短距離鈍行列車を体験
企画旅では、中国の人たちが普通にしていることを体験してもらうというコンセプトのもと、2019年9月の企画旅では、陝西省の西安空港を降り立ったあと、咸陽駅から隣町の西安駅までの短い鈍行列車旅をしました。
咸陽駅の建物は、いかにも中国の駅って感じのもので、前世紀からある昔ながらの駅舎です。入り口から待ち合い、乗車までそれを存分に体験できる所でした。

何十回も旅をすれば慣れてしまい何とも思いませんが、当たり前のことが当たり前でない参加者にとって、現地の人々が実際に待合室で待っている姿や持っている荷物、暗い売店など、印象に残ったのではないかと思います。


10分ほど待合室にいたくらいで、そう長くはありませんが、既に改札口が開いていたので、検札を受けて、ホームへ向かいます。


列車は既に到着しており、無座なので、どこの号車にのっても構わないので、適当な号車に乗車。
この列車は陝西省北部の《榆林》から来た鈍行列車です。省内の短距離列車といいましても、数百キロ先から半日以上かけてやってきた列車です。

ほどなく列車は動き出しました。咸陽も大きな町で、走ってすぐに西安市街に入ってしまいます。城壁のライトアップが見えたら、終着の西安駅はもうすぐです。

西安駅に到着したら、乗客は全員下車して、車内はもぬけの殻。参加者の皆さんもそんな乗客と一緒に流れにのって、出札口へ向かいました。
