懐かしき「地球の歩き方」中国
地球の歩き方を刊行するダイヤモンドビック社が今月10月16日(日)夜の情報番組「Mr.サンデー」(フジテレビ系列)で、同社が学研プラスへ事業譲渡された前後の取り組みを特集していました。
この動きを受けて、地球の歩き方編集長を中心に編集部員の心に変化があったのですが、そのきっかけは、学研プラスの社長が地球の歩き方を手に取り、世界各地を旅していたバックパッカーであったことを話したことでした。
「地球の歩き方」が当時からブランド化が成功して、幅広い旅行者に受け入れられていたことを意味しました。
その最初に触れた歩き方が中国の1986年版だったと記憶していまして、手書きで香港の羅湖から深圳に
入る手順を紹介していて、読み手目線で編集されていたとおっしゃっていました。その本をお持ちで編集部の自席に置かれているとのことでした。
私はそれよりは新しいのですが、最初に中国へ行く時に入手したのは1990年版だったと思います。本屋の棚に並んでいました。インターネットがまだない時代で、貴重な情報源でした。旅行者からの投稿が多く、読者みんなが作っている感がありました。
北京へ短期留学した際に、語学留学先の北京語言学院敷地内の日本食堂の情報を投稿して、掲載されたことを今も覚えています。
既に処分してしまい、現物がないのが残念ですが、旅を始めた最初に入手した、インターネットがまだ使えない時代での貴重な情報源でした。
文化や歴史についてもある程度深堀りしたり、巻頭の特集があるなど、雑誌的な読み物としても使える部分は今も共通していますが、自信の旅のスタイルが変化したため、2000年前後には、地球の歩き方から卒業しました。
たまに、どのようなことが掲載されているか、図書館で借りて見たりすることがある程度というのが、現在の地球の歩き方と私の関係です。