市内バスの乗り方
町の中心部を走るバスは個人旅行者にとって、気軽に利用できる移動手段で、中国語では、公共汽车とか公交车といいます。
小さな町でしたら中心となる通りから郊外へ向かう路線が2−3本あるくらいですが、地方の中心都市であれば数十路線、北京や広州など大都市であれば何百もの路線があります。
スマートフォンの普及や無線通信網が整備途上出会った頃までは、駅や長距離バスターミナルに行けば、バス路線が掲載された地図が売っておりました。今は、地図サイトでアクセス検索できるため、販売されなくなりました。
バスの大半はワンマンで、扉が2~3あります。前方乗車後方下車が多いのですが、交通カード読み取り機がある場合は、他の扉からの乗車が可能です。現金場合は前扉から乗車してください。
運賃ですが、1990年代は3毛(0.3元)とか5毛(0.5元)でしたが、2000年代に入り1元になり、2010年代に入ると2元、3元のバスも登場してきました。
基本的に均一運賃で、前方扉から乗り運賃を投入します。地元の人は交通カードを持っているため、日本の交通機関と同じように、読み取り機にかざすだけです。
一部、郊外を走るバスで距離制を採るバス路線があります。その場合は、車掌が乗車し、乗客に行き先を尋ねて徴収しますので、基本、お釣りの心配は要りません。
支払いですが、日本と異なる部分は、運賃投入箱は単なる箱で、自動計算してお釣りが出る機能はありません。ワンマンなので、両替も受け付けません。
中国語が話せれば車内にいる誰かに両替してもらうこともできますが、最近はキャッシュレス社会であるため、現金両替のハードルは高くなりました。
乗車前に食堂や商店などで、お釣りをもらっておき、市内バス乗車に困らないようにするのが最も合理的なやり方です。
作者プロフィール
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1991年から30年間で70回以上の中国訪問を経験するベテラン旅行ブロガー、新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。
【旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上 印象に残る旅のエピソード:数え切れず
安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。
1日100元以内で旅をするなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。
中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」の運営者。
ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、ほぼ毎日質問やお便りがきて、集まった情報をブログや動画に反映している。
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