駅の出札口を出ずに最短で乗換は中国では画期的!
中国で下車駅で乗り換えする場合、列車を降りた後は基本的に駅の出札口を出て、安全検査を受けて入場しなければなりません。
乗車と降車(下車)は分かれていて、導線も別々になっています。乗車は改札口を抜けて2階からホームへ降りて、下車は地下通路を通って出札口へ出るといった感じです。
混んでいる時は並ぶだけで10分以上かかるケースがあり、発車時刻が近い場合は非常に焦ってしまいます。
そういったとき、この記事のことを思い出してください。
大きな駅には、写真にあるように、駅のなかで外にでずに乗換ができる場所が、外へ出る出札口の手前に大抵あります。

英語で《transfer》と表示がありますので、仮に中国語が分からなくても目印になります。

これを利用するには条件がありまして、次の列車の切符を持っていなければなりません。
「そんなこと当たり前じゃないか。」とおっしゃられるかもしれません。逆に、どのようにして列車の切符を入手するかを考えれば合点がきます。

この15年くらいで改善されまいたが、それより前は、乗車駅でしか切符は買えませんでした。2000年が過ぎた頃からでしょうか。オンライン化が進み、日本のみどりの窓口のように、どこの駅や代理店でも他の駅からの切符が買えるようになったのです。
异地售票と中国語で言うのですが、これがどんなに画期的なことか、当時は万歳三唱するくらいの嬉しさと驚きが入り交じった思いをしました。90年代以前の中国を知っている人はピンとくるのではないでしょうか。
今回の事例ですが、実際は、企画旅参加者の皆さんに列車乗車のプロセスを体験してもらいたいので、あえてこれを使わずに、一度出札口を出ました。