大連~鉄嶺 鉄道移動&SARS(中朝国境を望む旅2)

1日目は大連空港に到着後、空港近くのバス停から大連駅へ市内バスで向かって、列車で遼寧省北部の都市、鉄嶺へ向かいました。大連駅は上野駅に似ていると言われています。

雨の大連駅
雨の大連駅

この旅は、2002年からSARSという感染症が流行したのですが、収束宣言が出た2003年7月5日の直後に旅行した当時の記録です。当時は、マスクをしないといけないといった制限はないのですが、空港や駅など移動のタイミングで、検温を行ったり、健康申告カードを記入したりしていました。

旅客健康報告カード記載後に切符を購入してください
「旅客健康報告カード記載後に切符を購入してください。ご協力ありがとうございます。大連駅」

鉄道駅では、旅客健康申告カードの記入提出が義務付けられており、提出しなければ切符を買うことができませんでした。

旅客健康報告カード記入場所
旅客健康報告カード記入場所
健康検査のために並ぶ乗客
健康検査のために並ぶ乗客です。体温を検知するセンサーに立たされて、カードを提出される場所だと思われます。
ぼけた写真ですみません。

現金で買える自動券売機の初期バージョンが登場した頃で、まだビニールでカバーされていて、使用開始する前の貴重な写真です。現在の券売機は全国の列車が買えるのですが、この券売機はどこまでできたのかは分かりません。

铁路客票现金自助售票机
铁路客票现金自助售票机

その後、チチハル行きの普快(準急や急行列車に相当)に乗車して、遼寧省北部の都市、鉄嶺へ向かいました。

大連発列車内の様子
大連発列車内の様子

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問を経験するベテラン旅行ブロガー、新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上 印象に残る旅のエピソード:数え切れず

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内で旅をするなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」の運営者。

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