WeChatPayがクレジットカードと紐付け可能に
WeChatPay(ウィーチャットペイ・微信支付)を運営するテンセント(騰詢)は、2023年7月20日、公式にVISAやMASTER、JCBなど国際的なクレジットカードブランドと連携し、日本を含めた海外のクレジットカードによる紐づけが可能となることを発表しました。
キャッシュレス決済の一般化
中国では5年以上前からキャッシュレス決済が一般化していて、支付宝(AliPay・アリペイ)とともに、二大ブランドとして中国国内で定着してきました。
中国では「Weixin Pay」を英語訳として使用されていますが、日本は「WeChatPay」、「ウィーチャットペイ」といった言い方が通用しています。
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中国で使ってみたいなど、関心があって、詳しい登録方法を知りたい場合は、「中国でキャッシュレス決済《WeChatPay》クレジットカード登録手順(2024)」をご確認ください。
併せて、関連記事「《WeChatPay》クレカ登録後に中国で使用する方法(2024)」をご覧いただければ幸いです。
これにより期待できること
日本人が中国で中国のキャッシュレスサービスを使うことが、銀行口座を持っていないとできないなど、かなり高いハードルがありましたが、これにより、ハードルが大きく下がり、アプリを使いこなす必要はありますが、現金と同じように使えるようになりました。
出典:半島都市報WEB記事
新型コロナの関係で、まだ中国への観光客は回復している訳ではありませんが、杭州で開催されるアジア大会や成都で開催のワールドユニバーシティゲームズといった国際イベントを念頭に、中国への外国人観光客数が増加することを念頭に置いた動きです。
日本のクレジットカードで紐付した後に使ってみた
自分自身も、日本で苦労してWeChatPayのチャージをして、中国で買ったSIMカードを維持しています。ちょうど、月内にチャージしないと無効になってしまうかもしれないため、実際にどうなのか試してみました。
結果ですが、2023年8月20日、実際に中国聯通の携帯電話番号のSIMカードへチャージを登録後の日本のクレジットカードを使って成功しました。
続いて、2023年9月に中国へ行きました。日本のクレジットカード紐づけができるようになってから初めてとなりますが、問題なくできました。
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WechatPay以外にも双璧を成す決済手段として、AliPay(アリペイ・支付宝)があります。こちらでは解説しませんが、興味のある方は「中国でキャッシュレス決済《Alipay》クレジットカード登録手順(2024)」や「《AliPay》クレカ登録後に中国で使用する方法(2024)」をご確認ください。
質問は遠慮なくどうぞ
WechatPayに関する質問や疑問があれば遠慮なく質問してください。中国語が分かりますので、スクリーンショットをメールで送っていただければ、より精度の高いアドバイスができます。
作者プロフィール
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1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。
中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。
新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。
【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上
安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。
1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。
ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、ほぼ毎日質問がきて、いただいた情報をブログや動画に反映している。メーリングリスト立ち上げなど、新しい取り組みも行っている。
詳細は作者紹介をご参照ください。問合せはこちらまで。
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