長白山天池-絶景の数々-(中朝国境を望む旅6)

7/21(月)4日目 ニ道白河→長白山→ニ道白河→松江河→長白 長白泊 

本日は、ニ道白河鎮から北朝鮮を伺えるポイントへ向かいます。それは長白山(北朝鮮側白頭山と呼んでいます)、その頂は天池といいます。ニ道白河鎮は長白山最寄りの小さな町です。

吉林省長白山への道
夜行列車で瀋陽から敦化に入り、バスで延辺朝鮮族自治州の二河白河鎮へ向かい、長白山ツアーに参加。その後、中国と北朝鮮との国境沿いに移動します。

長白山へですが、現地ツアー参加という形で行きました。
個人でも行けるのですが、車をチャーターすることになりかなり高くなることや、ニ道白河行きのバスの車掌に宿の斡旋を通じて、宿の老板が「明日どうだ。」と勧誘がありましたので、ツアーに参加することになりました。

費用は1人120元で、ニ道白河-天池までの往復交通費のみで、80元が山腹-天池の駐車場の往復で、40元はニ道白河-山腹の往復です。この他に別に入場料が60元必要です。長白瀑布15元。合計195元しました。長白山へ行くには結構お金がかかります。

ランドクルーザーのような車ですが、最大人数乗れるように、後部の荷台を座席に改造してありました。既に参加者が乗っていたので後部に座ることになりました。

ニ道白河鎮から天池までの道のりは二分されます。ニ道白河鎮から山の入口まで、往復1時間。平坦な舗装道路です。山の入口から天池の駐車場までは片道40分位です。

二道白河から長白山へ向かう道路
二道白河から長白山へ向かう道路。2003年当時でも有数の観光地でしたのでアクセスは整備されていました。

天池までの道のりは遠く、舗装道路とはいうものの、激しいカーブを何度も通って、ようやく頂上近くの駐車場へ着きました。車に酔いやすいひとはここでダウンするかもしれません。

長白山入口の大きな門
長白山入口の大きな門

天池の駐車場に着けば、天池は間近です。天池を囲むようにしていくつかの峰があります。私達は北側から天池を眺めましたが、それ以外にも、西と南方向から眺めることができます。

長白山天池最寄りの駐車場
長白山天池最寄りの駐車場。20年前は土砂の上でしたが、今はどうなっているのだろうか?
長白山天池駐車場近くのトイレ
長白山天池駐車場近くのトイレ。20年前は観光地のトイレは水洗でないのが当たり前でした。

21日の朝はよく晴れていて、霧も少なく天池を拝むには絶好の日よりでした。通常の観光ツアーでは40分程度しか滞在できないようですが、今回は特別に2時間(もともとかもしれない)自由時間となりました。

中国吉林省長白山《天池》
中国吉林省長白山《天池》

石碑や天池を望む場所で写真を撮ったり、下へ降りました。国境はボーダーと言いますが、区切りが分かる線が明示されている訳ではなく、どこが中朝国境なのかと思いながら北朝鮮側の様子を眺めていました。

対岸に民家がぽつりとあったのが印象的でした。携帯で電話したら繋がりましたので、アンテナなどあるように見えないのに、繋がるのが不思議でした。

スライドショーで画像を15枚あります。上下1つに分けました。最初のスライドショーは上から撮影したもの、次は降りた所で撮影したもの、最後に2枚の写真です。頂上や池辺の景色をお楽しみください。

  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その1~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その2~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その3~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その4~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その5~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その6~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その7~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その8~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その9~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その10~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その11~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その12~
  • 長白山天池の絶景ご覧あれ~その13~

当時の江沢民国家主席は3度天池を見ようと来ましたが、1度も見ることができなかったとありますが、今回は1回目で見ることができました。ラッキーでした。

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。

新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

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