄭州、その北に新郷市、太行山麓へ行けば、避暑にもなるかもしれません。あとは更に北上すれば河北省、北京ですので、10日もあれば十分だと思います。

最後は、北京で、マッサージを受けたり、おいしいものでも食べたり、新しい携帯電話や録音できるデジタルプレーヤーを買えるかどうか分かりませんが、チャレンジしてみたいと思います。

広州線は最新のB767でしたが、北京線は古いB767で、パーソナルテレビもなく、機内では前方画面で放映されているNHKニュースを見たり、雑誌を読んだりしていました。

JALの中国線では機内食で、ご飯が別に出されてくる関係からか、メイン皿の量が少なくなっています。ボリュームアップという訳ではありません。お味噌汁も出てきており、まずまずです。。

11:35頃、若干早着で北京空港に着きました。
暑さは日本と変わりありません。入国審査は外国人と中国人が分けられており、外国人ブースがいささか少なめのような気がしましたが、15分程度の待ちで出ることができました。

北京で友人と会い、チベット旅遊局北京弁事処へ行きました。

その後、19:32発L95の信陽行きの臨時列車で河南へ向かいます。臨時列車は夏休み期間中運行されておりまして、出発前日にネットで知りました。
北京(西)からハルビン、長春、泰山、その他各地へ多数出ております。
私が乗ったL95次はちょうどホームへの動線の関係で、先頭から歩いて見ることができましたが、1両目に使われていなさそうな硬臥?、9号車は食堂車、他はすべて硬座でした。
北京駅で切符を買う際に、硬臥がないか聞いたのですが、メイヨーでしたが、どうりで、硬臥がないが分かりました。

臨時列車「北京西発信陽行」

19:30に出て翌日10:30着で硬座は64元。指定席ですが、3列シートの真ん中。
乗車時点で、3列に1人しかいなかったので、通路側に陣取る。乗車した13号車の最後部分のボックスのひとつ手前で、同じボックスに座る人が、空いていると思われる一番後ろのボックスに座ったため、ずっと3人部分を2人で座りました。

非空調車両の緑色の22型の車両。値段が同区間の他の列車に比べて安ければこれだと考えて間違いないでしょう。

発車までの車内は暑かったのですが、動き始めると、全開の窓から涼しい風が入ってきて、暑さで苦労することはありませんでした。

途中、運転停車に近い停車が多く、特に河北省内では、同じ駅で7本くらい優等列車に追い抜かれることがありました。30分以上停車していて、まるで鈍行のごとく、臨時列車のつらいところです。優等列車なら北京から信陽まで8時間もあればつきますが、この列車は15時間。遅すぎます。

一番つらかったのは、うるさくて眠れなかったことでしょうか。
座席なので、もともと寝づらいのですが、すぐ前のボックスから、車内放送が終わっているのに、真夜中深夜なのに、停車中に音楽が聞こえてきて、子供が歌っている。
多分、ウォークマンをイヤホンで聞かずにわざわざ直接流しているようで、これが夜中の3時くらいまで続き、いらいらしていました。

同じボックスにいたおじさんが別の理由ですが、騒がし かった最後部の若者集団に怒りの声を発しましたが、まったく耳を貸さず状態で、おじさんはあきらめて机に伏して寝てしまいました。

朝方はそれでも疲れたせいか眠ることができました。

2日目 信陽鶏公山とローカルフード

朝6時前、新郷駅に到着。
ようやく河南省へ入り、周りを見回すと、車両全体の人がまばらになってきました。乗車時はほぼ満席でしたが、途中で少しずつ下車して、いつのまにか、1人で3人の座席に転がることができるようなりました。途中からの乗車がほとんどいなかったのも幸いしています。立ち客もいなかったですし。

朝起きてから5時間、2日目、7月16日(日)10時半にようやく河南省信陽駅に到着しました。長い汽車旅でした。たとえ硬座で座れても1晩が限界だろうと、体力的にも思いました。でも、到着してみると、疲れはありますが、1日動けないとう程でもないのが幸いでした。

朝から小雨がぱらついていて、信陽到着時はやんでいましたが、避暑地として知られている鶏公山へのワゴンが駅前から出ていたので乗車しましたが、途中で雨が降ってきて、ふもとまで着きましたが、それも結構きつい雨で、雨の装備が弱く、歩くにはつらいため頂上へ行くのをやめました。

山へ向かう道の脇にある野菜販売の露店で雨宿りしているときに、信陽中心部との気温の差が5度くらいあって、朝晩はもっと差があって涼しい。といっていました。プチ避暑で1時間弱しかいませんでしたが、ふもとにいるだけでも結構涼しく感じました。

(Tips)
鶏公山
 河南省信陽市東30km程度
 マイクロの運賃は片道6元。
 車で頂上近くまでいけるそうで、その場合は+6元です。
 所要時間 片道40分-60分。
 地元の方の話ではふもとから頂上までは10km。
 徒歩で登るなら早朝向かうのがベター。
 バスは信陽駅前から出ていて、戻りは夜6~7時くらいまで
 ふもとの通りからでているとワゴンの切符売りのおばさんが
 言っていました。

帰りのワゴンが行きと同じで、ちょうど、山がよく見えるあたりで客集めしている最中に、ふもとからガスがかかった山が見えたので写真を収めて、信陽へ戻りました。

鶏公山への道は帰りですと右側に河が流れていて、線路も平行していまして、貨物列車をよく見かけました。武漢、孝感方面のバスも何台か見かけましたが、方向的には、東方向です。

