【解説】中国旅行再開の鍵となる次なる要素
先日、【解説】新型コロナの5類へ変更と中国旅行再開の関連性を解く の投稿で触れました。
今回は、中国へ渡航するかどうか、中国旅行がいつ再開するかの判断材料となる三要素《日本の門戸》、《中国の門戸》、《門戸と門戸を繋ぐもの》の二つ目、《中国の門戸》について取り上げます。
中国人への日本渡航の査証発給手続きは、年明けに、日本の水際対策強化を理由に、一時業務縮小をしていましたが、親族の死亡などの事由による渡航査証発行を認めました。その後、1月29日には、発給業務を再開したことを発表しました。
日本入国時の水際対策は続いておりますが、5類になれば、中国でコロナになったとしてもインフルエンザ患者と同じ扱いになるため、水際対策自体無くなるはずです。そうなれば、中国政府がビザ発給停止を続ける根拠がなくなります。
中国の対抗措置とも言えるかもしれませんが、1月17日から中国入国時の48時間のPCR検査陰性証明書取得を求めることを告知しております。
抗議して対抗措置を採ったことについても、日本が手を引いたのに中国側だけ発給停止を続けること自体、自分たちの面子にかかわりますので、止めるはずです。
つまり、《中国の門戸》も、《日本の門戸》が開くことに伴って自然と開くということです。
中国はメンツを重んじる国ですので、基本的には双方が同じ状況になければ、納得しがたい現状があります。
5類にするということは、海外からの入国者も同様ですので、ゴールデンウィーク明けには、日本への入国がコロナ前に戻るはずですので、《中国の門戸》も、当然ながら開けられるでしょう。
そうなれば、日本人に対する中国での出入国も制約がなくなりますが、あと一つ、大変重要なことで、コロナ前に戻っていないことがありますが、それは別の機会でお話しします。