調兵山でSL乗車体験(中朝国境を望む旅3)

7/19(土) 2日目 鉄嶺→調兵山→沈陽→ 車中泊

2日目は鉄嶺駅前の旅館の向かいある駅前バスターミナルから調兵山へ向かいました。

鉄嶺の玄関口 鉄嶺駅
鉄嶺の玄関口 鉄嶺駅
鉄嶺駅前の近郊バス乗り場
右側の白いバスが調兵山へ向かうミニバスです。
白いミニバス車内
運転席と助手席の間にある青いクッションに注目!
ミニバス がらがらの車内 
ミニバス がらがらの車内 

SLですが現役で多数働いています。上遊型で、以前見たタイプよりも小さめのような気がします。引いている客車もまた古くて、YZ22でした。今の硬座が22Bとか25Bなどで、シートやテーブルなどを見ているとかなりの年代ものでした。

調兵山駅ホーム停車中の蒸気機関車(SL)
調兵山駅ホーム停車中の蒸気機関車(SL)
当時、中国で残存していたSL 上游型
当時、中国で残存していたSL 上游型
客車をけん引する蒸気機関車
客車をけん引する蒸気機関車
中国遼寧省唐山で1985年11月に製造された蒸気機関車
中国遼寧省唐山で1985年11月に製造された蒸気機関車

短い路線が複数あったのでその中のひとつに試乗しました。値段は1元で40分のミニトリップです。
沿線はとうもろこし畑、田んぼ、農家がある程度で町はなく、炭鉱があったので、その通勤路線といった感じです。

中国遼寧省調兵山で乗車したSLの乗車券
中国遼寧省調兵山で乗車したSLの乗車券は何と、1元でした。
SL車内
がらがらにYZ22型硬座車内。「皆で心を合わせてSARSを撲滅しよう」と垂れ幕が中国らしい。
硬座車のボイラー
硬座車のボイラー お湯を沸かすためにあるものです。
とうもろこし畑を疾走するSL
とうもろこし畑を疾走するSL in 中国遼寧省調兵山
客車の最後部
SLがけん引する客車の最後部。銀河鉄道999の最後部みたい?
調兵山Trip終着点
調兵山SLミニ旅行中のホームのない駅です。支線の駅だとこのような形で残っている場合があります。

終点で引き返すSLに乗って帰ろうと思ったのですが2時間以上待たなければならないので、どうしようかと思案していたところ、車掌さんが、「一鉱」に降りたらすぐ道があるのでそこからバスで調兵山へ戻れる。という情報を聞いて、即断即決、降りました。

大明一鉱へようこそ
大明一鉱へようこそ
標語が掲げられる光景
駅前に昔の中国を思い浮かべるような標語が

「大明一鉱」という炭鉱以外周りを見渡しても何もありません。そのあたりをぶらついて、大明から調兵山へ向かう中型バスに乗って調兵山へ戻り、沈陽へ戻りました。

駅近くの道端に停まるミニバス
駅近くの道端に停まるミニバス

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。

新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

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