車掌が一斉清掃 今も変らぬ伝統行事

中国で長距離列車にのっていると、終着駅に近くなって、車掌が慌ただしくなる光景を見たことはありませんか?

やらなければならないルーティンがいろいろあるなかで、ごみの回収は大きな仕事のひとつです。

1晩以上走る列車が多いなかで、硬座車両ですと100人以上の乗客が飲食をしますので、ごみが相当大量に発生します、自ら車両の端っこにあるゴミ箱まで行く人はあまり見かけません。

ひまわりの種の殻など、下に落とすのは、生活習慣だからと思われます。丸テーブルで飲食した時に、食べかすを床へ落とすといったことが日常だからです。

中国への個人旅行を始めた90年代前半にも既にありましたが、車掌が大きなビニール袋を持ってきて、ホーロー製のちりとりと、わらで束ねたほうきとのセットで、せっせと座席の周りにちらばったごみを掃いていきます。

こんな光景を見ていると「下車の準備をそろそろ終わらせないと。」と荷造りを進める自分がありました。

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