北京では雨は降っていませんでしたが、1千kmも離れていると同じ平地でも天候は違うことを改めて感じました。あと1箇所山へ行こうかと考えていまして、天候がよくなることを期待しています。

信陽市内へ戻り、行きがけにバスターミナルが駅すぐ近くともう一箇所遠くないところにあるのを見かけたので、駅に近いほうへ行きました。ただ、ここは客寄せが多くて嫌だったので、買うように見せかけてでせこいでしょうが、買うほどしっかりした地図でもないので、売店で市内の地図を見て、長距離バスターミナルの場所を確認して頭にインプット。

バスターミナルは駅を背にして左斜め前の方角。上海・江蘇など華東方面のバスも結構ありますし、鄭州よりも武漢の方が近いようです。

平頂山へのバスの最終は14:30でしたが、小型で、すでに切符は売りきれていて、運転手と交渉しましたが、乗車拒否されました。

ターミナル内の売店で河南省の地図があるかどうか聞いたときに冊子の地図を出してくれたので、すぐにちょっとやみつきになりそうです。

仕方なく、どこかの町を経由しようと地図を見たら、[水累]河経由が一番近いようなので、15:00発の[水累]河行にしました。このバスの切符を買ったのが1時間前で席番は2番。出発時には2/3うまっていました。

運転手は14:15頃には来て、5分ほどで数人の乗客が乗って来て、冷房を入れてと誰かが言うと、運転手は気前よくいれてくれました。DVDの放映も出発前でしたが始まりました。

[水累]河17:40着予定でしたが、途中で荷物運搬を運転手が引き受けた後、おろす際に口論となり、30分ほど停車。その間に、停車場所の前にあった病院のトイレを拝借するが、戻るときに急に雨がどしゃぶりになり、傘がかばんの中だったの少し走っただけなのに結構濡れてしまいました。

18:10頃、[水累]河近く。
[水累]河経由して遅くまで平頂山へのバスが出ているとバスターミナルで聞き込みしましたし、乗車している人数人も同じ方向だったようで、南洛高速[水累]河のインターの手前で停車しているとちょうど、平頂山行きのバスが来たので12人くらいが乗り換え。

全員座りきれず、通路や入り口の狭いスペースに座って、何とか乗り換え希望者全員が乗れました。南洛高速ですが、南京と洛陽を結ぶ高速道路で片側2車線。日本の高速と同じで、何十キロに1箇所サービスエリアがあります。通行量が少なめ。これがあるから上海方面のバスが多いのかもしれません。

19:40過ぎに平頂山長途汽車站着。
運賃で1人15元にまけるよう他の人が交渉していましたが、できなかったようで、私もあきらめて17元を払いました。

平頂山長途汽車站についた後、SLが走っている場所を何人かに聞きましたが、まったく反応なく、たまたま聞いていたおじさんが「申西火車站」の名前を教えてくれました。
場所は、バスターミナルから徒歩でもいける距離だったので、宿探しはあとにして、行ってみることにしました。

バスターミナルのあるとおり、鉱工路をバスターミナルを背に左方向へ歩き、東湾路、と言っていましたが、?でして、たまたま、「西站路」という看板があったので、それを曲がってしばらく歩くと踏切がありましたが、あまり使われてなさそうでした。

もう少し歩くと、食堂があり、食堂を更に奥へ行くと、駅っぽい場所がありました。線路が何本もあり、貨車が多数ありますので、もしやSLがと思いましたが、夜8時過ぎており、汽笛が聞こえるものの、架線がないのでディーゼル機関車のように思えますが、確認できず、駅近くの人がそこそこ入ってたレストランで夕食を食べました。

小麦粉のクレープ状の生地に鶏肉?などがはいったものとさつま芋で作った面とビールにしましたが、残念ながら、私的にははずれでした。量は小碗でも多くて、クレープは8つか9つのっか
っていて、4本しか食べられませんでした。ビールは12元から3元まであり、地元メーカーの3元ビールにしました。

本日の夕食 小麦粉のクレープ
本日の夕食 小麦粉のクレープ 具あり

宿は長距離バスターミナル前にある旅社や招待所を3箇所行って、3箇所目にしました。最初2箇所は1部屋40元以上するので、もう少し安くて条件もまずまずの所を探して3件目。
クーラー、テレビ付の部屋で30元。試しに値段交渉したら、25元ならいいということで1泊しました。

今晩の宿 吉祥旅社
典型的な旅社の案内

地下に部屋がありまして、オーナーも住んでいるようでした。おもしろいのが、クーラーが隣の部屋と共有となっていることです。壁に空けられた空間にクーラー1台があり、室外機らしきものがなくて、細い管が私がいた部屋の端のプラスチックの洗面器にしたたり落ちていたのです。これは、夜明けには水がいっぱいになっていて洗面所まで持って行きました。数時間でいっぱいになるようです。

シャワー・トイレは共同で、トイレにあるのですが、お湯はでないとのこと。ただ、冷たくはない水、太陽光発電うんぬんと言っていました。
昨日の疲れが残っていたせいか、疲れて、テレビをつけたまま5時前まで、5時間半くらいぐっすり寝てしまいました。

安宿のベッド ぼけぼけ写真しかなくすみません

3日目 SL三昧&生ビール激安2元

起きた後に、シャワーを浴びました。
さほど冷たくありませんでしたが、クーラーの部屋に戻って、しばらくパソコンをしていると、急に寒くなってきました。

7時すぎに隣の部屋の人がちょうどクーラーを消したので、窓もなく暑くなってきましたが、荷物を整理して8時にSL探しに出かけました。

8時過ぎに部屋をあけて、リュックを無料で預かってもらい、昨晩歩いて道を再び歩く。20分もかからないと思います。

西站路を歩いて、油条を売っていた店で朝食。
ちょうど長い油条は売り切れで、油餅(1元)を食べて満腹。
辛そうな色をしたスープがあって、辛くなければ食べようかと思いましたが、辛いそうなのでやめました。

