今時のガイドブックの存在価値とは?
インターネットで無数の海外旅行の情報がえられる世の中で、ガイドブックの役割とは何なのか?テレビ東京の経済番組「ガイアの夜明け」では、地球の歩き方の編集者を通じて、切り込みました。
テレ東+ 2022年8月5日(金)ガイアの夜明け
事業譲渡された『地球の歩き方』苦境の中で見つけた”生き残り”術
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2022/026433.html
以下、上記番組の一部抜粋ですが、
それにしても、デジタル全盛の今、なぜガイドブックなのか?
「あるエリアに初めて行く人がインターネット検索だけで情報を集めると、100~1000のサイトにアクセスしなければならず、数十時間かかる。1冊の本にすべてがまとまっている形態が、現時点では一番効率的」と今井さん。
「地球の歩き方」では、1年ごとの改訂で追いつかない最新情報は、ホームページで知らせている。
なるほど、ガイドブックの価値は情報収集の短縮化にあるということには、納得しました。
大海原から欲しい情報を探すのは骨折り仕事ですので、ガイドブックには大抵、旅先に必要なことは網羅されているのは、昔から変わりませんので、そういうことができます。
地球の歩き方は、発行初期は、自ら取材にいくという姿勢で制作していたから、バックパッカーのバイブルとなり、共感を読んだはずなのですが、一時期、現地情報を旅行会社などから多数えていた時期もあったように見受けられます。
記事を読む限り、掲載内容の全部かどうかまでは分かりませんが、最新情報など、肝となる部分は、編集者が取材を行うという伝統が残っていることに旅人として安心しました。
ガイドブックを「持つ安心感」もあるのではないでしょうか。必要な部分だけ残して、コンパクトにして持っていったり、アナログな紙媒体ですが、カスタマイズが可能です。
だから、今でもガイドブックはなくならない訳です。地球の歩き方を応援したい思いは続きます。