ANAで毎年5,000マイル無理なく貯める方法
特典航空券で旅行をしたい方必見!ANAマイレージクラブ会員が、簡単な難しくない方法で1年で5,000マイル以上貯める方法をAMC会員歴&陸マイラー歴25年の作者が解説します。
現実的な貯め方をするために
これまで何十回と国際線航空券をゲットしましたが、年々、マイルが貯めづらくなってきていることを痛感していました。
読者の皆さんが少しでも低いハードルでANAマイレージのマイルが貯められるように現実的な方法を提案するということでお伝えします。
私は飛行機に乗る機会は少なく、20年以上、フライト以外の方法でマイルを貯めてきました。今回の提案は5,000マイルで、1年では特典航空券をゲットできるマイル数には到達しませんが、2年から3年の間であれば手が届く範囲内です。
ANAのマイルを年間5,000マイル無理なく貯める方法として、次の4つの方法を駆使すれば貯めることができます。
ANAマイルで年間5,000マイル貯める方法
- ANAカード会員になる
- ANAでんきに切り替える
- スルガ銀行ANA支店の口座開設
- ANAカードを日常生活で使用する
① ANAカード会員になる
ひとつ目は、ANAカード会員になり会員を継続することです。
ゴールドカードやワイドカードなら1年間カード会員を継続すると年2,000マイル、一般カードでしたら年1,000マイル貯まります。

クレジットカード機能があるため、他のカードと同様に年会費がかかります。
ゴールドカードは年会費が15,400円必要で、スーパーフライヤーズ会員を維持するために続けていますが、ワイドカードなら約8,000円、一般カードは約2,000円の年会費です。コスパを考えて会員種別を選びましょう。
② ANAでんきに切り替える
ふたつ目は「ANAでんき」です。
電気を現在使用しているサービスからANAでんきに切り替えることです。これだけで毎月200マイル又は300マイルゲットできます。
300マイルの適用条件として、クレジットカード機能付きのANAカード会員である必要があります。200マイルはANAマイレージクラブ会員であれば大丈夫です。

このサービスの良い所は、消費した電力に関係ないことです。居住している人数に関係ないのでどの家でも対象になり得ます。
ANAカードをお持ちでないの場合は月200マイルとなりますが、ANAカードを持っていれば年換算にしますと、300マイル×12ヶ月で3,600マイルゲットできます。
加入時に別でボーナスマイルが得られるキャンペーンをしてるケースがあります。
燃料調整額上限の撤廃
サービス変更に当たり注意が必要なことがあります。ANAでんきも含め、一部大手電力会社以外は値上げ上限額が適用されないことです。 燃料費高騰の関係で、影響がある可能性があります。
新しく参入した電気供給業者全体に言えることですが、燃料費調整額の上限が撤廃に踏み切り、政府の値下げ額を上回る値上げがあり得るようになりました。
ANAでんきはauでんきが大元で、auでんきが舵を切ったため、当然ながら上限撤廃が適用されます。
詳細は次のサイトが詳しいです。
auでんきが電気代を値上げ!急に高くなった理由や東京電力との料金比較などを徹底解説!
受付中止のケースも
時期にもよりますが、一部エリアで新規申込の受け付けが停止となるといったことがありますので、注意が必要です。
③ スルガ銀行ANA支店の口座を開設
3つ目は、スルガ銀行ANA支店の銀行口座の開設です。
毎月の給料振込や年金受取で毎月定額のマイルを得ることができます。何れも毎月10万円以上振り込まれる必要がありますが、給与振込は月50マイル、年金振込は月100マイル、年換算でそれぞれ600マイル、1,200マイルと軽視できない数字です。

せっかくスルガ銀行ANA支店の口座をお持ちでしたら、クレジットカード支払代金やiDeCoの引き落とし口座としても活用しましょう。クレカなら毎月10マイル、iDeCoは毎月5マイル貯まります。
長年、お世話になっています。定期預金をして抽選で1,000マイルをゲットしたことがありますし、毎月のこまごました引落しも見逃さずにマイルを得ることで、国際線特典航空券が少しでも早く手に入れられるようコンスタントに貯めれる手段です。
④ ANAカードを日常生活で使用する
4つ目ですが、日々の生活費などの支払にANAカードを使ってマイルを貯めることです。
といいますのは、JCBや三井住友VISAカードといったクレジットカード会社のポイントをANAのマイルへ移行できるからです。
ANAカード会員は他の種類の会員よりもポイントをマイルへ移行する時のレートが優遇されていることに注目します。
100円=1マイルが優遇レートで、それ以外は半分の100円=0.5マイルが基本です。