駅のホームらしきところに建物があり、駅員らしき人が何人もいたので、近づいて話を聞くことにしました。
 
駅の建物は小さくて、駅事務所といった感じでした。こちらか話かけると、一人の男性が話し相手になってくれました。

駅舎からチャイムが聞こえてくると、2本の旗を持ってホームや線路に出て、SLの運転手に紙を渡していました。

私も駅員につれられ、貨車の連結器の下をくぐり、線路へ出て、SLを間近に見ることができました。

9時前から10時15分頃まで1時間半ほどいましたがそれまでに西駅を往来したSLは6-7本、うち1本が客車、他は単独か貨車牽引、逆方向で牽引している姿もありました。ディーゼルも1本走っていました。

SLが12両、ディーゼルが5両あるとのことで、2000年に国鉄はSL全廃となり、地方鉄道で一部残っていますが、遅くとも2010年には全廃になるとのこと。貨物・旅客ともSLが見られるのはあとわずかのようです。

駅員からは日本のことについていろいろ聞かれました。

立ち去る直前に、客車を引いたSLがホームに入線しました。すごく興奮しました。銀河鉄道999といったアニメでは見かけますが、間近で蒸気機関車が見られたのです。

客車は6両くらいでしょうか。かなりの人が降りていまして、SLの後ろは貨物車で、自転車をおろす人がいました。その次の駅が東駅(中心站)で、その逆方向は十三鉱まで運行しているとのことです。

やはり、汽笛の音、近づいてくるときの躍動感、煙、SLの勇姿は写真とビデオに収めました。SLの勇姿を忘れないためにも。

河南省平頂山でSLを間近に見る

後で聞いたところでは、東站があり、そこは鉱務局の駅、SLが現役で客車を引いているらしいです。SL全廃までに、四川省の地方鉄道は旅客運転をまだしているようなので行ってみたいものです。

旧型客車を連結するSL

午後に新郷へ向かうバスがあるのですが、その切符が1時ごろ、新郷から来るバスがないと、売れないそうで、時間を逆算すると、間に合わなくなるかもしれないので、あきらめました。

SLを探す際に現地の方に聞くとき、どういった表現となるのかということに関心がありまして、過去の記憶も交えて例示したいと思います。

SLは中国語で「蒸気机車」、「煤車」。と地元の方や駅の方が行っていました。

SL構内を運行中
蒸気機関車は中国でも貴重です

あと、黒龍江省の双鴨山で初めて中国でSLを見た時に出てきたのは「焼煤的火車」と言っていました。これまではこれを使っていました。

平頂山東駅、西駅は鉱務局管理の地方鉄道で、東駅へのアクセスは11路バスで終点まで行きます。客車での運行がまだ行われています。

平頂山市中心部の和平路歩行街入口にあるケンタッキーで避暑がてら昼食をとっています。外はじわりじわりと暑さがきてますが、日差しがきつくなく、曇り気味のため、思ったほど負担にはならないのが幸いしています。

SLを見ましたので、次の町、新郷を目指します。
午後は13:30発と14:30発があり、13:00前に長距離バスターミナルへ行き、前者の切符を購入しました。

イベコの車で、通路にも予備いすがありまして、結局満員。
通路に座ったおじさんが横に大柄な方で、安定しないのか横へ動いたり、足を開いたりで、一人席に座っていたのに、あまり快適感がありません。
冷房も乗車時からはいっていましたが、いまいち効きが悪く、すずしくありません。

17:00ちょうどに新郷バスターミナルへ。
郭亮へのバスは7時と9時に出ていて、北京へのバスは10:30と22:30(150元)の2本あります。

バスターミナル正面から左方向へ歩き、交差点を左へ曲がると新郷駅がありまして、途中駅であるためか、指定席は短距離始発以外は売っていません。鄭州発ですら無座でした。寝台が買える列車は1列車以外ありません。北京への移動が思いやられます。

駅からバスターミナルへ行ける交差点でバスターミナルの反対方向
へ歩くと、輝県へのミニバスが停まっていまして、頻発のようです。
運賃は4元。乗ってみると、涼しい風が来て、いたって快適。イベコのエアコンよりもよほど涼しいくらいです。

道路は3車線の道路で、30分強で終点に到着。19:00前で、郭亮へ向かうバスはありませんでしたが、朝7時ごろから出ているとのことですので、ここで1泊することにします。

招待所ですが、1泊の宿代ですが、エアコン(中国語では「空調」といいます)を使うかどうかで15元、30元と違ってきます。エアコンを使わない場合は、扇風機で夜を過ごすことになります。シャワーを浴びれば、身体がクールダウンするので、外で買ってきた冷えた飲み物を飲めば、それなりに過ごせることは経験済です。


昨日泊まった所は同じ条件で25元ということで交渉して30元を25元に。ただし、空調は8時間という制限がありますが、23時につけてもらい、寝苦しいことなく朝まで寝ることができました。

夜は理髪店でカット。中国ではシャンプーをしてから髪の毛を切る場合が多いようです。5元。


ロータリーの周辺が露店がたくさん並んでいて、生ビールのサーバーもあったので、ワンタンスープをつまみに飲みました。暑くてしかたなくて、勢いで生ビールを注文。何と、ジョッキ1杯2元でした。驚きです。

