硬臥車内&プチトラブル(中朝国境を望む旅4)

2泊目は夜行列車で車中泊となります。

日暮れ時の瀋陽駅
日暮れ時の瀋陽駅

18:15発の図[人門]行に乗って、敦化へ向かいました。

最初に駅舎に入ってから列車に乗るまでのプロセスを写真で紹介します。

瀋陽駅 セキュリティチェック
瀋陽駅 セキュリティチェック
瀋陽駅の第一待合室
瀋陽駅の第一待合室
待合室内のトイレ&手洗い場
待合室内のトイレ&手洗い場
列車毎の改札
列車毎の改札
改札からプラットホームへ
改札からプラットホームへ
瀋陽-図[人門]列車の行先表示
瀋陽-図[人門]列車の行先表示

列車に乗る際、記入必須とありました、健康カードですが、18日午後、大連駅や沈陽駅では健康カードの記入が必須でした。

翌19日夕方、沈陽駅に入場するとき、健康カードの記入は不用と言われました。その時間は17:15頃でした。

17:45頃検札が始まり、改札を通ってからホームへ向かいました。

切符を車掌に見せたのですが、
「健康カードを提出してください。」といわれたので、
「駅で書かなくて良いと言われた。」と返事しまたが、
「書いてこないと乗せない。」と頑として拒みつづけます。

仕方ないので、その場で書いて健康カードを見せたところ、
「はんこが押されていない。」といって受け取ってくれず、発車まで15分弱しかなく、大変あせりました。

仕方ないので、はんこをもらいに行こうかと動き出したところ、「站務員」の腕章をつけた中年男性がいました。

すぐに駆けよって「17:00過ぎに駅に入った時、健康カードの記入が不要と聞いたが、車掌にその旨伝えたが乗せてくれない。どうしたらいいでしょうか。」と尋ねました。

その站務員からは「何号車ですか。」と聞かれたので12号車だと知らせて、一緒にその車掌のところへ行きました。

站務員 「今日17:00から健康カードの記入が不要になった。」
車掌 「そんな話聞いていない。」
站務員 「間違いない。健康カードがなくても乗れる。」

車掌はぶつぶつ独り言を言いながらしぶしぶ切符だけで乗せてくれました。

私はその会話を聞いていましたが、車掌が私に対し、間違えた対応をしたことについてお詫びの一言もなかったのが残念でした。

沈陽から図[人門]行きのY???(番号は今確認できません。)でした。
非空調列車で、Tが頭につく列車は時刻表を見る限り、ほとんど空調ありの新型車両ですが、Kの半数、アルファベットなしの列車番号のほとんどの列車は非空調です。

廊下から見た硬臥車内
廊下から見た硬臥車内
旧型硬臥の寝台(上段)
旧型硬臥の寝台(上段)
旧型硬臥の寝台(中段)
旧型硬臥の寝台(中段)
旧型硬臥の寝台(下段)
旧型硬臥の寝台(下段)
発車後の硬臥廊下
発車後の硬臥廊下

暑いときはまどを開けないと蒸し風呂のような暑さになります。

硬座、硬臥、軟臥、食堂車の編成で、型番は車両によって微妙に違います。メモには、次のとおり書いてありました。

YZ22、YZ22B、YZ22C、YZ25B、YW22B、YW25B、RW25B、CA25B

YZは中国語で「硬座(Yingzuo)」、YWは「硬臥(Yingwo)」、RWは「軟臥(Ruanwo)」、CAは「餐車(Canche)」でした。

数字が大きい方新しいタイプの車両となります。
同じ列車で同じ料金にも関わらず号車によっては、古いタイプの車両にあたったり、新しいタイプにあたったりします。

硬臥車内設備の写真を披露します。

旧型硬臥車の和式トイレ
旧型硬臥車の和式トイレ
硬臥車の洗面所
硬臥車の洗面所
列車車内のごみ箱
列車車内のごみ箱

列車内では、乗車後に切符と「硬臥切符引換票」を車掌が交換します。到着前に、切符と交換されます。

硬臥切符引換票裏側

硬臥切符引換票
硬臥切符引換票

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問を経験するベテラン旅行ブロガー、新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上 印象に残る旅のエピソード:数え切れず

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内で旅をするなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」の運営者。

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