その代わり、一般会員ですと移行手数料が必要であること、ゴールド会員は年会費が高い代わりに移行手数料が不要です。
よく知られた方法ですが、あなどることができないやり方です。可能な限り使用するカードを一本化して、ポイントを貯めることがマイルを貯める近道です。
必ず生じる水道光熱費の支払や日々の食料品、日用品などで同じクレジットカードを使えば、人によって異なりますが、数百マイルを貯めることは現実的にできることです。

今では郵便局で切手を買うときもクレカが使えますし、市役所で住民票などを発行した後の支払にもキャッシュレスで対応している自治体が増えてきています。クレジットカードで生活費用の支払をすべて行うことも現実的に可能なのです。
ANAマイレージクラブのサイトでは、ANAカードの種類毎にどれくらいクレジットカードを使うと何マイル貯まるか計算することができます。

ここ数年で私自身、生活での完全なキャッシュレス生活が実現しています。
あと、ポイントの移行時期を調整することができるので、カード会社によりことなる場合がありますが、直接マイルとするよりも最長2年、実質、マイルの有効期限が長くなります。
他にもマイルを貯める方法は様々
これまで示した4つの方法ですが、毎月、定期的にマイルをゲットすることで、年間5,000マイル以上をかんたんに貯めることができることを理解いただけたのではないでしょうか。
4つの方法以外にも、加盟飲食店で貯められるグルメマイルやプロバイダー加入、各種キャンペーンの適用などでマイルを得ることができれば、更に貯まるマイルが増えます。

最近はあまりマイルは貯まらないのですが、他の手段も活用して、2年に1度は中国へ無料の航空券をゲットできるくらいは貯めることができています。
無駄遣いをしてマイルを貯めることは推奨しません。支出を最適化していても5,000マイル以上貯めることできます。
預金でANAマイルを貯める
ANAマイレージクラブで特定の銀行の指定された預金を行うことでマイルをゲットできるサービスが展開されています。
ソニー銀行 ANAマイル付き外貨定期預金
https://moneykit.net/visitor/sbwmile/lp01.html
100ドル1ヶ月で14マイル
スルガ銀行 マイル付き定期預金
https://www.surugabank.co.jp/ana/services/fixed_mile.html
10万円1年で60マイル
マイル単価を考える
預けたお金は満期になるまで動かすことができないことと引き換えに、現金で得られる利息とは別に+αでマイルが得られます。年利は他の預金金利と比較して高くないケースがありえますので、比較するとよいでしょう。
例えば、スルガ銀行の商品ですと、100万円1年間で600マイル、1マイル=4円換算で2,400円、年利0.24%と差程高いわけではありません。
1マイル当たりの価値をいくらと考えるか、利息をマイルで貯めるか、現金で貯めるかなど、どちらを選択するかは考え方次第です。
1年間で貯まるマイル数はどの程度?
1年間、ちょっとの努力の結果が次のとおりとなります。
- ANAカードを毎年継続 1,000 or 2,000マイル
- ANAでんきを年間利用 2,400 or 3,600マイル
- スルガ銀行ANA支店に給与振込 600 or 1,200マイル
- ANAカードを月2万円使用 2,400マイル
ケース① 給与所得者
サラリーマンでANA一般カードを持っていて、ANAでんきと契約し、月50,000円カード決済の場合 1,000マイル + 3,600マイル + 600マイル + 6,000マイル = 11,200マイル
ケース② 大学生
大学生がANAマイレージクラブカードでANAでんきと契約した場合 3,600マイル + 600マイル = 4,200マイル 更に会費4,000円で20人の飲み会で幹事を引き受けることでANAグルメマイルの飲食店を利用して100円=1マイルで800マイルゲット。計5,000マイルです。
ケース③ 年金生活者
年金暮らしでANAゴールドカードを在職中から持っていて、ANAでんきと契約し、月20,000円カード決済の場合 2,000マイル + 3,600マイル + 1,200マイル + 2,400マイル = 9,200マイル
マイルを貯めた後の有効活用
貯まったマイルを何に交換するかですが、コスパ的には国際線特典航空券がお勧めですが、他の用途で使いたいニーズもあるかと思いますが、どんな選択肢があるのでしょうか。
特典航空券に交換
国内線の便数は回復していますので問題ありませんが、国際線は中国線はコロナ前ほどは路線数や便数は回復していませんが、活用できる程度の便数はあります。
コインに交換
交換後、有効期限があるため、それに追われることになります。1マイル=4円相当から下がることになります。
他社ポイントへの交換
ポイント交換後にマイルへの再交換ができるかどうか、そのレートはどうなのかがポイントです。2度の交換により戻ったマイルは半分を満たないということもあり得ます。
調べたところ、ANAのマイルを100%のレートで東京メトロポイントに交換できるので、様子を見て、有効期限の延長がない(なさそうな)場合は、一旦延長して、再び、90%のレートでANAのマイルに再交換することに決めました。
WEBを見ますと、年間交換数が3万マイルを超過するとのことです。
提携先ポイントをメトロポイントに交換する(ToMeカード)
https://www.to-me-card.jp/save/exchange/index.html
ただ、ANA To Me CARD PASMO JCB Series(ソラチカカード)ひとつだけこの制約から外れます。
メトポへの交換で期限切れを回避
マイルが使いきれず期限切れになりそうな場合は、別の手段でマイルを他社ポイントに移行して、ANAマイルに戻すというやり方があります。
そこで、いわゆる《ソラチカカード》を作って、いつでもANAマイルから東京メトロのメトポへ移行できるようにしました。
To Me Card を申込
申し込みはWEBで完結可能で、入力完了から審査完了まで自分の場合は2日程度でした。審査の結果どうだったか、メールで届くので、いちいち確認する必要がなく便利です。ただ、到着までに時間を要していますが、10日余で配送されました。
これだけではANAマイレージへの移行ができません。同封されていた案内を確認しました。