ひとり旅のなかで食事は中国旅行最大の楽しみです。歩き疲れた後、自分をねぎらうために一杯お酒を飲むのはいい気分です。

旅先の暑い夜に生ビールは格別

シシカバブもあったので、食後のデザートにと別の露店で買おうとしたら、3軒まわってもいずれも売ってくれませんでした。1本0.5元の2本だけでは駄目だったのでしょうか。

酔いもさめてきたので、スーパーで水とジュース、小玉スイカを半分に切ったものを買って宿へ戻りました。シャワーの後、すいかを口にしましたが、0.3元の特価品だけあって、ぜんぜんおいしくありませんでした。アイスにすればよかった。


4日目 郭亮村で避暑&夜行寝台バス

7月18日(4日目)河南省新郷市から更に田舎にある輝県郭亮村にある「天梯」を目指します。

天梯までの道のりについては別記事でまとめました。

郭亮村には1泊するつもりでいましたが、村の民家が全部民宿をやっているようで、見た目同じ2階建ての建物が連続して並んでいる所を見て、泊まる意欲が減退してしまいました。

近くに河があり、岸まで降りることができますし、洞窟や泉など、ポイントもあり、空気もいいですから、1泊する価値はあるかと思います。

街へ戻る帰りのバスにはうんざりしました。

新郷行きのバスは新郷へ行くということを確認して乗ったので
すが、途中、別のバスが南寨に停まっていて、自分が乗っていたバスに集約するまではよかったのですが、(たまにあります。)輝県に着いた時、急に私を含めた4名の乗客に、すぐに降りて、後ろにいる新郷行のバスに乗り込むよう言われて、仕方なく、移動しましたが、もちろん車掌が料金を払いました。

ただ、このバスの車掌が切符を買ったかと聞いてくる始末で、
もう買ったわと言って無視しました。

これで新郷に着くかと思いきや、「ここから39路バスが出ているから、駅へ行く乗客はここで乗り換えて。」と車掌がいきなり言って、ぞろぞろと降り出す。

私もそれにつられて降りましたが、よくよく考えれば、バス代は?客が払うのか?本当は駅近くまで行くのでは?

なんとも納得できず、駅まで向かうのですが、ワンマンバスで、ちょうど1元札が切れていて、両替できないかお願いしたら、断られ、外でも何人かに聞きましたが、断られました。

結局、店でアイスを買って、くずしてから次のバス停で後のバスに乗りました。

新郷には19:00前には戻りました。
駅に立ち寄り、バスターミナルへ。今晩の寝台バス下段の切符を入手。上段・下段とも同じ値段ですが、下段を選ぶ乗客が多いようです。快適性の関係からかもしれません。

この寝台バスは今まで乗った中で一番まし、言い換えれば良い寝台バスで、トイレまでついています。



枕の部分が盛り上がってて、その下には空間があり、ひとつ後ろの寝台の方の足が入る部分です。


靴は、ベッドマットを上へ上げると、小さなボックスがありましてそこへ入れるか、足を入れる空間の上に小さいですが、物を置くことができるスペースがあります。

35リットルのリュックをそのまま置くだけでは、振動で足を直撃するので、ワイヤーロックで階段に結び付けて安定させました。それでも動きますが、何回か位置の調整はしました。ただ、足へ落ちることはありませんでした。

寝台は窓側と真ん中の3列に上下二段、トイレと給水器付で、紙コップは車掌に言えばもらえます。

寝台バスは土足で上がる場合と靴を脱いであがる場合(ビニール袋はある)がありまして、今回は前者でした。揺れた車内で撮った寝台バスのトイレ

夜10時半出発で20分前くらいに新郷バスターミナル前に到着。
バスが来るまではターミナル建物前に向けてある窓口は開いていましたが、乗車が始まった頃には閉まっていました。

運転手は2人いるようで、車掌は1人。多分、翌9時半のバスとして折り返すのだと思われます。
乗客はほぼ満員。大きな荷物はトランクに入れています。

乗車後、車掌が、復路の北京→新郷の期限無しの前売チケットを85元で売っていまして、1人か2人買っていました。

途中ですがトイレがあるため、途中休憩は一切ありませんでした。
たまたま、サービスエリアに停まっているので、降りてトイレに行っていいかと聞けば、「中にトイレがあるのでそちらへ。」と案内されました。運転手がトイレへ行くための運転停車のようでした。

一部一般道を通っていましたが、北京への高速をずっと走っていたようです。

5日目 北京郊外”通州” 宿と路線バス

翌19日(水)6:30頃、予定通り、北京南郊外の六里橋汽車站(長距離バスターミナル)につきました。到着直前にアナウンスがあり、せめて10分くらい前に放送してくれると助かったのですが。河南省南陽からのバスもほぼ同じ時刻に到着しましたが、座席でした。下車場所は切符売り場の前でした。

(Tips)
新郷→北京六里橋 10:30、22:30発 寝台 150元

新郷-輝県 22:00頃まで頻発

バスターミナル近くの広場で若者がバスケを楽しむ
バスターミナル近くの広場で若者がバスケを楽しむ

北京市内のトイレは無料でして、どこのトイレでも管理人がいてもトイレットペーパーなどを販売しているだけですのでご心配なく。

バスターミナル近くの公衆トイレ
バスターミナル近くの公衆トイレ

六里橋に到着して、今日からの宿をどうしようか考えました。最初、バスターミナル向かいにあるボックスに宿紹介の文字があったので聞いたのですが、確か、60元で冷房無し、1件しかなさそうで、やめました。

