マイルを貯めるのにはANAでんきでいいの?
「ANAマイルを貯めるならANAでんき」と言いたいところですが、電気料金の体系に変化がありました。
政府により光熱費の値下げ政策が実施中ですが、安心してはいけません。
ANAでんきに限らず、新しく参入した電気供給業者全体に言えることですが、燃料費調整額の上限が撤廃に踏み切り、政府の値下げ額を上回る値上げがあり得るようになりました。
新電力系以外も既存の大手電力会社(旧一般電気事業者)やガス会社もプランによっては上限額撤廃や上限額見直しを表明しました。自由料金にあたるプランが撤廃の対象です。
ANAでんきの大元であるauでんきが舵を切ったため、当然ながら上限撤廃が適用されます。政府の緩和策により半年は軽減されますが、その後はもろに影響する可能性が高いです。
詳細はこちらで紹介するサイトが詳しいです。
auでんきが電気代を値上げ!急に高くなった理由や東京電力との料金比較などを徹底解説!
https://ieagent.jp/power/audenki-neage
政府からの補助金が出る期間は様子見可能ですが、料金差が顕著となれば、月300マイル、1マイル=4円としたら1,200円相当、特典航空券の使い方によっては更に価値が上がりますが、1,200円分の優遇も吹っ飛ぶことになりかねません。
正直、計算がかなり大変です。でも、毎月の光熱水費に大きく影響するのであれば、考えないといけない課題なのかもしれません。
東京ガス ガスをご契約中のお客さまへ
https://home.tokyo-gas.co.jp/gas_power/plan/agreement/gas_info.html
2022/7/21 ガス料金に関するお知らせ(原料費調整制度における調整上限の変更)をご覧ください。
東京ガスは原料費調整制度にある基準平均原料価格は57,250円となっておりますが、2023年3月以降は156,200円が調整上限額となります。自由化以前の料金規制により調整上限額は基準平均原料価格の1.6倍とされており、その考え方を踏まえたものです。
当初の調整上限額91,600円で1㎥30.56円が原料価格変動による調整額として増額されるのですが、調整上限額が156,200円となりますと、約52.11円/㎥になるということです。
燃料高騰を機に、料金体系の見直しが各社で行われています。ご自身が契約している電気会社、ガス会社の契約内容や変更のお知らせのWEBページをよくご覧いただければと思います。
電気代の値上げが今後も続くのであれば、乗り換えをするかどうか、どこが一番負担額が抑えられるか、比較検討が必要になります。