旅の移動手段(鉄道編)

先日は、長距離編として航空や長距離バスを取り上げましたが、今回は鉄道を紹介したいと思います。

3. 鉄道
長距離移動の定番は鉄道です。一番のメリットは、移動中でも身体を自由に動かせることです。

鉄道は、高速鉄道と一般鉄道に分かれます。

高速鉄道は、最初は、北京―天津、上海―南京くらいでしたが、2010年代には、急速に路線距離を伸ばし、中国全土へのネットワークがほぼ出来上がっています。
割引運賃はありますが、ごく限られており、航空移動と比べると、価格柔軟性はありませんが、特定の列車に割引運賃を設ける施策を行っている場合があります。

路線図を見ると驚くと思います。縦横無尽にネットワークが築かれ、日本の新幹線網など既に眼中にないくらいの充実度となりました。

高鉄網「中国高速鉄路網路示意図」(中国語)
http://www.gaotie.cn/CRHMAP/

広すぎて画面に収まらないようで、左上の矢印を上下左右に動かして、必要に応じて拡大縮小すれば見やすくなります。

一般鉄道ですが、蒸気機関車やディーゼル機関車が客車を牽引するスタイルで旅を始めた30年前も今も余り変わりません。鉄道というと、普通、こちらをイメージします。

2000年代半ばまでは、本線に蒸気機関車が走っていて、自分も廃止前に乗車してきました。

食堂車が連結され、温かい食事がいただけたり、社内弁当を買うことができ、汽車旅の楽しみのひとつです。

寝台車でしたら、昼間でもごろ寝することができますし、過ごし方も様々です。

中国鉄路地図(中国語)
http://cnrail.geogv.org/zhcn/about

このサイトは、駅名を検索すると発着列車や路線にある駅の一覧が表示されたりして、視覚的に分かるのですが、日本語版(Bata)があることが特筆されます。

日本のように私鉄や近郊電車が発達していないため、近場への移動は面倒です。特に、改札まで待合室で待ったり、長距離移動客と同じようにセキュリティを通る時間を要するため、あまり効率は高くありませんが、直線移動が可能なので、バスよりも速い場合があります。運賃はバスより安い傾向にあります。

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