大きな道路に沿って北方向へ歩きましたが、特になくて、程なく六里橋のバス停を見つけました。

六里橋東バス停の表示(古くからある表示)
六里橋東バス停の表示(古くからある表示)

バス路線の表示を見ると、北京中心部から少し離れて東部にある、四恵行きの57路があるのでそれに乗車しようとするものの、北京のラッシュアワーのすごさを実感しました。

乗り込もうとすると多くの人がすでにいて、終点までなので、座りたいのですが、座れず、何本もやりすごしていて、結局状況は変わらないので、40分くらいして、乗込みました。

六里橋東バス停 ~北京 朝のラッシュアワー~
六里橋バス停 ~北京 朝のラッシュアワー~

始発からなら確実に座れますが、残念ながら確か3駅目であるにもかかわらず、座るのは至難の業。建国門の更に南側の道にさしかかったあたりから動かなくなり、30分近く少し動いては停まり、という状況が続きました。
 
終点に到着しました。四恵のバスターミナルは6-7路線の始発となっていて、露天ですが大きくて、路線によって並ぶ場所が決まっています。長安街を走るバス路線、通州区へ行くバス路線などがあります。

郭亮での宿泊がなくなり、夜行バスでの移動となったため、結局、1日時間が浮きました。北京での宿があまり定番化していないため、少し時間をかけて安宿で個室の宿を50元目標で探してみたいものです。

バスターミナル周辺で宿を探しましたが、1件旅社がありまして、路地裏ですが、60元でテレビ、扇風機のみ。狭い空間で、これならユースのドミトリーのほうがましだと思いやめました。安宿探しは続きます。

で下車。
そこから北京市内へ戻る道を中心に探しました。

旅館への道は大通りから
旅館への道は大通りから

思ったほど、旅社は多くなく、通州区の市街地に入ってすぐの所まで、徒歩で30分くらいで、途中、マックやケンタッキー、ピザハット、マックは24時間営業、夜遅くまで営業している世紀聯華通州店、ここは、ジュースの買出しに使っています。

旅社は新華大街沿いしか見つからず、最初、3軒あたりましたが、1軒は70元で空調無し、テレビ・扇風機付、2軒はツインしかなく120元くらいからということで、これが最後で、駄目なら市内のユースにしようかと思った最後の一軒があたりでした。詳細はTipで書きましたのでご参照を。

北京市通州区中心部住宅街に安宿が・・・
北京市通州区中心部住宅街に安宿が・・・
郊外の安宿は平屋プレハブ風
郊外の安宿は平屋プレハブ風

(Tips)
紅京旅館 
通州区北苑バス停降りてすぐ、新華大街から少し奥へ入るシングルで50元。空調使用の場合、使わなければ40元。別で浴室を経営しており、シャワーは無料で使用できる。サウナもあったが、火が入っていなかった。トイレは共同。コンクリートのボックスがいくつもあるという感じ。中からの施錠は2重。窓の鍵はないが、その前に鉄格子というほどではないが、間隔があっても人は入れない。洗面器やお湯、スリッパのサービスあり。

小さな旅館のフロント
小さな旅館のフロント

結局1時間20分くらい立ちんぼでかばんを置けなかったので、結構疲れました。その夜部屋へ戻った時には、足がパンパンにはっていました。明日はマッサージに行こう。

北京郊外通州住宅街の安宿の部屋①
北京郊外通州住宅街の安宿の部屋①
北京郊外通州住宅街の安宿の部屋②
北京郊外通州住宅街の安宿の部屋②

19日朝、夜行バスで到着後、昼過ぎに宿に落ち着いて、宿探しで疲れたので、昼寝をしてから、夕方に外へ出ました。

大北窯から建国門まで徒歩で歩きました。
モトローラの北アジア本部で、L7は間違いなくGPRSとBluetoothでインターネットへアクセスすることができることを確認できましたが、MPT(ソフトウェア)が入ったCDからインストールが必要とのことです。

安宿でモバイルGPRS+Bluetoothでメール送信
安宿でモバイルGPRS+Bluetoothでメール送信

国美、大中など中国系の大型電気店ではクレジットカードはできないとのことで、デパートを中心にあたることにしました。賽特は高く、友諠商店と貴友は取り扱い無し。

20日、携帯電話を買おうと、朝陽門にあるモトローラのカスタマーセンターへ行きました。なぜ行ったかといいますと、ノートPCと携帯電話を使いGPRSへのアクセスができるかどうかjこの目で確認したいからです。

朝、十里baoにある洋華堂(伊藤洋華堂)の携帯売場でL6で同様にできるか聞いたのですが、最初は、電話で卸かどこかへ電話したようで意図が通じず、モトローラのカスタマーセンターを紹介されました。
行く前に事情を伝えて、訪問してください。ということだったので、昼過ぎにカスターマーセンターへ行きました。30分ほど待ちましたが、対応した女性では話が通じず、女性の[人直]班経理(マネージャー)が出てきて、最初はL6の実機がないといってテストを断られたのですが、それでもあきらめず、押し返すと、中へ入って20分ほどして、L6実機を持ってきて、テストができる環境が整いました。

Bluetoothは簡単に繋がりましたが、GPRSもアクセスできましたが、WEBやメールのデータの送受信がまったくできません。なぜかと思えば、MPTというソフトが入っていないからだと昨日の話にありましたが、どんぴしゃりで、マネージャーは知っているのか知らないのかあてにならないながらも、ソフトのインストールをしようとしたところ、CD-ROMのデータをノートPCではドライブがないので読めないので、LANでの接続を試みましたが失敗。カードリーダーはないという一点張りで、探すつもりもないのか、これ以上話が進まず、一旦去りました。

