駅の待合室のデザイン、新旧で大きな違いが

中国に行かれた方は、駅舎の建物が大きいこと、駅の中に入って「すごい広い」と感じた方が大半ではないでしょうか。駅ですが、待合室という視点からですと、大きく分けて2種類あります。

旧来からある古いタイプの駅舎と最近増えている新しい駅舎です。前者は待合室が行先や列車により複数に待合室を構えて、それぞれに改札口やトイレ、給湯器、売店があるタイプ。後者は待合室の区分はなく、自由に行き来できるタイプで、売店やトイレは複数あります。

旧来型の中国の鉄道駅待合室レイアウト
旧来型の中国の鉄道駅待合室レイアウト

2010年以降の新しい駅舎や高速鉄道の駅舎は後者が多いです。広さもさることながら、まるで空港にいるかのようなデザインです。広すぎて何番の改札口か探すのが大変です。

新しい駅舎は空港と同じように、2階に入口があり、ホームへは上から降りる形をとるケースが多いです。古い駅舎は、入口は1階にあり、エスカレーターや階段で2階に上がり、ホームへ向かうケースや平屋で地下道を通じてホームへ至るケースもあります。

最近の中国鉄道駅待合室レイアウト
最近の中国鉄道駅待合室レイアウト

日本の駅は線路も高架になっている駅舎が多いのですが、中国はどちらかと言えば、平地に駅舎があるケースが多いと思います。新しい駅は立地は郊外が多く、広い敷地が確保しやすいということがあるのかもしれません。

同じ駅でも違いがある中国にある駅舎。列車に乗る際には、駅舎の大きさなど感じ取ってくださいね。

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問を経験するベテラン旅行ブロガー、新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上 印象に残る旅のエピソード:数え切れず

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内で旅をするなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」の運営者。

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