天まで登るはしご「天梯」(避暑を目指して その9)

【4日目 2006年7月18日(火)】  

7月18日、4日目、郭亮村へ向かいます。

出発直前に中国人の旅行者の旅行記を参考に、「天梯」と呼ばれる、字のごとく「天まで登るはしご」を目指すことにしました。解説によれば岩壁に平行な階段のようですが、リュックを背負って、ショルダーをかけて登れるのかどうか最初は心配でした。

宿の前の道にある露店で八宝粥を食べて、郭亮方面のバスを待つ。南坪行のバスが来たので、車掌を呼び止めて、旅社にあった荷物を急いで取りに行く。確認のため若干時間がかかったせいか、車掌が部屋まで来て出発を促されました。

2時間バスに揺られて、万仙山遊覧区售票処前で降りる。
降りる前だが、身分証のチェックが行われていた。地元の人間だと入場料を払う必要はないということだと思われます。售票処から少し戻った所が天梯の入り口とあったので、反対方向へ戻り、蜂蜜屋の人に聞いてみると、そこの階段が天梯だ。という。見る限り、ただの階段で、傾斜というほどではない。

ここからは、時間で動きを追っていきます。

10:13 天梯下
途中、民家でおじいさんに回逃寨への道を尋ねる。
回逃寨と郭亮村は舗装道路で結ばれているらしい。

10:35-10:50 中国移動通信の鉄塔
こんな辺鄙な所でも携帯の電波が強いのはこの塔のお陰。
ハエが飛んでいて休息しずらい。

11:07-11:10 岩盤の上で休息


11:21-11:32 本当の意味での天梯の手前 
岩盤絶壁に石の階段が合間を縫っている。


11:43-11:51 天梯の出口
中英2ヶ国語で天梯の解説の表示があります。
郭亮村と回逃寨の間にある舗装路に位置します。

間もなく天梯



11:55-12:20 回逃寨
目視ですが民家が20軒くらいで一部民宿や商店をしています。店は2軒だけ。
絵を描いている学生がいましたが、電気車みたいなバスで郭亮へ戻っていきました。


回逃寨の奥へ行くと、湧き水がたまっている場所があって、そこで両手を入れたり、顔をあらったり、タオルをぬらしたりして涼をとりました。
その後、郭亮へ向かって元来た道を戻り、天梯の表示を過ぎて30分ほどで郭亮村が見えてきました。途中、湧き水が随所に道路まで出ていました。

12:56-13:14 喫煙が唯一許されている場所
そこからは洞窟らしきものが見えました。

13:48 郭亮村駐車場発

14:13 天梯案内板前

14:42-14:47 中国移動通信の鉄塔

15:09 天梯入口
蜂蜜屋の女性に尋ねると、乗り合いの三輪車が通っているので2元で南寨まで連れて行ってもらえるとのこと。

15:40 南坪-新郷のバスに乗車
バスに乗るまでは徒歩で移動しつつバスを待つ。
三輪車に乗り込んだが南寨まで値段を聞いたところ、最初は3元といわれ、蜂蜜屋のおばちゃんが、値段は聞くと地元の人間でないことがばれるので、聞かないほうがよいと言っていたのを思い出しまして、2元にさせましたが、乗って数分後にバスが来て、男性が三輪車を停めている中で、1元だけ払い乗り込みました。

(Tips)
郭亮村 新郷市輝県
新郷長距離バスターミナル 7:00発 9:00発 17元
新郷-輝県 頻発 40分 4元 新郷駅を背にまっすぐ行き、
最初の十字路で左へ折れてすぐにマイクロバスが客待ちしている。
輝県-郭亮 あるはずであるが詳細不明。南坪行のバスに乗り、
天梯は万仙山遊覧区售票処の300mくらい手前。
表示はないが階段がある。道をはさんで蜂蜜屋がある。
バスで降りる場所としてはここがベター。
輝県-南寨-7km-沙寨村-徒歩20分程度-天梯入口
-售票処-南坪、郭亮(それぞれ別方角)
南坪で遊覧区内で運行しているバスでも移動可能。
万仙山遊覧区 35元
中国人の旅行記によれば回逃寨の日の出はきれいらしい。

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問を経験するベテラン旅行ブロガー、新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上 印象に残る旅のエピソード:数え切れず

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内で旅をするなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」の運営者。

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