カスタマーセンターがある超市から更に東へ歩くと、百脳huiというパソコン関連製品の店が集中しているビルがありまして、そこで、SDカードリーダーを購入しました。40元でしたが、他では20元で売っていたというと、25元に下がり、立ち去ろうとすると20元になりました。動作確認させてくれと言うと、場所をとるからと、店にあるパソコンで確認することに。ドライバー不要で動作できました。

これを持ってモトローラのカスタマーセンターへ戻ったのは、16:00過ぎ。まず、MPTのソフトをコピーして、インストール、これで17:00前。もう一度、マネージャーと話しようと、紙を取って待つこと30分。窓口の人に読んでもらうようお願いして、30分ほどしてようやく出てきて、テストをすることになりましたが、10分ほどで、「もう下班(帰る)時間だから」と一方的に実機をとってSIMカードを返されました。

少なくとも、終了の17時前に紙を取って待っていたにも関わらず、長い時間待たされ、結局テストできず、時間の無駄となりました。さすがに明日行こうという気はせず、モトローラの携帯の購入はあきらめる方向となりました。

あと、CD-ROMが入っていないのは簡装で、別にCD-ROMを買わなければならないことが分かりました。
金飛鴻電xunなら180元(純正らしい)、カスタマーセンターはコピーCDで30元とのことでした。

たまたま、百脳huiの一角にある金飛鴻電xunはVISA/MASTERによる支払いがOKで、値段も他よりも安く、たまたまSonyEricssonの携帯を見ていたら、女性のキャンペーンガール?と男性の店員がこの画面は携帯+GPRSでつなげている。K510cなら間違いなく大丈夫だ。と男性店員が自信をもって語っていました。
もし買うなら、買う前に試してみても構わない。ということを思い出し、18時ごろに再度行きましたが、男性店員はすでに仕事からあがったようで、もし買うなら明日しかありません。
商品の知識がぜんぜんなく、比較もできないまま買うかどうかなかなか決まりません。

携帯電話の補足ですが、今の携帯電話T68iの繁体字版を簡体字版にすることができると、百脳huiの金飛鴻電xunでできるようですが、翌朝だせは夕方には渡せるとのこと。値段は100元くらい。コストパフォーマンスや設定などがすべて消えてしまうことを考えると、ネットへのアクセスの確実性が気になるので、頼むのは見送りました。

北京ダックがようやく来たのでこのあたりで。

6日目 北京ダックでランチ

百盛(パークソン)の同仁堂の店員のおばさんも言っていましたが、北京へ来るなら4月5月、秋なら9月10月がいいとうのは言うまでもなく、7月21日(金)午前、北京の暑さは尋常ではありません。昨日はそこまで暑くありませんでした。

北京の復興門にある百盛から南方向へ歩いていましたが、蒸し暑くはないのですが、日射がきつくて、路地を歩いていますと、おじいさんやおばあさんが木陰の木の長椅子にすわっていたり、路地の角にある野菜や肉など売っている商店もあり、庶民の生活を垣間見ながら歩いていると、長椿街へ出る手前に、「果木[火考]鴨」という表示がありました。

果木烤鸭
果木烤鸭

聞いてみると、北京ダックを売りにしているようです。帰国後、WEBで確認したところ、北京に限らず店頭にこの文字がかかげている場合は、北京ダックをメインに売られているお店とのことでした。

一品居食府
一品居食府は住民が行き来する通りにあります。

果物の木で焼くのでしょうか。1セット48元(1匹)、半セット(半分)26元で、11時50分に出きるのでそれまで30分ほど、待つことにしました。それくらい暑くて、涼みたい気分です。百盛でも涼しくて、正直外へ出たくありませんでした。北京ダックが出てくるまでまだ時間があるのでメールしています。

生ビール(4元)のサーバーがあったのでダックが来る前に注文。
燕京瓶ビールと同じ値段でしたので、迷わず生。少し飲みましたが、はえがジョッキの端にとまっているのをみて、中を見たら、運悪く?小さなはえがいました。店員に事情を話したら、払い戻しか交換か選択できるようで、交換してもらうことにしました。

皿がのった生ビール
皿がのった生ビールです。このように出されたのは30年来初めてでした。

待っている間に2組のお客さんが入ってきました。ランチタイムは結構込むかと思われます。

一人で食べる地元住民
一人で食べる地元住民

店の名前は「一品居」です。西城区[人冬]麟閤路臨門50号。66078838。

12:10頃に来ました。
特にシェフが鴨の皮を切る実演はなく、鴨の形の皿に半匹分のダックと、皮、みそ、きゅうり、ねぎのせんぎりが
そろいました。期待どおりくらいの味はありましたので、久しぶりのダックに満足。30元で生ビールとダックが食べられれば文句ありません。はえがいなければ更に○です。見る限り、サービスが悪いわけでもなく、ホールが汚いという訳でもありません。

北京ダック半人前セット
北京ダック半人前セット。おひとりさまでも何とか食べきれる量です。

12時過ぎたらほぼ満席。若いグループや職場の同僚らしき人、家族づれ、おばあさん一人、いろんな客層です。
ダックを頼んだのは近くでは私一人。持ち帰りの方もいました。

