地方から悲痛の声、中国旅行へのハードル高し

中国へ旅行や仕事で渡航する前にビザの取得が必須ですが、地方在住者は管轄のビザ申請センターや総領事館へ行くのが大変なため、中国への足が遠のいています。

地方在住者の声を代弁した新聞記事

ビザ申請の煩雑さが裏目に出て、地方在住者が非常に困っているという興味深い記事が2件ありました。

太麻煩!コロナ明けでも…日中往来こんなに大変 個人情報「丸裸」、収入要件も 「北海道新聞デジタル」(2023年8月9日配信)

富山―上海「誰が乗るの」8月再開控え県民利用に壁 ビザ申請「手間が大変」 富山新聞(2023/7/15配信)

ビザの申請 手間が大変(富山新聞)

地方都市からの中国渡航需要は伸び悩み

地方都市で中国との航空路線が開設された場合、研修など他の用務需要はあったとしても、観光といった日本からの訪中需要を取り込むことができない状況です。

団体旅行は解放されたものの、処理水問題で、中国からのインバウンド客は減少に転じており、そもそも航空路線が維持ができるのか、しばらくしたら休止にならないか、不安な一面があります。

2023年8月時点の話ですが、名古屋の中国ビザ申請センターの予約が1ヶ月後で、受領が1週間後ですので、40日かかっていました。10月下旬時点ではかなり改善がみられていますが。

申請と受領で2往復はきつい!

旅行代理店が機能しなければ、本人が申請とビザ受領のために名古屋を2度往復しなければならず、そこまでして観光で旅行をしたいのかという気持ちになっても仕方ありません。

このような手間は、短期の査証免除が復活するまで、終わりがありません。いつまで続くのでしょうか。受難の日々が続きます。

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問歴を有するベテラン旅行ブロガー。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」を運営。

新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【個人旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上
【印象に残る旅のエピソード】 数え切れず
【撮影した写真】 45,000点以上

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内での滞在に挑戦するなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、海外モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

ブログをご覧になられた読者との交流も大切にしており、ほぼ毎日質問がきて、いただいた情報をブログや動画に反映している。メーリングリスト立ち上げなど、新しい取り組みも行っている。

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