高速鉄道駅と一般鉄道駅のアクセス要注意!

中国旅行時に列車を利用することはあるかと思いますが、意外に知られていないのは、駅の立地です。

完成して何十年も過ぎている駅は大抵、町の中心部に近い便利で交通至便な場所にあります。北京駅や上海駅がその例です。北京西駅も巨大な駅舎が1990年代に出来たので、少し郊外寄りの立地です。

北京北駅や北京南駅は元々あった古い駅舎を取り壊して空港のような大きなターミナル駅に変化しました。

また、都市化が進んでいて、町の中心部に大規模な駅舎を建設することは、敷地確保がままならないため、ここ20年くらいの間につくられた駅は総じて町の郊外に立地しています。

特に、高速鉄道駅はそれが顕著でして、例えば、成都駅と成都東駅とでは10km以上離れているので、乗車駅を間違えたら、乗り遅れてしまいかねませんので注意が必要です。

北京や上海、広州、成都など中国の大都市の駅は東駅、西駅、南駅、北駅といった、複数のターミナル駅があって、方向別に列車が発着していますちなみに、駅は中国語では《站》といいます。

特に、大都市の場合、切符を買った直後に、必ず乗車駅や下車駅を確認してください。

郊外に立地する駅ですと、中心部を結ぶ路線バスが走っていますが、最終の時刻が早い場合があります。昼間や夜は本数が差ほど多くない場合があったりします。

加えて、新しい駅は、規模が大きい割りには駅を離れると食事が出来る場所がなかなかありません。中心部へ向かう広い一本道があるだけだったり、開発中でマンションくらいしかないケースも実際に幾度もありました。バス停の間隔も長くて、次のバス停まで結構な距離がある場合も散見します。

タクシーで移動すると何十元とか100元以上要することもありますが、路線バスでしたら1元、2元の世界です。上手に活用されてはいかがでしょうか。

作者プロフィール

旅人@中国旅行一筋30年
旅人@中国旅行一筋30年ブログサイト「中国旅行ドットコム」運営者
1991年から30年間で70回以上の中国訪問を経験するベテラン旅行ブロガー、新型コロナウイルス後の中国旅行に対応した最新情報から、大都会の路地裏から田舎の町や村まで足を運ぶ、ツアーでは決して体験できない独自の旅行スタイルを持つ。

【旅の実績】 訪問した省・市・自治区:32(残1) 訪問地:200以上 印象に残る旅のエピソード:数え切れず

安宿に泊まり、長距離バスや夜行列車などのローカルな移動手段を使って、現地の人々と触れ合い、肌に感じる旅をして、リアルな中国渡航情報を発信中。

1日100元以内で旅をするなど、旅の費用を抑える工夫が得意。独自の旅のノウハウを有し、モバイル経験も長く、ANA陸マイラーでもある。

中国旅行に興味がある方や個人旅行を計画している方、中国のリアルな姿を知りたい方向けのブログサイト「中国旅行ドットコム」の運営者。

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