贅沢に2枚巻いた北京ダック
贅沢に2枚巻いた北京ダック
生地を巻いて北京ダックを口に入れます
生地を巻いて北京ダックを口に入れます

ダックはさめたらまずいので、特に皮が。量はちょうど一人分で、ビールでも飲めば満足できる量です。涼しくて、おなかもふくれたので、午後の活動をそろそろはじめたいと思います。

百脳hui(朝陽区朝外大街丙)の建物の一角にある金飛鴻電訊でSonyEricssonのK510cを購入しました。

百脳hui
百脳huiという名の携帯電話や周辺機器、パソコン関係のショップが多数入っているビルです。

モトローラの機種でGPRSへの接続チャレンジが成功せず、別に電話専用で買おうかと思ったのですが、荷物が増えるためやめました。

この機種は最近出たばかりの最新機種でして、簡装版と精装版がありまして、後者はキャンペーンでBluetoothのヘッドセットがついているようで、2300元くらいの値段が書かれていて、ヘッドセット付とありました。前者でもつかないかと聞いたのですが、すでに終了していると言われました。

購入した理由は、
 その場でGPRS接続を試すことを快く受けてくれたこと、
 2人の店員が店内やプライベートでGPRSを使っていて話が早かったこと
 支払いにクレジットカードが使えたこと
 値段交渉にも応じてくれたこと
 対応がよかったこと
でしょうか。

専門店の中でも安い方でして、同機種が違う所では、1780元(忘れました)、1700元(国美)、1858元(中復)、1900元(百盛)などありましたが、ここは1680元。

一箇所、購入直前にたまたま入った百脳hui1階の携帯屋、金飛鴻電訊に一番近い所ですが、1599元で最安値。
カードが使えないので、これをネタに値段交渉を行いました。支払った値段はまかりませんでしたが、1700元で、携帯電話を使わなくても充電できるチャージャーと国産の予備電池をつけてもらいました。
予備電池は確か、純正で580元?、国産で180元と言っていましたが、実際後者は50元と伝票に書かれていました。チャージャーも50元、携帯電話は1600元とありました。

百脳huiビルの中
百脳huiビルの中なのですが、小さいブースのような周辺機器やパソコンパーツなどを売っているショップが並んでいます。

ついでに、モトローラのL6、L7の値段を調べました。
L7 賽特2080、中復1880、華堂1890、金飛鴻1750
L6 賽特1480、中復1290、華堂1280、金飛鴻1198
MPTが入っているCD-ROMは別(モトローラ服務中心30、金飛鴻180)

ここはVISA、MASTERといった外国のクレジットカードが使える数少ない携帯屋です。そごうや洋華堂、賽特などデパート内の携帯電話売り場でも使えますが、値段や品揃え、フォローなどの問題があります。

モトローラサービスセンター
モトローラ社がメンテナンスなどのサービスをするための権限を与えて設置されたサポートセンターです。

価格調査かたがた携帯の機種ごとの値段を調べました。今回、中国で携帯を買うことができて、インターネットをするための環境が整いました。

7日目 北京市内へ

前日は携帯電話探しで一日が終わり、7日目はお土産を買ったり1日買い物をしていました。

通州区から通っていたのですが、思った以上に便利で、バス路線をしっかり把握すればいい動きができそうです。

例えば、洋華堂や藍島大厦(東大橋)のバス停には、通州へ行くミニバスがあり、23:00ごろまでの運行。小庄から通州、もしくは四恵から通州はいずれも23:00までバスがあります。そごうでしたら、109トロリーで東大橋まで行くことが可能です。

他の所からもいろんな経路でアクセスできます。北京を歩く際にバスをお使いでしたら、事前にある程度路線を下調べしておくとよいと思います。

そごうで買い物したら、100元以上買い物をすると抽選が1回できるということがありまして、1度くじを引くと、4等で、書画の購入のチャンスがあたりました。

表装代を出せば鑑定書付の絵がもらえるとのことで、トラの躍動感のある絵があったので280元しますが、今の学生の書画でも5、600元するとのことですので、まあいいかと思い、支払いました。

高如松さんの作品で、鑑定値段は空白ですが、2000元以上するはずということ、番号もついています。家に飾ってもいいですし、人にあげてもいいですし、価値が上がれば売ればいいし、いろいろでしょう。

買い物した物が多くなってきたので、百脳hui(朝外大外)の裏手の通りにある蜀地伝説という四川料理屋に入りました。

蜀地伝説のメニュー例
蜀地伝説は見かけは立派なrストランでしたが、このページのメニューは10~16元の比較的リーズナブルでした。

外観から見ても、中で見ても、誰かがプロデュースしたような、しゃれた店内で、満席でしばらく待たされました。食器もしゃれていて、炒飯の皿も平たい皿でなく、そこのある入れものでした。

酸湯魚22元、蔬菜炒飯10元、ナプキン1元でした。
お茶は無料でしたが、おいしくて急須入った2度目のお茶も全部飲んでしまいました。

蜀地伝説
蜀地伝説で食べた昼食

酸湯魚もそうですが、量が多すぎて、1人でとても食べれる量ではありません。最低2人、3-4人で一緒に食べるのが効率よい食べ方だと思います。

クレジットカードは使えなかったのですが、値段の割にはボリュームもあり、いい店でした。

ナプキンが1元だということが分かったのは、精算時にシートを見た時で、ナプキンの袋をよく読むと、工本費1元と小さく明示されていました。
使ってしまったので言うことができませんでしたが、お箸も同じ袋に入っており、いらない場合ははしはどうなるのか気になりました。