読んだところ、ポイントの相互交換するには《メトロポイントクラブ》への申込が必要です。会員専用サイトがありますので申込を行いまして、使いきれない10,000マイルをメトポに移行しました。
これは例のひとつですので、自分にとって他によい選択があればそれを選択することもよいかと思います。
交換マイル数の制限
次に、ANAのマイルをメトポへ交換します。《ソラチカカード》は制約はなく、10,000マイル=10,000ポイントで交換可能です。

提携先ポイントをメトポに交換する | Tokyo Metro To Me CARD
但し、同一年度内(4月1日~3月31日)までに3口以上交換する場合に交換レートが下がることにも注意が必要です。
一度に何万マイルを交換できないため、東京メトロポイントの有効期限や交換時のルール、その時のレートを見て、マイルを使った旅の計画とも連動させて考えましょう。
メトポからANAへマイルを戻す
メトポ100ポイントでANA90マイルに交換できます。100%ではないのですが、90%で交換できるサービスは唯一無二で、他には存在しません。
《ソラチカカード》(一般カード・ゴールドカード)以外は制限があります。具体的には《ソラチカカード》は、メトロポイント100ポイント=90マイル(90%)、それ以外は1,000ポイント=600マイル(60%)です。

任意の時期にマイルに戻せば、交換完了して移行後、3年間が新たな有効期限として設定されますので、その間に使い道をゆっくり考えることが可能です。
最後に
可能な限り、高いコスパで、マイルを貯めることという視点で解説しました。
私はこの方法も含めて、様々な方法を駆使して20年以上、マイルを貯め続けて、何十回も国際線特典航空券で海外へ出かけました。マイルをため続けて、1999年からこれまで45回中国を往復して、使用マイル数は87万マイルになりました。
「地道にこつこつ、自動的にマイルを貯める。」を合言葉に、楽しくANAのマイルを貯めましょう!
クレジットカード比較に役立つ関連情報
クレジットカードの基本情報や特徴を比較する際に役立つサイトで、マイルの貯め方や最新のキャンペーン情報など掲載されています。ANAカードを含む多くのクレジットカードの詳細が掲載されており、初めてカードを選ぶ方にも役立つ内容です。
作者プロフィール

- ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
-
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。
中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。
大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。
【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上
安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。
1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。
旅先での中国語会話を実践して、通じる中国語を教えることにも取り組んでいる。中国語に堪能でVIP通訳に従事したことがあり、訪日視察団のアテンドをしたことも。経験を活かして、コミュニケーション促進のための中国語も含め講師として教えて6年超。
ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、いただいた質問に対応したり、いただいた情報をブログや動画に反映している。
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