中国の観光ビザ取得はそう簡単でない!
観光目的で査証の取得することは20年近く前のことで、費用と手間がかかったという記憶はありますが、当時は、旅行代理店に依頼することが一般的でした。
Googleで”中国 観光ビザ 代行”をキーワードに検索しますと、代理店の中国査証取得の案内ページが多くヒットしますが、不幸にも、短期渡航のビザ取得免除が今も適用されているかのような記述を散見しました。

時点に注意
最新の状況に更新されていないことが明らかでして、観光ビザの取得代行を請け負わない代理店もあるなかで、混乱を招きかねないと危惧しています。
結局のところ、どこの旅行代理店が観光ビザ取得代行を行っているのか分かりづらいのが現状で、WEBには情報更新日や最新情報の掲載をお願いしたいものです。
対策として、Googleの検索ツールで1ヶ月以内に更新された情報に絞りこむこともひとつですが、そうなりますと情報が減りますが、逆に代行する業者が見つかりづらくなります。

検索する時点やユーザーが使用するブラウザの状況により表示される代理店やその順番が異なります。
当時と大きく異なることは、中国ビザ申請センターが大使館や総領事館がある所在地に出来て、個人でも申請を受け付けていることです。申請センターがない場合は総領事館が直接受付する体制をとっています。
申請センターは公的機関が企業化して代行しているようなイメージで料金表によれば、観光ビザも含むシングルビザの取得代金は、ビザ料金が3,000円、申請手数料が5,000円、総額8,000円で、短期査証免除がなかった頃と同水準です。

一方、代理店は、問い合わせや希望に応じきれず、法人客のみの受付のみだったり、予約制で順番待ちといった取り扱い、運用をしているケースがあり、総じて、観光のLビザ取得は簡単ではありません。
観光1次ビザの取得価格は、20年前は1万円はしなかった記憶がありますが、仮に取得代行が可能としても、ある会社は2万5千円など、万単位の費用が必要となりそうです。
こういう部分が、中国への旅行へのモチベーションを下げる原因にもなり、宿泊予約記録の提出を求めるということは、旅程の柔軟さに影響をもたらすなど、観光客が増えない要因であるのではないかと思います。
一刻も早く、日本人対象の短期渡航査証免除施策を復活させて、観光やビジネスでの人の往来を増えるよう願っております。