箸とナプキンが同梱 → 有料1元
箸とナプキンが同梱 → 有料1元

今回の旅行の中で、3回マッサージに行きました。
さすがに毎日行くことはできませんでしたが、今回はみんな当たりでした。

18日に夜行バスに乗る前に新郷市内の豪門貴足(解放路と中同街路口南へ50mいった東側)口腔医院の駅から離れて次のバス停すぐ。100分で30元の足裏マッサージ。かなり丁寧。

21日午後、華新麗人保険中心
西城区[人冬]麟閤路丁85号 007号の方でした。女性で3年程度の経験。
一番長いのは男性で6年くらい?小さな所で5名のマッサージ師しかいません。
こちらもなかなかのものでした。背中のマッサージも短いながらもサービスがあります。
リュックやショルダーを背負って歩いているので、これは助かりました。

漢方州
日壇路バス停から日壇路を北へ行き、ハーゲンダッツを過ぎたあたりにある道を右へ折れてすぐ。北京へ行く際はいつも1回は行っています。

いつも足裏90分ですが、へそマッサージ80分+全身60分にしました。266元。
へそマッサージはまず、へそとその周りを漢方薬で掃除してから両手を使ってマッサージします。

その後、漢方を塗った陶器の中にけむりをいぶしてへそを暖めたり、最後に毒を除去する機能がある漢方の錠剤、ちょうどへその大きさくらいをへそに入れてテーピングするなど、初めての経験で、目に見えた効果があるのかどうかはよく分かりません。錠剤は24時間のうちに溶けてなくなるそうですが個人差があるようです。


全身マッサージは肩、背中、両足、腰などを1時間かけてマッサージするもので、節々で痛みを感じました。旅行中身体を酷使したからか日ごろの不摂生からかは分かりませんが、あまりはずれなく、上手ですので気に入っています。

次は、足裏+全身か正肌術(左右肩の総合治療)にしようかと思います。

8日目 帰国

22日(土)午前中マッサージをして、すぐに西単へ向かい(15分くらい)ました。

到着後、民航大厦前のバスの切符売り場を探していましたら、

「何時のフライトか?国際線か?」と聞いているので、

「15時10分の日本行き」だと言うと、

「もう絶対に間に合わない。渋滞で1時間半かかる」とぶつぶついうので、

「チェックインは30分前まで大丈夫。問題ない」

「50分前までのはずだ。」

「自分の責任で行く。」

という会話をして、切符を買い、13:00発のバスに乗り込みました。

満員となったので12:57頃に出発して、混雑なく、20分ほどで空港方面の道路に入りました。
空港手前で混雑があったものの、13:40には国際線到着しました。

朝夕は混雑があることを計算しないといけないでしょうが、昼間は大丈夫だろうと踏んでいました。
仮にタクシーに乗っても、車が多くて動かないならバスと同じですし。
バスを選択しましたが今回は正解でした。

北京空港 ~日系航空会社チェックインカウンター~
北京空港 ~日系航空会社チェックインカウンター~

JALのチェックカウンターは誰もおらず、すぐにチェックイン完了。JMBカードとパスポート提示でチェックイン。

日本へ飛行中~窓から見た雲~
日本へ飛行中~窓から見た雲~

税関はすぐに過ぎて、出国手続も5分程度待つだけ、
安全検査は前の人がペットボトルの開封をさせられていましたが、私も未開封が2本あって、大丈夫かと思いきや、ノーチェックでした。その後、無事日本へ戻ることができました。(了)

番外編 印象に残ったこと

最後に、避暑に関する所を訪れましたが、印象に残ったことや場所をピックアップして、旅の総まとめとしてお伝えします。

星印は★★★★★が最高で☆☆☆☆☆が最低です。

北京発信陽行臨時列車L95次車内 ★★☆☆☆
 冷房無しの緑色の車両でしたが、 窓を開けたままで走っていると結構風が入ってきて、車内の扇風機などどこへやらという感じでした。

鶏公山 ★★☆☆☆
 登る予定でしたが、雨降りのため中止。信陽市内よりも数度低くて、昼間でふもとでもその違いを感じた。

平頂山で見たSL ★★☆☆☆
 北京ほどの暑さはなく、撮影や雑談をしていて、暑さはあまり感じられませんでした。

新郷から輝県へ向かうバス  ★★★☆☆
 幹線道路を速い速度で突っ走るバスに来る風が涼しくて心地よかったのを覚えています。

輝県で飲んだ2元の生ビール ★★★★☆
 暑い中、瓶ビールと同じ値段で飲める生ビール。外での一杯がたまりませんでした。

郭亮村 ★★★☆☆
 天梯登りも北京市内よりは涼しくて、すがsoumatoすがしい。断崖を上から見た時は落ちたら死ぬなと思った。

21日午前の北京市内 ☆☆☆☆☆
 日本の蒸し暑さとはまた違った暑さ。日差しが強くて、歩くのもつらい。

21日北京ダック屋&デパート  ★★★☆☆
 暑さを避けるには室内が一番。昼食まで待っていた時間、生ビールを飲みながら過ごした時間は日よけ代わりになりました。

各地の宿の冷房  ★★★★☆
 避暑と言えば外をイメージするかもしれませんが、夜を快適に過ごすことができたのは冷房のある部屋に泊まったからかもしれません。 

旅行記「避暑を目指して」は今回で終了です。お読みいただきありがとうございました。次の旅行記でお会いしましょう。

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。

新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、ほぼ毎日質問がきて、いただいた情報をブログや動画に反映している。メーリングリスト立ち上げなど、新しい取り組みも行っている。

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