講師は生徒を選べるのか?

中国語や英語など、特定の外国語をテーマとした語学講座や外国語スクールは「講師が教える」と「生徒が学ぶ」で成り立っています。

講師(先生)は、運営上開講しないという判断をしない限り、生徒がひとりでも出席すれば授業をしなければなりません。一方で、生徒は授業料を払う必要はありますが、授業に出席するしないの選択権があります。

授業料をいただく以上、講師は教壇に立つことは義務になることは当然で、やむを得ませんし、期待を背負っている以上、立たないことは許されません。

では、どうすれば生徒が途中で脱落しないよう、ミスマッチしないようにするのか?教室運営を継続するためにも、考えなければならない大きな課題です。

募集告知やWEB広報の中にできる限り、運営者や講師のスタンスを書いた方がお互いに誤解が生じず、生徒がより長く、中国語学習を続けることができるのではないでしょうか。

生徒となる対象者は、ある程度の覚悟を持った人とするのか、比較的ゆるくして、途中離脱も折り込み済みとするのか、明示することでミスマッチが減ると思います。参加前に事前面談することも同様に有効です。

参加者によっては、生徒同士の交流や接点を求める方がいらっしゃいますが、そういうニーズに応えることができるのか。

講師にとって、日々、中国語教室運営の悩みに欠くことはありません。逆に解決するにはどうすればいいか、考えたり、実践したりすること自体が楽しいという気持ちがあるから続けられているのかもしれません。嫌いでは、もしくは、義務感ばかりが前に出てしまうと、続けるモチベーションの保持が困難ですから。

どんな理由であれ「講座をやめる」と言われるのは講師や運営者にとってこたえます。できる限り、そのようなことが生じないようにしたいものですね。

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